新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

能登への旅2022 ⑤

2022/10/24(Mon)

では新たな報告です。何度かに分けて通っている石川県ですよ。
のと鉄道廃線区間にある駅ノート3回目として、今回も2泊
3日の予定で行ってきましたクラ駅長です。

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前回は台風の影響で、福井県内北陸自動車道周辺の一般道
が複数個所で寸断されており、岐阜県~富山県大回りする羽目
になったんですが、今回は概ね大丈夫なようでした。

廃線跡巡りのカテゴリーでも紹介した通り、鉄道の北陸本線には
敦賀を挟んで複数個所で線路が付け替えされた区間があり、右上
刀根パーキングエリア付近もソレに近い所です。

今回は確認してる時間はありませんが、この旧線区間転換した
道路にもカナリの被害が出ているとの報道がありました。

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取り敢えず高速道路が通れるようになれば報道されなくなるので
以後の状況分からないんですが、旧道には貴重な鉄道遺産
多いので気になる所です。

ともあれ北陸自動車道敦賀を過ぎて金沢方向へ進むと、普段の
リフレッシュ工事とは別に何箇所かで、崩壊した法面修復
する工事が行われていました。

自然の力と言うのは、時には強大すぎて恐ろしいものですね。

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今回は特に考えず女形谷パーキングエリアで休憩しました。
先を急ぐ旅なので、パンおにぎり種類が多く選んで買える
コンビニの方が有り難いのですよ。

自動車学校の教習車が入ってきたので撮ってみましたが、私の
世代ではカリキュラムの中に高速教習って無かったんですよ。

全体の流れを無視してバカ正直制限速度で走るから逆に危険
(初期にソレによる事故もあった)と聞いた事がありますが、今でも
そうなのかしら?

しかし高速道路のパーキングエリアと言うのは、着くと必ずゴミ箱
の回収作業に遭遇するイメージです。ソレだけ巡回が頻繁なの
でしょうが、妙にゴミが捨てにくくて困るのは私だけ?

完全に自宅からゴミを持ってくるのはアウトでしょうが、旅の途中
で出るゴミ「持ちつ持たれつ」な気がするんですよね。…ペット
ボトルの飲み物を買ってソノ場で飲み干す人って少ないでしょ。

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能登半島に入るとガソリンスタンド減るので、今回も高速道路
を降りた所給油しておきましょう。

レギュラー167円か。奈良に比べるとまだまだ高いですね。

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いつものように内灘付近からのと里山海道を走ります。

…昔は「能登有料道路」と言う名称でソノ名の通り有料道路だった
ワケですが、いつの間にか無料化されました。意外と大盤振る舞い
な区間のように感じます。

基本的には最高速度80km/hインターチェンジ方式の道路ですが
カーナビの設定は一般道なので、ココを走ると到着予想時刻の表示
が目に見えて早くなりますな。

今回は恋路海岸付近に宿を取り、同じ所で2泊します。

初日「行くだけ」なんですが、穴水以遠内陸部の農免道路など
を通る方が早いので、手前の区間はワープして必要な所で海岸へ
出るルートを取ります。

金沢から奥能登方面へ行く特急バスなども同様のルートでしょう。
しかし折角なので、幾つか寄り道して旅を楽しむ事にしましょう。

→次回に続く



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No.1303 軽トラック運転日報

四国巡礼の旅 ㉑

2022/10/15(Sat)

さて四国八十八箇所札所巡りですが、続いて今回の最後となる
13番札所大日寺(だいにちじ)にやって来ましたクラ駅長です。

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大日寺と言う寺号の寺も四国霊場の中に複数あり、同じ徳島県内
板野郡にある4番札所には既に行きましたね。

その名の通り、元は大日如来本尊としたらしいんですが、何故か
ソレは脇侍仏になって現在は千手観音本尊なのだそうです。


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…この付近の地名は徳島市一宮町と言うのですが、その名の通り
真向かい阿波国一宮神社があります。コレまた元々は神仏習合
同じものだった筈ですね。

神社裏手には一宮城があり、戦国時代豊臣秀吉四国攻め
長宗我部軍立て籠もったんですが、その時の兵火大日寺
消失してしまい、江戸時代に入って現在の形に再建されたようです。

昔の合戦寺が焼かれるのって、単に火事の延焼だけでなく
寺や仏像のような尊い物を焼いちゃうオレって凄くね?」と言う
誇示表現だったりするのが困り物ですね。

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大日寺一宮神社の並びには同寺の宿坊や参拝客目当ての旅館
何軒かありました。…恐らく歩き遍路が多かったでしょうが、
現状でドノ程度の需要があるのかは不明です。

私も車で回ってるとは言え、折角始めたんだから一度ぐらいは宿坊
と言うものに泊まってみるのもイイかな?と思ってます。
Wi-Fiが通じる事が必須条件ではありますが。

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そして何故か駐車場にフィットネスジムがありました。

納経所へ行って分かったんですが、現在の住職さんは昨年から
就任した20代の若い人で、独自のトレーニング法を指導してたり
オリジナルのファッションブランドを展開したりしてるらしい。

自らがモデルになってますが無駄にイケメンな方ですね。こう言う
新しい取り組みは面白いので好感が持てますよ。

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どぅでもイイけど気になったのが、境内にある水子地蔵です。

「亡者」に相当する子供さんたちが地蔵菩薩の元に集まって救い
を求めてる感じなのですが、コレはセット販売だったのか?又は
「子供1体〇円」と言う加算制なのか、配置を考えたのは誰か?

ともあれ予定が押してる中で何とか5箇所の札所寺院を回る事が
出来ました。丁度夕方になったので、阿南市まで移動して宿泊
翌日は牟岐線駅ノート続きを描きますよ。

→次回に続く



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No.1294 軽トラック運転日報

四国巡礼の旅 ⑳

2022/10/14(Fri)

さて何回目かの四国札所巡りですが、続いては15番札所国分寺
(こくぶんじ)にやって来ましたクラ駅長です。

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先述のようにこの付近数km遍路道の間に5箇所の札所寺院
集まっており、徒歩でも簡単に移動できるエリアのようです。先程の
観音寺からは2.3km車でも数分の距離でした。

88箇所もあれば寺号が被る場合もあるようで、国分寺と言う
寺院は4箇所あるようですね。

元々は奈良時代聖武天皇が「全国に国分寺と国分尼寺を作れ」
と言う指示を出した事に始まってるワケだから、「国分寺」全国に
あるのが当たり前です。

四国ではソノ4寺が全て、88箇所の札所寺院含まれてしまった
と言う事でしょう。このうち讃岐の国分寺へは既に行きました。


そう考えれば徳島線府中(こう)駅も、古代国府が置かれた場所
じゃナイか?と言う想像が出来ますな。

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ココも郊外の平野部にある中規模な寺院でした。駐車場があります
日没~日の出までは「ご遠慮下さい」と言う事になっています。

四国と言う所は徒歩で遍路旅をする人も多いだろうから、何となく
野宿に寛容なイメージがあったんですよ。車で回るにしても寺の
駐車場仮眠する人とか居そうなのに、意外と厳しいようですね。

本堂大師堂がある境内は、他の札所寺院と似たような感じです。

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そしてやはり古代の国分寺もココにあったらしく、当時の塔の礎石
だとされる石が保存されていました。…かなり大きく横長珍しい
をしています。

続いては14番札所常楽寺(じょうらくじ)です。途中で見た道標
にもあるようにココの区間距離約800mしかありません。
…まだ途中ですが、恐らくココが最短区間だと思われます。

四国を一周する遍路道総延長約1,100kmとされるから、そこに
88の札所があれば平均して12.5km置きと言う事になりますね。

こちらは少し高台にある感じのお寺で、入り組んだ路地山手
方向へ上る感じで到達しました。…軽トラックで良かったな。

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そして入口から境内へ至る階段変わってまして、石段なんですが
石材を組んだではなく自然の岩盤を削った1枚物なんですよ。

境内にも起伏があり、岩肌がむき出しになった部分が多くあります。
資料によると戦国時代兵火で焼失した寺を江戸時代に再建した
時、大きな岩場を削って寺の敷地分の台地造成したそうな。

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境内にある大きなアララギの木にも、石仏がありました。これも
弘法大師の像で「あららぎ大師」と呼ばれてるそうな。
賽銭箱の方が立派なのが笑えます商魂の逞しい事で何より。

と言う事でココも2寺分の御朱印マトメて紹介しましょう。国分寺
本尊は薬師如来常楽寺のソレは弥勒菩薩です。

9月に入って陽が短かくなりつつありますが、続けて今回の札所
巡り最後となる大日寺へ向かいます。

→次回に続く



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No.1293 軽トラック運転日報