新・駅長日誌Ⅱ

さて春の青春18きっぷシーズンは無事に終わりましたが、その辺りから
世間では謎のウイルスによる自粛ムードが嵩じて…


と言うか感染拡大が洒落にならない状況に
なってきたようで、段階的に緊急事態宣言
なる物が発令されてしまいました。

そもそも私は人の集まる観光地は嫌いだし
旅に出るのも基本的には平日です。

尚且つ自分が罹患者でナイ自信もあるし、
奈良県は感染者の割合も低い…。

色々と考えた結果、普段通りに行動しても
問題ナイとの判断に至りましたクラ駅長です。

…しかし日本特有の同調圧力や監視社会はネット上にも蔓延ってます
から、Twitter上で「旅に出てる」「何処其処の駅ノートを描いた」などと
上げたら、また叩かれる事は目に見えてます。

なのでTwitterに関しては暫くの間、ソレに関する呟き中止する。そして
このブログは以後も予定通り書くけど、日付を特定出来ないようにする
事を決めたんですよ。

現状では実際の行動からブログ掲載まで１か月以上のタイムラグがあり、
Twitterの「ブログ更新しました」も止めてしまえば、通り一辺倒の客には
より特定が難しくなると考えております。

…冒頭に上げた画像は宮脇俊三氏の「時刻表昭和史」の１節ですが、
戦時中に少年時代を過ごした宮脇氏も、旅行に関しては今の私と似た
ような悩み？を抱えていたのかも知れませんね。

そしてお父さんスゲぇ。氏の父上は元軍人の政治家ですから、カナリ
厳格な人物だったろう事が想像出来ますが、臨機応変で素晴らしい。



そんな感じで日付は伏せますが、次なる駅ノート行脚の目的地として
飯田線を選びました。同線はまだ、過去に愛知県の東栄駅を描いた
だけなのですが、ソノ続きとして今回は大嵐駅と小和田駅です。

前日に車で奈良を出て、愛知県の新城市に泊まった所からスタート
しましょう。…新城（市）は東栄より南にあるので、最初に行く大嵐まで
でも70km近くあるワケですが、途中に使えそうなホテルが皆無なので。

こちらのルートインも最近出来たばかりのようで、私の古いカーナビ
には載ってませんでした。



「距離優先」でルートを選んだら矢鱈と狭い山道に誘導されてしまい
ましたが、この付近は静岡と愛知の県境が入り組んでおります。

自治体の合併でこんな山奥でも浜松市なのが笑えますが、名もない
ような小さな滝が、ココでは県境に当たるようです。



走ってるうちに大きなダムに出ました。…佐久間ダム？名前は聞いた
事がありますが、調べてみると発電と治水を兼ねた御当地随一のダム
だそうです。時間がナイのでゆっくり見学してる暇はありませんが。

…ダムの建設に当たって、飯田線も線路の付け替え工事が行われ、
工事費用はダム関連の総建設費のうち1/6を占めたそうですよ。



しかしまぁ、最短距離とは言いつつ道が狭くて小半径のカーブが多い
のと、ダムの周辺はコレまた狭いトンネルが多くて大変でした。

…そして近くに採石場でもあるのか、矢鱈と大型ダンプが多いんです。
トンネル内に退避場が作ってありますが、初めて走る道なので離合の
タイミングを読むのも大変…。

そんな苦労を経て、何とか現地に到着です。まずは大嵐駅から描いて
行きますよ。あー、コレだけで疲れたわ。

※→次回に続く

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ＪＲ奈良駅から大阪方面行きの電車に乗ろうとしたら、ホームの足元に
特急「まほろば」の乗車位置案内がありました。



…去年の秋に臨時列車として新大阪からおおさか東線経由で設定され、
評判が良ければ続ける。…と言う事で、今年のゴールデンウイーク以降
にも設定があったらしいんですがね。謎のウイルスで全面運休ですよ。

続いてると言う事はソレなりに好評だったのかも知れませんが、奈良は
また「ＪＲの特急列車が来ない県」になってしまいました。

てか京都～奈良で１時間毎ぐらいに設定してくれたら日常的に使うのに
と思っておりますクラ駅長です。

さて富山県から岐阜県に入ってる駅ノート旅です。
泊まったホテルで夜中に目が覚めて、ふと天気予報のアプリを見たら
見事に雪予報だったワケですが、まさかと思って窓の外を見たら…



ホントに降ってやがります。時期としては３月の下旬、間もなく４月かな
と言う状況なのに、流石と言うか何というか…

左の画像は上下で１時間ほどの時間差があるんですが、見事に真っ白
になりましたね。で、明るくなったら除雪車が絶賛大活躍中！



朝６時半からの朝食を開始直後に頂き（鉄道じゃない時ダイヤと無関係
なので大抵は大抵そうですが）駐車場へ出たらこの有様です。

…お絵描き道具の中から定規を取り出して、試しに積雪を測ってみると
配線用のルーフモールの分を考慮しても８cmぐらい積もったようです。
奈良の市街地では滅多に見れない光景になってしまいました。

だからと言って休む（予定を変える）ワケにも行かず、取り敢えずは直近
のコンビニに寄って使い捨てカイロを購入しましょう。

…駅ノートで風邪をひいた経験がある（布原～上石見）私としては、今の
時期は特に気を付けないといけません。単なる風邪でも「コロナだろ？」
と邪推される確率が高いでしょ。

しかしココまでの大雪となると、ちょっと見に行ってみたくなるのが人情。
今日の予定は高山本線を渚→飛騨小坂と更に南下して帰る行路なの
ですが、高山市の中心街へ行ってみました。



左はＪＲ高山駅です。…いつの間にやらキレイな橋上駅になったよう
ですが、私には大雪に見える状況でも御当地では当たり前（季節外れ
ではあるだろうが）のようで、列車は動いてるようです。

乗り鉄以外で高山へ来たのは、大学のゼミ旅行以来の事ですかね？
だから20年以上経ますか。江戸時代は天領（幕府の直轄地）だった
ので、陣屋の跡（右）などが残っており、古い町並みも人気があります。



陣屋前付近では通常なら朝市が開かれますが、コノお天気では中止
なのか人通りも少ないですね。お蔭でイイ風景が切り取れました。

宮川に掛かる赤い橋も、観光パンフレットなどでよく見る風景ですが、
雪景色に映えてキレイでしたよ。

…ちなみに当日の富山市の天候を調べてみたら、やはり同じように
夜半過ぎから雪となってました。最低気温は１℃！

海に近い富山市とは標高差があります（高山駅で570mぐらい）から
ココまで積もらなかったと思いますが、やはり足元の悪い社員旅行に
なってた事でしょう。

朝から思いがけずネタが拾えましたね。では続けて駅ノートの旅です。

※→次回に続く

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さて新たな報告です。

３月下旬の事、毎年恒例の木村鉄道の社員旅行も謎のウイルス騒ぎ
で延期（実質的に中止か？）になりましたので、ソレ用に押さえてあった
リフレッシュ休暇と前後を含めて予約したホテルを流用して、富山方面
へ行ってきましたクラ駅長です。

本来なら冬の旅行は観光客の少ない２月に設定されてる筈なんですが
近ツーの担当者である川副さんの都合で３月下旬になったんですよ。

…添乗員の都合で日程が変わってしまうってのも変わってますが、ソコ
へウイルス騒ぎが大当たりしたと言う事情ですね。まぁ毎年のように
２月に行ってた所で結果は同じだったかも知れませんが。

そして富山って所は、数年前にも大雪で上越新幹線などが動かず、初日
の予定の殆どをキャンセルせざるを得なくなったと言う因縁の土地です。
どうも木村鉄道は富山との相性が悪いようですね。



…前置きが長くなりましたが、事情を知らない方にはコレぐらいの説明
が要ると思われます。私は取ったホテルの日程を少し変え、本来なら
旅行に備えて実家から車を回送する日に、直接富山へ向かいました。

この頃から自粛ムードが広まり、「不要不急の旅行はヤメましょう」と
言う戦時中みたいな状況になりつつありましたが、移動は殆ど自分の
車だし、混雑するような観光地へは行きませんので関係ありません。

…まぁ今後も奈良県そのものが封鎖されない限りは続ける積りですが。

昼に奈良を出て主に北陸自動車道で富山へ向かいます。福井～金沢
辺りは立山連峰が見え、金沢～富山は時折日本海が見える、高速道路
としては変化に富んだ風景のルートですね。



最近はもぅ宿泊を伴う旅行であっても、ソノ土地で飲みに行くと言う
事がなくなりましたので、途中のサービスエリアで早めの夕食です。

…富山は白エビも名物の１つなので、ソレを使ったかき揚げ丼など
を頂き、日が暮れる直前に富山インターを出て市内へ向かいます。

完全に車で駅ノートの設置駅を回るだけの旅なら、繁華街へ出る必要
はなく、奇しくも出口の料金所の先にルートインの店舗が見えてるん
ですが、元は社員旅行に合わせての計画でしたからね。



富山駅から路面電車で１つ目の所にルートイン富山駅前があります
（外観は翌朝に撮影）。…本来なら３月下旬は学校の春休みシーズン
であり、繁忙期の１つだから直前の予約は難しい所でしょう。

尚且つ「取り敢えず富山県」と言うだけで詳細が分からない（今だ以て
未発表のままですが）状況だったから、東西どっちにでも動きやすい
位置で富山駅前なのですよ。…確か１月下旬頃に決めた筈です。



…そしてこのルートイン富山駅前ですが、ルートインの店舗の中でも
カナリ初期に建てられた物だと思われ、構造が少し変わってます。

外からではよく分からないのですが、一部のフロアに「窓のない部屋」
が存在するんですよ。…こんな部屋は当然に安いので、結果的にココ
に２泊する事になりました。

喫煙ルームなら１泊4,500円で9,000円になります（2,200円は駐車場代）。
実際に部屋へ入ってみると、窓に似せたガラスの枠とカーテンはあるん
ですが、開かないし外の光も入ってきません。

私は別に部屋からの眺めは特に重視しませんので、コレで構わないと
言うか、旅に出る回数が多いから１回当たりのコストは下げないとね。

ではまずココを軸にして、早速翌朝から富山周辺の駅ノート設置駅を
回る事になっております。

※→次回に続く

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