新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

四国まんなか千年ものがたり ③

2019/09/20(Fri)

伯備線方谷駅の付近には江戸時代山田方谷と言う漢学者の先生
の塾があったのだそうです。

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例によって実際の肖像画とは似ても似つかないカワイイ系のキャラ
立てて町興しが計画されてるようです。画像が多すぎてカットしましたが
方谷先生大河ドラマを!」みたいな署名ノートもありました。

「金曜時代劇」辺りなら何とかなるかな?

所で伯備線が開通した当時鉄道省では、人名を駅名にする例
無かったので、地域の人たちが「ココは西の角のなので」と言う
苦しいコジつけで何とか「方谷」の名前駅に付ける事が出来たそうな。

さて「四国まんなか千年ものがたり」です。今回も人気の観光列車
なので1か月前発売直後に、地元の中規模な駅みどりの窓口
切符を買いに行きました。

奈良駅外国人老害で溢れてるので、もぅ使いたくナイのです。

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よく分からず、申込用紙に「四国まんなか千年ものがたり」と書いて
窓口に出したら、そもそもマルス端末の操作すら怪しそう年配の
駅員さん「ハァ?何じゃコレ?」みたいな反応をするんでよ。

「四国まんなか千年ものがたり」ってのは車両の名前であり、列車名
としては下りがソレに「そらの郷紀行」上り「しあわせの郷紀行」
加えた名称になるらしいです。

…そんな長ったらしいの書けるかい。しかも最初は下りを取ろうと
したら既に満席だったので、第二希望として上りにしたワケですよ。
上下列車名が違うから、用紙に書くとしたら余計に手間ですね。

以上のような苦労を経て、何とか2名掛けのテーブル確保しました。
相席者ナイので気楽に使えます。

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各テーブルに時刻表お料理のタイムスケジュールを載せたパンフ
レットと、手描きから印刷した沿線案内の冊子が配られております。

多度津まで2時間と55分ですか。同区間を走る特急「南風」が遅く
ても55分通しで走る普通列車2時間弱なので、普通列車より遅い
ワケですよ。別にイイんですが一応は「特急」でしょ?

まぁ折角、景色のイイ所を走って豪華なお料理が出るんですから、
コレぐらいのノンビリさ正しいのだと思います。

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長らく引っ張りましたが、ようやく発車となりました。地元大歩危
例の妖怪法螺吹き隊のお母さん方お見送りして下さいます。
加速もゆっくりなのでしっかり鑑賞…する必要はあるのかしら?

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そもそもがダイヤの薄い区間の事であり、前後他の列車ナイ
でしょう、普通列車より遅い感じの速度で走ってます。

吉野川の対岸にある「道の駅」から、地元のカッパさん観光客の
方々手を振ってましたアテンダントさん放送で教えてくれる)。

…てかこのカッパ、ちゃんと確かめたワケじゃないけど妙に平面的
と言うか、カキワリじゃないの?

ともあれ多度津まで約3時間、今回もカナリ楽しめそうな予感ですよ。

→次回に続く



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No.173 乗り鉄日誌>JR四国

四国まんなか千年ものがたり ②

2019/09/19(Thu)

そんな感じで「四国まんなか千年ものがたり」ですが、大歩危駅
停車してるうち他の車両も見てしまおうと思いますクラ駅長です。

大抵のお客は最初に外観に興味を持つので、ホーム記念写真
とか撮る所から始めますのでね。

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中間の2号車は車体の左右で塗装が違います青い方が夏白が冬
を表現してるのだそうな。

多度津寄り3号車赤い塗装で季節はです。
各号車のドア片方のみが残されており、大きな窓がタテに2枚ある
部分はドアに見えますが開きません。…キハ185系は元々折り戸だし。

ちなみに「平日だから空いてるかな?」と思ったんですが、ギリギリ
の時刻陸橋の上に停まった観光バスから団体さんが降りてきて、
席はソコソコ埋まってしまいました

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2号車には「夏清(なつすがし)の章」と言う名前が付けられています。
大きなテーブル2名掛けのシート片方に寄せた構造で、大歩危
寄り
にはサービスカウンターが設置されいてました。

窓のブラインド閉まってたらお洒落な小料理屋さんみたいで、
とても列車内とは思えない風景ですな。

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2号車多度津寄りにはバリアフリーのトイレがあります。

で、こちら側の車内扉には「冬清(ふゆすがし)の章」と言う名前が。
3両編成四季を表すので、中間の2号車夏冬兼用なのですが、
ドノように切り替えてるのかは不明です。

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手洗い場陶器の鉢を利用した物
だったり、御当地の特産品を展示
するショーケースがあったり、
この辺は他の観光列車共通する
見せ方だと思います。

…何より水戸岡デザインでナイのが
逆に斬新と言うか、ソレに拘らずとも
色々出来るじゃん。と感じる所です。

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3号車「秋彩(あきみのり)の章」と言う名前の車両です。

インテリアとしては1号車共通した感じでしょうが、椅子の色
オレンジ色に変えられており、コレだけでもイメージがカナリ違ってくる
感じです。

と言う事で車内の様子は大体押さえる事が出来ましたかね?
なるべく人物を入れず15分でココまで記録するのは大変でしたが、
そろそろ発車時刻のようです。

→次回に続く



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No.172 乗り鉄日誌>JR四国

四国まんなか千年ものがたり ①

2019/09/18(Wed)

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…続いて伯備線の小ネタですが、
同区間単線なので、特急同士
上下交換が本来の通過駅になる
場合もあるらしく、方谷では滞在中
何度か見かける事がありました
クラ駅長です。

接近放送が「電車が到着致します
尚この電車にはご乗車頂けません。」
とか言うんで、ソレで分かります

さて「四国まんなか千年ものがたり」ですが、車内の準備が出来
ようなので、早速中へ入らせて頂きましょう。

…ソレにしても長い列車名なので、ブログの記事にした時にタイトル
1行で収まるかな?と言う懸念がありましたわ。何とかなってる?

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形式としてはキハ185系中間車を含む3両編成です。…中古車改造
がデフォルトの観光列車ですが、思い切って特急用車両を起用した
所が評価出来ると思います。…てかキハ47もそろそろヤバいのか?

階級としてはグリーン車列車種別特急フルオプションですな。
逆に珍しいと思うんですが、ソレぐらい儲けてもいいと思います。

私が買った切符は大歩危寄り、緑色の1号車でした。
乗車口オリジナルのマットが敷かれて、アテンダントさんが迎えて
下さるのは「伊予灘ものがたり」と同じ感じですね。

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1号車には「春萌(はるあかり)の章」と言う名前が付けられています。
ボックス席カウンター席交互に配置したレイアウトで、椅子の
車体と同じ緑色になっていました。

内装はシック濃い色の木材が使われています。照明無駄明るさ
なく間接照明イイ雰囲気を出しておりますよ。

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改造は四国なので多度津工場。…社長イベントに呼んで貰ってた頃、
何度か見学させて頂きましたね。平成29年だから、何だカンだともぅ
2年もやってるのか。

天井はに囲炉裏をイメージした格子があしらわれており、窓のブラインド
すだれっぽい和風のデザインでした。

最近の鉄道高速化と合理化ばかりが目立ち、魅力ある定期列車
減ってる気がするんですが、各地で特色を出した観光列車が増えてる
事に関しては「いい時代になったな」と思いますよ。

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網棚がナイので、荷物スペースとして随所に違い棚のデザインになった
ラックが置かれています。

コンセントココの中隠されてるかのように存在するんですが、
数が少ないので「早い物勝ち」になりそうな雰囲気ですね。

では折角ですから、大多数のお客さん列車の外観気を取られてる
うちに、他の号車画像で押さえてしまいます。 
 
→次回に続く



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No.171 乗り鉄日誌>JR四国