新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

車中泊への道 ①

2021/09/11(Sat)

流れとしてはココで実家の片付けの報告を挟む所ですが、今回は
同じく実家での作業となる軽トラックの改造について報告しておく
事にしたいと思いますクラ駅長です。

…折角この手の車を買ったんだから、荷台で寝泊まり出来るように
なれば便利かなと言う事で色々と考えてたんですが、そろそろ本格的
な作業
に取り組んで参ります。

とは言っても完璧なキャンピングカーに改造するにはカネの掛かる
だし、なるべく外観「ホームセンターの貸出車」のまま変えたく
ナイのです。…「目立たない車」と言うのもコンセプトのうちなので。

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まずは荷台の床なのですが、軽トラックのエンジンと言うのはキャブ
の下から荷台の前部付近にあるので、そのままだと走行中~直後
荷台は場所によって結構熱いんですよ。

…何もしないと夏場に暑いので、断熱効果のあるレジャーシート
厚めのベニヤ板を敷き、更にゴザを敷いてみました。

ベニヤ板ホームセンターで売ってるフルサイズの物を2枚、荷台の
大きさに合わせてカットして貰い(有料)余った部分横のアオリ戸
に配しています。

ゴザ丁度いいサイズがあったので敷いてみると、一気に和室っぽく
なりましたね。…安物ですが新しい井草の香りっていいもんです。

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そして余ったレジャーシート運転席の天井に転用する事にしました。

車体の鉄板薄い内装隙間に挟めば多少は涼しいかな?と言う
事で、専用の工具(500円ぐらいの釘抜きみたいなやつ)を買ってきて
内装を留めてあるピンを抜きます。

アリナシ室温デジタル式の温度計などで比べれば分かりやすい
のかも知れませんがソコまではやってません気分の問題ですよ。

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ではココからいよいよ、荷台テントの天井を作ります。
これもホームセンターで枠の骨組みより薄い断熱材を買ってきました。

発泡スチロール高級なやつなんですかね?余った分ジオラマ
製作の地形部分にでも使う事にして残しておきましょう。

骨組みの間にハマる大きさにカットして、両面テープ仮止めします。

壁の部分も同様に貼れば完璧かも知れませんが、ココは荷物の固定
などに使いたいので残しておきましょう。…てか天井との角の部分
上手く処理する自信がナイわ。

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そしてベニヤ板天井を作るべく自分でカットする所から始めたん
ですが、ビスで骨組みに固定するのが上手く行かずに苦労しました。

まず天井のパイプにドリルで穴を空けてソノ距離を計り、同じ位置
来るようにネジ留めするんですが、計算通りに行かないんですよ。

「フスマが平行四辺形の旅館」と言うのは聞いた事があるんですが
この車天井が平行四辺形なのか?ともあれ何回も試行錯誤して
無駄な穴が増えたり手垢の跡が汚いので、コレは「1層目」とします。

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改めてベニヤ板を買いに行き、今度は表面に木目が印刷された少し
高いやつを買ってきました。切った時のズレなどもナイように、お店で
カットして貰います。

…コレなら汚れても拭き掃除は可能だし、今度は1層目に固定すれば
いいだけだから間隔取りも楽でしょ。

そんな感じで何とか天井が完成しました。コレで直射日光雨音
軽減される筈であり、車内での仮眠も楽になるでしょう。

続いては車内の装備品を幾つか揃えて、本格的に車中泊が可能
なるように考えてみましょうか。

→次回に続く



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No.895 軽トラック運転日報

高山本線への旅2021 ②

2021/09/10(Fri)

そんな感じで高山本線駅ノートは一通り描き終えましたが、旅の
おまけネタなどをマトメて1回分にしてしまいますクラ駅長です。

…いつも概ね1カ月ぐらい先まで書いてるワケですが、出来るだけ
回数を稼いでおかないと大変なのですよ。

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まず先述の通り、飛騨古川と言えば「君の名は。」です。

私はアニメ映画未見なもののポスター等になった有名なシーン
随所で頻繁に見るから覚えてしまったワケで、左のような駅の場面
も何故か知っておりました。

…コレも飛騨古川駅なんですが、構内の跨線橋からの風景ではなく
北西側にある自由通路から見える景色なんだそうですね。Wikipedia
では列車が停まる位置まで細かく分析してあったりしますが。

このような懇切丁寧と言うか予防策みたいなポスターがあると言う
事は、コレ見たさ間違えて入場券を買う「うっかりさん」続出した
と言う事なんでしょう。

駅の正面に向かって左側に、件の跨線橋があります。自転車もOK
なようにスロープ式になっており、歩く距離が長くなるのが面倒
私は登りませんでしたが、皆さんお間違えのナイように。

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所で岐阜県ですが、この付近は自動車のナンバー陸運支局名
「飛騨」なんですよ。コレは岐阜県のおよそ北半分高山市飛騨市
下呂市大野郡に割り当てられる物です。

昨今の「御当地ナンバー」とは違ってカナリ早い段階1991年から
存在します。この辺も車社会でしょうから、台数は少なくても保有率
は高いと思われます。

…そして私の軽トラック「飛鳥」「飛騨」「飛鳥」字面が似てる
から、紛れ込んでしまえば怪しまれずに済むのかな。と思いました。
田舎の人ほど遠方の(と言うか知らない)車に警戒するもんで。

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ではココから帰りの旅です。最後に描いた飛騨小坂駅下呂市
ありますが、下呂から最短距離で名古屋方面へ帰ろうとすると、
郡上八幡まで山越えのルートになるんです。

ココにはバイパス道路の設定がなく、殊に郡上八幡の町へ入る直前
険しい狭路なんですが、見事なゲリラ豪雨に当たりました。
涼しくなるのは結構ですが、徐行を余儀なくされ大変でしたわ。

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郡上八幡からやっと東海北陸自動車道に入り、すぐの古城山と言う
パーキングエリアで休憩を取ったんですが、ココが意外と猫スポット
でした。…弱くなったので臨時猫ヨシヨシです。

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全部で5匹ほど見たんですが撮れたのは上の白さんと、よく動く
白茶さんの2匹のみでした。

「エサを与えないで下さい」とは書いてあるものの、バックヤード
従業員さんの休憩室が近かったので「色々と貰ってそうだな」と言う
印象、みんな野良にしてはキレイすぎるんです。

降ったり止んだりなので、白茶さん喫煙所のテント独占して
毛繕いをしてました。…優雅なもんですね。

小休止の積りが思わず長居してしまい、当日の帰宅カナリ遅くなり
ましたが、高山本線駅ノートの報告はココまでです。

…また実家の片付けの報告を挟んだ後、続いては近場駅ノート
幾つか回りましょう。てか手っ取り早く回数が稼げるいい廃線跡とか
ナイかしら?今なら軽トラック自転車を積んで行けるんですが。




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No.894 軽トラック運転日報

高山本線への旅2021 ①

2021/08/31(Tue)

さて新たな報告です。続いてもそろそろ1年以上が経過してる地域の
駅ノート廻りとして、高山本線の各駅を回ってきましたクラ駅長です。

同線は主に岐阜県内を走りつつ、一部は富山県にも掛かってますが
県境付近の猪谷JR東海JR西日本境界があります。
駅ノート双方の会社に跨って点在しており、最北楡原駅ですね。

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なので富山県側から回る事にしてルートを調べてみると、意外にも
岐阜回りの方が40kmほど近い事が分かりました。…鉄道で言うと
北陸本線経由より当の高山本線の方が近いのと同じ感じでしょうか。

北陸新幹線金沢までと言う中途半端な状況でも、関西から富山
行こうと思うとやはり北陸回りの方が一般的だから、コレは意外な
盲点だったような気もします。

左上はGoogleマップルート検索ですが、所要時間5分差か。
まぁコレは一般道の区間が長ければ短縮出来たりもするし、今回は
こちらで行ってみましょう。

…と言う事で道路だと東名阪自動車道から名古屋経由東海北陸
自動車道ですね。例によって朝5時頃から出発しています。

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かなり高低差がある路線なので山間部ではになりましたが、最高
地点松ノ木峠PAを越えると再び晴れてきました。

高速道路としては富山方面へも全通していますが、高山本線の沿線
へ向かうには飛騨清見インターで降りて飛騨市(飛騨古川)方面へ
曲がる感じになります。

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飛騨古川の市街地を抜けて国道41号線神岡町方面へ走ってたら、
道路脇の空き地軽便鉄道の客車みたいな物が何両か置かれてる
のを発見しました。…私はこう言う物があると停まる癖があります。

飛騨地方林業が盛んな土地なので、各地に森林鉄道の類が多く
存在した事は知識として知ってますが、コレは何なんでしょうね?

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説明書きを読むに、カナリ昔に存在した神岡軌道と言う軽便鉄道
車両のようです。…神岡江戸時代からが採れる鉱山だった
から、当然にソレを運び出す手段は必要になってきますよね。

後で行く予定の猪谷から分岐して神岡線と言うローカル線があった
事は知ってますが、神岡線開通昭和41年と言う意外と最近
話であり、神岡軌道それより以前に存在した鉄道のようです。

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線路があったのは猪谷~神岡の間で、高原川を挟んで神岡線とは
対岸を通ってたと言う事で、ココは実際の線路跡ではありません

の事だから蒸気機関車ディーゼル機関車による運転だった
と思われますが、ココにあるのは小型の客車2両だけでした。

昭和40年代の初頭なら、まだ各地に軽便鉄道多く残ってた時代
なので、他へ転用された可能性もありますな。

そして何やら、軽便鉄道の車両と明らかに違う乗り物がありますよ。
形状から見て線路上を走れる自転車のようですね。

…そう言えば神岡線跡地ってのは、廃線跡ソレ用の自転車
走れるアトラクションみたいなのになってなかったっけ?
気になったので駅ノートに少し寄り道していく事にしました。

→次回に続く



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No.884 軽トラック運転日報