新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

駅ノート 美作河井

2019/06/07(Fri)

…と言う事で因美線駅ノートですが、2日目美作河井駅から始める
事になりましたクラ駅長です。

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コレまたローカル線の典型的な木造駅舎ですね。…昔はコレらの駅
殆どに駅員さんが常駐してて、切符の販売やら信号システムの管理
なども殆ど人の手で維持されてたと思うと感心します。

門外漢単なる思い付きですが、鉄道の現業昭和中期ぐらい
最も「やり甲斐」があって充実してたイメージですよ。

この駅舎の特徴は、45度に角度を切った独特の形の出札口でしょう。
後で分かるんですが、次に行く知和駅ほぼ同一のデザインでした。

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いいお天気なので、まずはホームに出てみます。…1面2線の島式
ホームと、元は保線基地に使われてたと思しき広めの引込線跡
確認出来ました。

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島式ホームではありますが駅舎側1番線(に相当する方)は線路
途切れており交換機能無くなっていました。…ワンマンカー
の表示が残ってるので、割と最近まで使ってたのかな?

津山行きの列車が到着。誰も乗り降りせず、コノ後は昼過ぎまで
上下とも列車は来ない状況です。…ノンビリしてるのはイイけど、
やはり経営は苦しいかも知れませんね。

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そしてこの駅の名物が、駅舎と反対側にあるこの転車台です。機関区
などにあるやつに比べるとカナリ小さいモノですね。

使わなくなって地中に埋もれてた(奥が山の斜面なので自然と土砂が
流れてくるらしい)のを、保存のため掘り起こしたそうな。

説明によると鳥取方面から峠を越えて来た除雪車の向きを変える
ためのモノなんだそうで、先日見た「みまさかスローライフ列車」も、
この転車台の見学を目当てに往路便長時間停車するんですよ。

…確かにココから那岐までが県境の物見峠を越えるルートだから、
冬場は積雪が多いんでしょう。道路にも「冬季通行止め」の注釈が
ありましたわ。

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ココも駅ノート絵師さんに人気の駅で、多数の作品がありますね。
また「お1人につき1枚」で撮ってきました。…「美作河井という駅名に
引っ掛けて河合野好」さんを絡めたモノも多いです。

転車台を描いてる人が意外と少なかったので、私はソレを題材にして
みましょう。…些か季節外れですが除雪車の転回用と聞いたので、
試運転と言うかそんな感じ?

保線用足こぎトロッコラッセルヘッドを付けて、猫サイズの除雪車
を作ってみました。…コレで峠を越えるのは大変そうですな(無責任)

そんな感じで描いてたら、山歩きの途中休憩に立ち寄ったような人
が来て、コレが2年ほど前定年退職した会社の先輩だったんですよ。

定年後この沿線に引っ越して、悠々自適史跡巡りなどをやってる
そうな。…全く知りませんでした

暫く会社の内輪ネタで色々とお話しして、絵も完成したので次は隣の
知和駅へと向かいます。

→次回に続く



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No.68 駅ノートの記録