新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

福知山線の旧線区間を探る ④

2020/09/05(Sat)

さて福知山線旧線区間ですが、相変わらず武庫川の中流域に沿って
歩いておりますクラ駅長です。

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川幅段々と狭くなって、大きな岩が見られるようになってきました。
対岸の山も意外と切り立った岩肌が見えてる箇所がありますね。
太陽は登ってますが曇りがちで、川の上には薄い霧が出てます。

いずれ鉄道ジオラマでも、岩場の情景再現する事になるかも知れず
紀勢本線っぽい海岸沿いを作る予定)、こう言う所はよく見ておこう
と思ったりもします。

制限速度の標識も残ってました。…全部は読み取れませんがコレは
半径○○mのカーブだから時速60キロ制限」ってヤツですかね?

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暫く行くと、ようやくハイキングコース見所の1つであるトンネル
見えてきました。…コース内には6箇所トンネルが残されており、
まずはコノ北山第一トンネルから通過する事になります。

「トンネル内…」何やねん?ココがハイキングコースとして整備&解放
されたのが2016年の事ですが、僅か4年看板割れたり朽ち果て
たりするとは思えずソレ以前から取り付けられてた物なのでしょう。

ハイカー向けの物か、鉄道時代乗務員保線担当者向けの物かは
不明です。

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 …長さが318mと言う事で、コース内2番目に長いトンネルです。
事前に調べた所、トンネル内には照明の類一切ないので懐中電灯
を持参するようにとの注意書きがありました。

自宅の非常用に置いてある最も簡素な物ですが、持ってきましたよ。

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誰も居ないのをイイ事にフラッシュ撮影なんかもしてみました。
恐らくは蒸気機関車の時代に掘られ、非電化のまま新線に切り替え
られたトンネルなのでしょう。やはり断面が小さい感じです。

随所に避難用の横穴と、信号ケーブルなどを吊ってあったと思われる
金属製の吊り手が残されていました。…しかしトンネル途中でカーブ
してるので先が全く見えず、ホントに真っ暗な闇ですね。

懐中電灯足元を照らすだけでなく、反対側から来る人自分の
存在を知らせる目的にもなるようです。

早朝でしたが、反対武田尾側から歩いて来た人に出会いました。
もし明かりの類を一切持ってなかったら、直前になるまで相手の存在
に気付かず、お互いにカナリ驚かされる事になるでしょう。

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ゆっくり歩いて8分程度通り抜けました。ぁ「トンネル内照明なし
書いてあったのか。

トンネルと言うのは、季節に関係なく気温も湿度もほぼ一定
だと聞いた事があります。夏場だと外気温が高いから、中は涼しくて
気持ちいい感じでした。

当日は大丈夫でしたが、大雨が降った後なんかには水溜まり大きく
なり、長靴などが必要な場合も出てくるようです。

まだ先は長いようですが、トンネルを1つ克服したら何となく歩き通せる
自信が付いたと言うか、温度差汗も引いた感じで元気になりましたよ。

→次回に続く



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No.524 鉄道廃線跡を探る

福知山線の旧線区間を探る ③

2020/09/04(Fri)

そんな感じで福知山線旧線区間ですが、ようやくハイキングコース
入口に到達しましたクラ駅長です。

…この時点で7:20ぐらい。やはり生瀬駅から30分は掛かってますか。

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廃線跡ハイキングコースは、歩き
やすいように砂利で整地されてます
が、随所に古い枕木が埋まってる
のが確認出来ます。
元から使われてた物か、ワザワザ
敷き直したのかは不明ですが。

簡単な案内図がありますが、コレは
廃線跡より武庫川に関する説明
メインのようですね。

求めてる物とは少し違うイメージかな。

土地JR西日本のままで、施設の管理自治体に任されてるような
状況でしょうか?夜間悪天候の場合でも「入るな」とは書いてあり
ますが、門扉を閉めたり等の具体策はナイようです。

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そして入ってすぐの所に鉄橋跡がありました。…名塩川橋梁と言う
そうです。平行する武庫川に合流する幾つかの支流に、この規模の
ガーター橋が掛かってるようですね。

欄干橋桁も、歩きやすいように整備されています。…ハイキング
コースとして整備されるは、物好き枕木中央の踏み板だけ
歩いてたんでしょう。私には無理かも。

柵の隙間から鉄橋の横を見てみると、鉄道時代の面影そのまま
残っています。こう言うのは見てて楽しくなるから好きですよ。

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暫くは武庫川に沿って、真っ直ぐ
に進みます。…石の感じからして
中流域の雰囲気ですね。

勾配全区間を通じて殆どナイ
ですが、鉄道目線の感覚で言うと
カーブが多いから頻繁に速度制限
が掛かり、更には単線区間だから
時間の短縮も列車の増発も簡単
には出来なかったのでしょう。

周囲の風景共々、同じような理由新線に切り替えられた山陰本線
嵯峨~亀岡(現在の嵯峨野観光鉄道)に似てる気がしますわ。

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そしてやはり廃線跡なので、歩いてると随所に鉄道時代設備の跡
が残ってるのが見られます。

のが川の様子を見るための物見台だと言うのは分かるんですが、
石積みの建造物は何ですかね?大部分が崩れてますが、部屋
ように人が中に入る事を想定した物のようですが。保線用の小屋?

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ソレにしても、JR西日本による落石注意の看板が矢鱈と多いですね。

ヒドい所になると数メートル置きに出て来る感じで、もしかして発注
する数1桁間違えたとか?流石に鬱陶しいんですが。まぁココまで
書いとかないと危険性を理解しないバカが居るのかも知れませんが。

こんな物に掛ける金があるなら、橋梁やトンネルの解説充実させて
欲しい所です。もしくは「あと○km」みたいな表示板を立てるとか。

一々地図を見ないと今ドノ辺あと何kmぐらいあるのか分からん
のですよ。…しかも携帯電話の電波通じにくく地図アプリなども
使えない状況です。

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続いてもガーター鉄橋が出てきました。ゆるくカーブしてますが、煉瓦
積みの橋脚イイ雰囲気を残してますね。

姥ヶ懐川橋梁(情報サイトのをコピペしたので読み方は不明)と言う
そうで、コレも武庫川に合流する支流の1つのようです。
鉄橋小さな物が手前にあった名塩川橋梁コレ2箇所
あともぅ1箇所武庫川そのものを渡る大きな物が残ってるそうな。

もぅ少し進むと、次はそろそろトンネルが出てくるんじゃナイかな?

→次回に続く



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No.523 鉄道廃線跡を探る

福知山線の旧線区間を探る ②

2020/09/03(Thu)

さて福知山線旧線区間です。
生瀬駅から歩き始めて、まだハイキングコース入口まで達してナイ
のですが、まずは武庫川西岸を走る国道へ出ましたクラ駅長です。

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国道176号線は、鉄道の福知山線と所々で平行しながら大阪から
福知山を経て最終的には宮津方面へ至る道路です。…土地の人は
「いなろく」と呼んでますね。

武庫川と言うのは、更に下流尼崎市西宮市隔てる川としてしか
知らなかったのですが、コノ辺は中流域ぐらいなのでしょう。川幅
狭くて急な流れの所も見られます。

しかし宅地化に関してはカナリ進んでるようです。少なくとも旧型客車
でノンビリ走ってては通勤輸送追いつきそうにナイのも事実。

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からハイキングコース入口まで1.7kmほどあって、コレが地味に
遠いワケですが、確認出来た廃線跡は、国道へ出る手前橋台跡
付近ぐらいの物でした。

恐らく川や国道平行してもぅ少し山手を通ってたと思われ、帰って
調べた所、10年ぐらい前の資料では道なき道として残ってるように
記録されてました。…今も歩けるのかどうかはです。

目前に現れた高架道路中国自動車道です。宝塚インター西宮
名塩サービスエリアの間に相当し、私も普段からよく通る所ですね。

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廃線跡はコノ先で明らかに川添いへ出てますから、ドコかで国道
横断してた事になります。…しかし国道の方も曲線改良の工事
行なわれてる途中のようで、こうなると全く分からなくなります

今回は先に大きなネタが多くある筈ですので、適当に流しましょう

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そんな感じで歩くおよそ30分、ようやく入口の案内が出てきました。
…ココも近年になって造られたと思しき住宅街に端っこになります。

一応は事前に調べたのと、駅の案内図にもありましたが、コース内
トイレはありません入口付近仮設トイレがありますので、必要な
場合はココで済ませて行きましょう。

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矢印に従ってスロープを下ると、右手に農道のような未舗装の道
見えてきますが、コレも廃線跡の一部のようです。

このスロープの勾配鉄道には無理なので、駅との高低差を考えると
もぅ少し緩い勾配下って来たと推測されますな。
…そう思って振り返ると、新しい道路築堤で見事に阻まれてました

やはりココまで廃線跡特定するのは、もぅ無理なようです。
ともあれココからハイキングコースに入るので、旧線区間の廃線跡
本格的に見て行く事にしましよう。

→次回に続く



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No.522 鉄道廃線跡を探る