新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

大井川への旅2020 ①

2020/12/11(Fri)

前回最後「奥出雲おろちループ」道の駅から撮った「奥出雲
おろち号」の画像を載せたんですが、別カット捨てるのが勿体無い
ので今回の前説として掲載しておきます。

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別カットと言っても位置を変えて撮るのは不可能なので、縦位置
に構えた物と列車だけアップにした物なんですが。

そもそも撮り鉄苦手なので、何かの「ついで」にしかやりませんが、
観光列車
ビューポイント徐行するのは、撮る側からしても便利
だと言う事に、初めて気が付きましたクラ駅長です。

さて新たな報告です。…続いても駅ノートなんですが、今回は大井川
鉄道続きですね。去る10月の初旬から約1ヵ月振りの訪問です。

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勿論、前回とは別の駅を回るワケですが、前回は起点金谷側から
始めて五和神尾2駅でした。

…対象とするのは蒸気機関車各種私鉄中古電車が走る大井川
本線で、私が持ってる資料では抜里塩郷千頭3駅ノートの存在
が確認されています。

この地域だと新幹線の方が早いのは明白ですが、自宅から最も遠い
千頭駅を検索して約300kmですから、経費節約のために自分の車
行きます。…当該区間の鉄道の切符を買えば文句はナイのでしょ?


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道路だと名阪国道伊勢湾岸道新東名高速道路になります。
例によって早朝暗いうちに出発しましたので、今回は名古屋の南港
付近陽が昇りました。

斜張橋橋脚やケーブルとのコントラストになってキレイですね。

新東名もカナリ久し振りに走りましたが、基本的には殆ど混まない
イメージです。そして内陸部真っ直ぐに走るから、距離も短かい
でしょう。時々休憩を入れつつ約5時間静岡県島田市に入りました。

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元祖東名高速島田の市街地よりカナリ南を通りますが、新東名
は例の五和駅付近大井川鉄道の本線と交差しており、すぐ近くに
島田金谷インターがあります。

五和駅11月12日から「合格駅」改称されており、同駅より更に
インターに近い道の駅に隣接して「門出駅」と言う新駅が開業しました。

この付近最後に探る事にして、ココからは大井川鉄道大井川
沿ったルートを千頭に向かって走ります。

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普段の駅ノートでは何とも思わないのですが「虫の知らせ」と言う
のか何となく気になったので、途中の各駅もチェックしつつ約2時間
掛けて千頭駅に到着しました。

…その結果、当初の情報のうち抜里空振りで、その代わり地名
下泉田野口駿河徳山青部5駅新規発見と言う、全く予想して
なかった結果になってしまいましたよ。

折角遠方まで行って空振りが続くのも残念ですが、矢鱈と見つかる
と言うのも考え物ですね。…今回は島田市を軸に2泊する予定なので、
頑張れば全て回れる可能性もあるワケで…どうしましょう?

…ともあれ一番遠い地点に来てしまいましたから、ココから遠い順
描いていく事にしましょう。…どんな内容になるか?に加えて「何箇所
掛けるのか?」みたいな無駄な期待が増えてしまいました。

さて、どぅなります事やら?

→次回に続く



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No.621 タクシーもどき運転日報

奥出雲への旅2020 ③

2020/12/04(Fri)

そんな感じで奥出雲味のある旅館を軸に、木次線駅ノート旅
始めておりますクラ駅長です。

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11月に入ると奈良日常生活をしてても寒い所へ、ココは中国山地
山の中だから標高も高いのでしょう。防寒対策ナシ外へ出るのは
危険な話です。…「駅ノート風邪をひいた」とかアホらしいし。

今回の旅から冬仕様として使い捨てカイロを持参しております。
コレは日常的に仕事をする時も同様の装備なのですが、貼るカイロ
大小各2個ずつ用意して左右の脇腹爪先に貼るのが定番

前日イイお天気だったのに、夜半頃激しい雨が降ったらしく、
また霧に覆われた朝になりました。…外気温は7℃ですか。

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道路は概ね木次線に沿って伸びてますので、北の方向から始める
事にして、まずは今回の最北になる下久野駅へと向かいましょう。

途中にあるのが奥出雲多根自然博物館と言う施設です。

主に恐竜の化石などの展示物から、生物の起源などを学べる施設
なのですが、看板に出ている通りココは「泊まれる博物館」を謳い
文句にした宿泊可能な博物館なのだそうです。

…今回はココも宿泊地の候補に入れてたんですよ。宿泊者限定
「ナイトミュージアム」と題した夜間見学も出来るそうな。私は
データ整理忙しいので無理ですが、興味のある方はどうぞ。

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そして取り敢えず、下久野1つ手前出雲八代寄り道しました。
…ココもノートの設置駅としてリストに上がってた所です。

コレまた雰囲気のいい木造駅舎ですね。無人駅のように見えますが
出札口などが原型を留めたまま残ってるので、簡易委託駅なのかも
知れません。木次線には国鉄時代から簡易委託駅が多いようです。

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ホームに出てみると、国鉄時代から
残ってそうな木製の駅名票荷物
用のハカリなどがありました。

古い駅名票「残すか否か」って
何を基準に決まるんでしょうか?

単線のみの駅ですが交換設備
があったらしく、線路1本分空き地
を挟んで古いホームの跡が見えます。

奥出雲に来ると、私はどうしても話が「砂の器」に引っ張られがちに
なりますが、初代映画版亀嵩駅ホームがココ駅舎は同じ木次線
八川駅だったそうです。元浦親子別れるシーンですな。

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そしてココ同駅を紹介してると言う事は、
駅ノート無かったと言う事になります。

Twitterの情報では「本棚の奥に突っ込んで
あった」とか「カナリ傷んでる」とか書かれて
おり、あまりイイ状態ではなかったんでしょう。
ファイルが1冊ありましたが、出してみると
地元の広報誌のバックナンバーでした。

簡易委託駅なら係の人が居る時に訊ねれば
何か分かるかも知れないのですが、生憎と
不在のようだし、営業時間なども表示されて
ません。…ココは空振りですね。

今回は確実性の高い駅が他にあるので、番外編にする事もナイかな。
てか「砂の器」のロケ地だったら亀嵩ネタが被るし。

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その代わりと言うか何と言うか、駅務室鉄道模型がありましたよ。
恐らくココを管理してる簡易委託の駅員さんの趣味なのでしょう。

ジオラマの格好にはなってませんが、カナリ複雑な配線ですね。
こんな感じのS字にしてしまうと、戻ってきた時に線路の電極
なるから、電気的帳尻を合わせる細工が必要になってきます。

やはり車両には地域性が出るもんで、ツートンカラーの気動車国鉄
時代急行列車と思しき客車、そして「奥出雲おろち号」も居ます。
商品化されてたとは知りませんでした。

次の下久野駅ノートTwitter上でカナリ最近でも確認されており、
取り敢えずは大丈夫でしょう。ココから車なら10分程度なのですぐに
移動
します。…だからリアルに鉄道で来たら不便だってのよ。

→次回に続く



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No.614 タクシーもどき運転日報

奥出雲への旅2020 ②

2020/12/03(Thu)

…そんな感じで芸備線志和地駅描き終え、再び三次インターから
中国自動車道、そして三次東ジャンクションから松江自動車道へ入り、
島根県奥出雲地方を目指しておりますクラ駅長です。

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いつの間にかすっかり紅葉の季節になりました。お天気がイイので
色付いた木々秋の青空に映えております。

暫く行くと分水嶺を越えて島根県に入ったようです。

高速道路としての最高地点は確か、東海北陸自動車道1,085m
だった筈ですが、標高と言うのは具体的に比べにくいので「なるほど
そうなのか」思う程度の話ですけどね。

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木次線の沿線へは高野と言うインターで降りて、ココから約20km
一般道を走るルートになるようです。

今回は島根県仁多郡奥出雲町と言う所で2泊します。
木次線の駅で言うと出雲三成になりますが、何とか暗くなる
付いたので、にも寄り道してみました。

田舎のローカル線にしては近代的なデザインの駅で、観光案内所
地域の産物を扱う直売所などが同居していました。

…しかし仁多とか三成とか、ホントに小説「砂の器」の世界ですな。
中でもメインで取り上げられた亀嵩には明日行く予定になってます。

同作品中居正広版のドラマでは出雲三成駅が「建物が新しすぎる
と言う事で、山口線津和野駅ココに見立てて撮影されいてます。
地元の人にしてみれば失礼に感じる話ではナイんでしょうか?

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周辺を色々と探したんですが、いつも使う感じのビジネスホテル
皆無の地域のようで、今回は民宿のような旅館になりました。
…基本的にネット予約が出来てWi-Fiが使えればドコでも構いません。

しかしまぁ、色んな点アットホームすぎると言うか、暫く忘れてた
ような懐かしいタイプの旅館でしたね。…学生時代の合宿とか大抵
こんな所に泊まってたもんですが。

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玄関を入ると、いきなり国鉄の寝台車の物だと思われる車内サボの
コレクションが飾ってありました。その割に一緒に置いてある模型
場違いドクターイエローですが。

ご主人が鉄ヲタなのかも知れませんが、私はコミュ障なので話を
広げられても面倒です。特に振れないでおきましょう。

お部屋懐かしい感じの和室です。金田一耕助あたりが長逗留して
そうな雰囲気ですね。

屋外に面したガラス窓鍵がナイとか(雨戸はあるようですが)、
置いてあるタオル建設会社のロゴが入った明らかな貰い物だとか、
細かい事を気にする人はヤメといた方がいいかも知れません。

てか地域的&季節的な事もあるんでしょうが矢鱈と寒いの。

風呂トイレ共同だから廊下へ出る必要がありますが、広いから
猶更です。…ある程度は予想してきましたが、風邪ひかないように
暖房は強めにしますよ。

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今回も地域共通クーポン券が出てますので、コレは明日以降の昼食
にでも使う事にしましょう。…まずは亀嵩の蕎麦屋かな。

旅館の方は今回は2食付きのプランにしたんですが、夕食もソレほど
豪華な物要らないので「少な目でお得」と言うのを選びました。

…なのに結構な量がありますね。恐らく家庭料理に近い内容の物が
ランダムに出て来るんでしょうが、グラタンかと思ったらドリアとか!
カナリ重めです。あと「取り敢えず大葉が敷いてある」が特徴でした。

通常のビジネスホテルだとココまでのネタにはならないので、コレは
コレで正解だったのかも知れません。

…しかし次回に使う事があれば、夏場夕食なしにしよう。
そんな旅館を足場にして、木次線各設置駅を回る事にしますよ。

→次回に続く



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No.613 タクシーもどき運転日報