新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

四国巡礼の旅 ⑲

2022/10/13(Thu)

…そんな感じで台風に逆らって何とか到着した四国ですが、1泊2日
のうちの初日徳島県内未踏四国八十八箇所霊場札所寺院
幾つか回る予定にしてきましたクラ駅長です。

20221013a.JPG 20221013b.JPG

今回の予定は左上の、13番~17番5箇寺になります。地図上
東西に横切ってる線路JR徳島線であり、府中と書いて「こう」
読む難読駅の周囲になりますね。

ココは四国を一周する遍路道の中でも、短かい区間に札所の寺院が
集まってる箇所でして、最短14番と15番の間は1km足らずの距離
しかありません。

なので比較的楽に回れるだろうと言う事で、吉野川を渡って徳島県
中央部
へやって来ました。

20221013c.JPG 20221013d.JPG

位置的に今回も番号とは逆に回る「逆打ち」になります。…何度か
述べてる事ですが、映画「死国」に出て来た逆打ちオリジナルな
解釈であり、あのような不吉な意味全くありません

まずは17番札所井戸寺(いどじ)にやって来ました。
郊外の集落内にある中規模程度のお寺で、境内の建物は概ね新しく
コンクリート製の物が目立ちました。

20221013e.JPG 20221013f.JPG

ココは寺号を「井戸寺」と言うだけあって、弘法大師が掘り当てた
言う井戸が残されています。

…出た、四国名物の「空海井戸掘り職人伝説」。てか四国に限った
話ではナイと思われますが、全国各地に「空海(弘法大師)杖を
突いた所から湧き出た井戸」って幾つあるんでしょうね?

しかしソレ関係ではココが最大手?と言う事なのか、今でも井戸から
霊験新たかな水湧いてるらしく、水道の蛇口が設置されてました。

蛇口から水を出すにはドコかで加圧する必要がある筈ですが、
ドノような仕組みになってるのかは不明です。やはり法力?

20221013g.JPG 20221013h.JPG

続いてが16番札所観音寺(かんのんじ)です。…こちらも郊外の
集落内にあるお寺なんですが、四国八十八箇所札所と言うのは
数は多いものの個々の寺院小さな物が多い印象です。

山門江戸時代の感じ、本堂現代の建築でしょう。…てか歴史の
ある寺院でも時代と共に建物は更新されるワケで、古代の建物
矢鱈と重要視してる奈良県の方が変わってるのかも知れません。

20221013i.JPG 20221013j.JPG

これも新しい物のようですが、本堂の脇に「仏足石」がありました。
コレは「お釈迦様の足跡」を模した物で、今のような仏像流行る
以前、人々はコノような物を拝んでたようです。

古くからの物奈良の薬師寺で見慣れてますが、今の所四国の
札所寺院で見たのは初めてかな。

境内に八幡神社があるのは神仏習合名残りでしょう。そして子供
の夜泣き(防止)に効くと言う「夜泣き石」なる物がありますね。
「夜泣き〇〇」と言われたら蕎麦(ラーメン)しか出てこないけど。

ちなみに私は、夜泣き全くしないクールな子供だったようです。

朱印帳が2箇寺分で見開きになってたのでマトメて紹介します。
…見慣れない丸いスタンプが追加されましたが、来年弘法大師
の生誕1250周年に当たるそうです。

台風の影響なのか雨が降りそうなお天気であり、風も些か強い
ですが、札所巡りの旅続きます

→次回に続く



※コメント・感想は→こちらまでお願い致します。

No.1292 軽トラック運転日報

徳島への旅2022 ④

2022/10/12(Wed)

では新たな報告なんですが、前回までの四国鯖瀬宍喰甲浦
方向的に同じなのと、数日間の空き(当たり前ですが仕事してます
はあるものの気分的に連続してるので、記事としても続けて紹介
する事に致しますクラ駅長です。

20221012a.JPG 20221012b.JPG

9月に入って最初の休みに、牟岐線の残りの2駅由岐日和佐)の
3巡目を描いてしまうべく再び徳島県へ行く事にしたんですが、当日
台風11号九州~山陰沖付近を進んでる状況でした。

…当該地域では鉄道やバス朝から計画運休してるし、関西から
四国へ渡る手段として存在する、南海フェリー大鳴門橋両方
使えないと言う過酷な状況になってしまいました。

確認するに瀬戸大橋鉄道も道路も大丈夫なようです。こっちの方
西にあるのに?その辺の理由がイマイチ分かりませんが、遠回り
でも何とか行けると言う事で敢行してしまいましょう。

20221012c.JPG 20221012d.JPG

今回は1泊2日の予定にしており、初日近隣の四国霊場を回って
徳島県阿南市宿泊、翌2日目駅ノートの予定です。時間的な
余裕はあるものの、朝6時自宅を出て岡山回り瀬戸大橋を渡る
頃には、やはり正午を過ぎてしまいました。

何とか通れるとは言っても横風が強く恐怖を感じましたな。
軽トラックと言うぐらいだから軽いんですよ。時速50km程度に落とさ
ないと、ステアリング持って行かれそうになります。

そして関西~四国には淡路島経由高速バスが何本も走ってる
ワケですが、調べてみると高松松山高知方面行きは瀬戸大橋
迂回
し、無駄に遠回りになる徳島行きは運休だそうな。

20221012e.JPG 20221012f.JPG

そんな感じでカナリ遅れたものの何とか四国へ上陸、普段は滅多に
使わない高松自動車道津田の松原サービスエリアに寄りました。

高松市内から鳴門方向へ向かう車線なので「四国最後サービス
エリア」と大書してあります。こんな時間(昼)に通るのはですね。

折角香川県に来たと言う事で、セルフうどん昼食にしました。
サービスエリアにあると言うのは珍しいかも知れません。
「おでんも美味そうだ」とか言ってるうちに結構な量になりますね。

20221012g.JPG 20221012h.JPG

札所の寺院を幾つか回って阿南まで行くだけなら時間的にも余裕が
あるので、一旦高速を降りてこの地域で「駅ノート無くなった」と
されている駅の調査もしておきましょう。

まず高徳線引田ですが、ココは今年の春のダイヤ改正無人駅
になったと言う事で、駅ノートの設置も終了したと言われています。

やはりナイようでした。同駅は駅舎に喫茶店が併設されてるので
「もしかしたらココに引き継がれてるか?」とお店の人に訊いてみたん
ですが、それもナシ。まぁ仕方ありません

20221012i.JPG 20221012j.JPG

そして県境を越えた阿波大宮です。ココは高徳線では徳島県内の
最北端となる秘境駅ですが、ある絵師さんが訪問したら無かった
とのツイートを見ています。

「思出ノート、2代目で~す」と言う微妙に送り仮名間違った物
復活してましたよ。先代の物が意外と長続きしてた事から管理撤去
ではなく盗難に遭った物だと思われますが。

んー「どうせナイだろう」と言う頭で来たもんで、あられても時間的に
困ると言うか今から描く時間ありません。取り敢えず後日と言う事
にして、本来の予定である四国札所の巡礼に移ります。

…予定通りに淡路島経由で来てたら、当日中描く時間ぐらいあった
なんですが、やはり天候不良と言うのは困り物ですね。

→次回に続く



※コメント・感想は→こちらまでお願い致します。

No.1291 軽トラック運転日報

徳島への旅2022 ③

2022/10/04(Tue)

さて新たな報告です。駅ノートは最近、能登半島配線区間の
乱立エリアを続けて回ってるワケですが、次の休みで先へ進もう
と思ったら、予定しているホテル取る事が出来ませんでした。

…仕方がナイので少し方向を変えて徳島県牟岐線~阿佐海岸
鉄道複数回目を片付ける事に致しますクラ駅長です。

1泊2日の予定で鯖瀬宍喰甲浦の3駅、何れも3回目になります。

20221004a.JPG 20221004b.JPG

自宅のある奈良県から徳島へは、淡路島経由車で走る和歌山
からフェリーを使うのが一般的です。

そりゃ鉄道で行く事も可能ですが、明石海峡鳴門海峡道路で
繋がって以来、関西人全般の選択肢から瀬戸大橋経由と言うのは
概ね抜け落ちてると思われます。…カナリの遠回りなんですよ。

今回は何となく疲れが溜まってたのでフェリーにしました。
8:30発と言うのは私にとってはカナリ遅い方ですが、今回は初日
鯖瀬だけの予定なので、時間に余裕があるのですよ。

自宅を基準に考えた場合、車で走る方が早くて安いのでフェリーの
メリットは「乗船中は休憩別の作業が出来る」と言う点ですね。

領収証を残しておけば、14日以内「徳島→和歌山」と乗る場合に
1割引きになります。

20221004c.JPG 20221004d.JPG

この1本前だと5:35発なので、2時起きの3時出発自宅から和歌山
まで約2時間)と言う殺人的なダイヤになります。

8:30と言う時刻は和歌山市内に住んでる人にも使いやすく大阪
(難波)から南海電車でも来れる時間帯なんですが、夏のピーク
終わったのかカナリ空いてました

船内には売店がある筈で、以前はココで朝食代わり弁当を買った
事もあるんですが、昨今の情勢からか「限定された便徳島港に
停泊中のみ」と言う扱いになっていました。

出航の5分前閉めると言うから、店の人は乗らずに降りてしまう
のでしょう。経費的な事を考えれば仕方ないのかも知れませんが、
「旅の面白み」と言う物が段々と減ってるように思います。

20221004e.JPG 20221004f.JPG

以前に乗った5:35発同僚船(あい)とレイアウトは違いますが、
この船(かつらぎ)にもドライバー室がありました。

トラックの運転手さん専用仮眠室と言う事で、一般の客室とは
別の区画ベッドなどがあって仮眠も出来るようになっています。

自家用の軽と言えどもトラックはトラックなのでにも使う権利は
ある筈ですが、今回は標準的な時刻に起きてるので要りません

20221004g.JPG 20221004h.JPG

代わりに「ビジネスコーナー」の一角を確保して当日予定分ブログ
記事を書いておきました。…フリーのWi-Fiがあるのはイイんですが、
陸地から離れると通信用の電波そのもの悪くなります

メモ帳機能などに文章だけ書き溜めて徳島が近くなってから一気に
割り付けるストレスが少なくて済みますな。

しかしイイお天気ですね。出航すると手に友が島淡路島の南端
が大きく見えました。

20221004i.JPG 20221004j.JPG

四国へ来るのも久し振りですが、今回もタイトル「徳島への旅」
としてる割に徳島市そのものに用事があるのはココだけです。

…では主に国道55号線を海岸沿いに南下して、県の南西部方向に
向かいましょう。まずはカナリ間が空いた牟岐線鯖瀬からですね。

→次回に続く



※コメント・感想は→こちらまでお願い致します。

No.1283 軽トラック運転日報