新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

四国巡礼の旅 ⑧

2022/02/19(Sat)

そんな感じで四国3日目阿佐海岸鉄道世界初の営業運転
なるDMVの乗車を終えましたクラ駅長です。

今回は概ね予定より早めに進行してますので、最終日に予定してた
四国八十八箇所札所巡り当日中に片付けてしまいましょう。

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付近にある札所寺院のうち、18番の恩山寺19番の立江寺初日
に参拝を済ませました。続いては20番の鶴林寺21番の太龍寺
そして少し離れた所に番外慈眼寺(じげんじ)があるようです。

…当日の宿阿南市に取ってあるので、遠い順に回って夕方
着けば大丈夫でしょう。あと21番の太龍寺山の麓からロープ
ウェイで行く事になるらしく、コレも楽しみですね。

と言う事で先ず番外札所慈眼寺へ向かうんですが、コレがカナリ
の山奥と言うか、同じ徳島県ですが阿南地域吉野川流域の地域
分ける山脈(名前は知りません)の中にあるらしい。

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幸いな事に殆ど無かったんですが、九十九折の道路を延々と
走って駐車場に到着しました。

境内に入ったんですが、ココにあるのは大師堂不動堂であり、
本堂はココから山道更に30分ほど登った奥にあるそうな。

納経所下(ココ)にあるから、御朱印だけ貰って帰る事も可能
と言えば可能なんですが、御朱印とは御本尊にお参りした証し
として頂く物ですから、頑張って歩く事にしましょう。

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ホントに30分ほど登りましたね。巡礼道のうち険しい山道の事
「遍路転がし」と言うそうで、昔はホントに山岳路だった所でしょう
が今は石段や手摺なども整備されいてます。

喉が渇くんですが水道などはないようです。飲み水とか車に置いて
きたから、積もった雪の上の方を食べたりしました。

ココには更に狭い鍾乳洞の中を歩いて回る「穴禅定」と呼ばれる
修行コースもあるようですが、冬季は閉鎖されています。
…しっかり本堂に参拝しましたから、堂々と御朱印を貰いましたよ。

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続いて20番札所鶴林寺(かくりんじ)へ向かいます。こちらも山の
頂上付近にある感じのお寺でした。私はと言う現代文明に頼って
旅していますが、昔の人は大変だったでしょうね。

やはり空海(弘法大師)が開いたお寺であり、山の中で雌雄の鶴
小さな金の地蔵菩薩像を守っていたのを発見して、自身が刻んだ
大きな本尊を安置して寺院としたとの伝承があるようです。

空海と言う人は彫刻も得意だったんですかね?「空海作」と伝承
される仏像各地に存在しますが、無駄にプロ級の腕前じゃない?

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そんな由来から、本堂の前に左右に分かれた鶴の像があります。
口を閉じてるのと開いてるのが居るのは「阿吽」の意味なのか?

「車で来たか?」と問われたので首肯すると、駐車場の維持費
して200円を払う代わり、交通安全のステッカーを貰いました。

次の太龍寺ロープウェイで登るお寺なので、山を下ってロープ
ウェイの乗り場がある那賀町道の駅「鷲の里」を目指します。

→次回に続く



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No.1056 軽トラック運転日報

徳島への旅2022 ②

2022/02/11(Fri)

さて四国です。今回は3泊4日で回るうち2泊が日和佐になりました。

…こうなると欲が出てくるもんで、もっと甲浦寄り使える宿はナイ
物か?と考えるんですが、この先はリゾート地なので小洒落た高い
ホテルが多くなるんですよ。

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日和佐駅前ビジネスホテル「ケアンズ」3度目になります。
ケアンズは確か、日和佐姉妹都市になってるオーストラリア
地名だったように思いますが。

ココは御主人器用な人だと言う事で、ベッドなどの家具を全て
手造りしたんだそうな。…適度に放ったらかしなのが快適ですね。

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今回もタイトルを「徳島への旅」としてますが、今だに分からんのが
徳島県の南西地域通称と言うか、県庁所在地徳島市には
殆ど用事がナイので自分の中で不正確な気がして困るんです。

阿波国の南部だから「阿南」でイイような気もするんですが、阿南市
と言う自治体があるので、ココ特定の話になりそうな気もするし。
誰か正確な知識をお持ちの方があれば教えて下さい

ともあれ2日目阿佐海岸鉄道です。…ココは今「世界初の乗り物
実用化された」と言う事で、宣伝されているDMVデュアルモード
ビークルに乗れる唯一の路線ですね。

日和佐付近…てか徳島県に入った時点で矢鱈と広告があります。
現地の阿佐海岸鉄道が乗った案内図にも、恐らく元は鉄道車両
だった所へシールで上から貼り替えてありますが。

取り敢えず2日目宍喰甲浦2箇所ノート設置駅を回ります。

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…その前に牟岐線内の設置駅の1つである鯖瀬寄り道しました。
今回は数合わせのためスルーなんですが、少し前からTwitter上
「ノートが失くなった」と報告されてましたので、その確認です。

見るとノートを入れるクリアケースペンなどは残されてますので、
JRによる管理撤去ではなく単に盗まれたものだと判断。それ自体
残念な事ですが、代わりの物を置いて行く事にしましょう。

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ノートは実家山のようにあります。自分の過去絵を印刷して貼ろう
かと考えてたんですが見事に忘れたので、スマートフォンの中にある
手持ちのデータから、コンビニシールプリントにしました。

便利な世の中になりましたね。コレを貼って寄贈しておきます。

私は自分で管理も出来ないのに新規設置行いませんが、過去
から確実に伝承されてる駅「更新分」として寄贈する事は時々
ありますので、予備のノートは常に持ち歩いてるのですよ。

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阿佐海岸鉄道ノート設置駅に向かう前に、新たな接続駅となった
阿波海南駅寄り道してみましょう。…以前は途中駅だったので
スルーしてましたが、現在はココが牟岐線終点になっています。

JRの駅ホーム1本待合室があるだけの駅なのに対し、阿佐
海岸鉄道側「海南駅前交流館」が実質的な駅舎になっています。

JRの線路不自然に切られた先に、甲浦方面へ向かう阿佐海岸
鉄道の線路がコレまた不自然に曲がった状態で続いてました。

その隣にDMVモードチェンジを行なう地点がありますね。
全ての設備車両側にあるようで、地上にあるのは簡単な物です。

実際の乗車翌日なので、先に駅ノート片付けてしまいますよ。

→次回に続く



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No.1048 軽トラック運転日報

四国巡礼の旅 ⑦

2022/02/07(Mon)

…そんな感じで久し振りの四国ですが、早い便のフェリーに乗れた
ので四国八十八箇所巡礼の一部を前倒しして、行ける所から行って
しまう事にしましたクラ駅長です。

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まずは徳島県小松島市恩山寺(おんざんじ)と言うお寺からです。
18番札所だそうな。まぁ別に回る順番なんか決めてませんので。

平地から少し小高くなった丘の上にある感じのお寺でした。
小さな山門道路から外れた所にありましたが(画像としてはスルー
した)、正確にはソコが実際の遍路道なのだそうです。

どの札所も弘法大師に縁が深い所なので、必ず大師像大師堂
あるもんなんですが、ココのは一際大きな物ですな。

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札所巡り以外ではソレほどメジャーな所ではナイようです。
石段崩れかけてる箇所もあり「維持大変なんだろう」と思ったら
近くにある杉の木成長しすぎて石段を傾けたようです。

…確かにコレは下手に触らない方がいいかも知れません。
本堂更に高い所にありました。奈良時代に開かれたお寺だと言う
事ですが、建物は何れも後に更新された物でしょう。

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端っこにある地蔵堂には、木彫りの物だと思われる千体地蔵
釈迦十大弟子像が並んでました。…流石に中は撮りにくいけど。

お参りを済ませて御朱印を頂きます。ご本尊釈迦如来か。


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続いては恩山寺から南西へ4㎞ほどの所にある19番札所立江寺
(りつえじ)です。四国の遍路道1,100㎞88の札所があるから
各寺間の距離は平均すると12.5㎞になります。…ココは近い方かな。

牟岐線にココと同じ名前立江と言う駅があり、小さな町の中
ある感じのお寺でした。しかし立派な山門があり、大正時代に建て
られたと言う多宝塔も目立つ存在です。

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資料によるとココも奈良時代の開山で聖武天皇の勅願寺天皇
直接命じて開いた寺)だそうな。

聖武天皇の勅願寺と言うのもカナリ数が多い気がするんですが、
当人はホントに全て把握してたんですかね?現代で何かの認可
出す時に、形式的に大臣の名前でやるアレと同じじゃないのか?

本堂昭和52年に再建されたと言う近代的な建物でした。
御朱印を頂いたら最初の駅ノート訪問地である由岐駅に向かいます。

→次回に続く



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No.1044 軽トラック運転日報