新・駅長日誌Ⅱ

さて社員旅行ですが、昼食後は自由行動のようです。
他に鉱山資料館の見学もコースに含まれるのですが「全員で固まって
見る事もナイだろう」という川副さんの判断でしょうか？

今までの例を考えるに、意外と少ないかも知れません。…しかし大半の
皆さんは、どうせ社長に付いてゾロゾロ行く事になると思うけどね。

片上鉄道保存会の１日会員証（300円で「お客さん役」として参加する）
が配布されますが、多色刷りの大きなやつは以前に貰ったので、私は
硬券タイプのもの（上記とどっちか選べる）を希望しておきました。



余談ですがコレを帰りの京都駅（新幹線ホーム）で落っことしたらしく、
後ろに居たおじさんが「切符落としたよ」と拾ってくれたんです。

…300円の硬券で新幹線で京都まで？明らかに不自然ですよね。

黄福柵原駅には珍しい車が駐まっておりました。
…今時、ボンネット式のダンプカーってだけでレアな所へ、コレは線路も
走れる軌陸車なのです。…希望ナンバーで「1067」だし。



黄福柵原駅に、播磨下里のメンバーであるF17さんが駅ノートを描きに
来てるという情報が回ってきましたので、少しご挨拶にと思いまして。
相変わらず私とはレベルが違います。

３冊のノートが出揃うのは、月に１度の公開運転日だけなんですよ。
…先程私も「幸福」→「黄福」を直した所だったので、コレ幸いとスキャナ
による画像保存をお願いしてしまいました。

駅ノートと言えば、吉ヶ原の方にピカチュウ親方がコメントを書いて
くれました。…駅ノートって本来はコノ程度でいいもんなんですがね。



当日の柵原は３月なのにカナリ寒い気候。天気予報は雨でしたが
何とか持ち堪えてるような状況です。

…駅舎にも石油ストーブが置かれてて、また違った風情があります。
しかし暖房中なので前後の引き戸を一々閉めなければならず、コレが
半端なく重いんですよ。重厚な造りなんでしょうね。



後は適当に時間まで過ごせばイイかな？午後になるとまた、列車の
運転が再開しますので、乗りたい人はまた乗るような状況でした。

…ソレにしてもココの皆さんは、本物以上に動作がキビキビしてて
「ホントに全員ボランティア？」と改めて思いますわ。

関東の方に比べればマシでしょうが、もう少し近ければ私も入れて
貰うのに。と、つくづく思います。



寒さのせいもあってか、当日は特製駅弁の売れ行きが良くなかった
ようで、普段なら昼ぐらいに売り切れてしまう所を、メンバーの方が
売り歩いてる光景が見られました。…コレはコレで珍しいですが。

…つい流されて私も買ってしまい、こちらに移動して駅ノートの２冊目
に取り掛かられてたF17さんの差し入れにしておきました。

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※参考：F17さんの当日の作品（Twitter掲載分）。

黄福柵原
https://twitter.com/f17_ekinote/status/1102113182124933120

吉ヶ原（猫駅長ノート）
https://twitter.com/f17_ekinote/status/1102114662135418885
 
※→次回に続く

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特急「はまかぜ」が停車した姫路駅
で、もぅ１つ購入した駅弁がコレ。
「台湾・日本　鶏めし味くらべ」という
モノ。初めて見たかも知れません。

竹田駅で駅ノートを描き終えてから
の昼食として頂くのですが、流石に
コレはビールが欲しくて、観光案内所
で売ってる所を訊いて、買いに行き
ましたクラ駅長です。

…それなりの観光地かと思ったんですが、駅には売店もナイし、近くに
コンビニや酒屋もナイのです。 少し歩いたお土産屋に何とかありました。

台湾と日本と、どっちの鶏めしが美味いのか？ソレは分かりません。
私はどちらも有り難く頂くだけですので。

さて社員旅行ですが、柵原で引き続いて硫化鉄鉱の鉱山跡に作られた
「坑道農業」を見学しております。



お花を栽培してるエリアもありました。…パンジー（３色スミレ）かな？

…考えたら農業とて、出来る限り屋内や地下でやった方が風水害など
に左右される事なく予定通りに収穫出来ると思うんですよね。

ソレだけの設備を建設する事と、ドノ辺りに損益分岐点があるのか？
私は素人なのでよく分かりませんが、もしかしたら近未来には全部が
こんな感じの畑になってるのかも知れません。



そして最後に、シイタケを栽培してるエリアで「200円で採り放題」？
…私はイキナリ生で渡されても持って帰るのに困るので遠慮しておき
ましたが、数少ない女性方は大喜び。

右はゆふもりさんの奥さんの分ですが、係の方が「何だ少ないな」って
感じでどんどん足してエラい事になってます。

…何度か吉ヶ原には来てましたが、坑道農業の見学は初めてであり、
なかなか興味深いモノが沢山見れて充実した時間でしたよ。



そんな感じで吉ヶ原に戻ったら昼食です。今日は片上鉄道保存会の
公開運転日なので周辺に幾つかの屋台が出てますが、ココですか？

趣向が変わって面白そうなのは結構ですが、そもそもお店によって
団体食には向き不向きがあると思うんですが、大丈夫かな？


…うどんとちらし寿司のセットが出て
きました。「黄福うどん」って言うん
ですね。丼内左上の黄色いやつが
御当地の名物である黄ニラですか。

うどんにニラってのも初めてですが、
そんなに違和感はありません。

しかし案の定と言うか、また人数が
正確に伝わってなかったようです。

用意に時間が掛かる＆店員さんはキレ気味＆領収証の用意がナイと、
ヘレンケラーなみの三重苦。そもそも麺類は団体食に向かないのです。


足りない方には名物の駅弁をお勧め
しておきました。
ピカチュウ親方は迷わず購入だな。

…てか最初からコレを人数分、予定
より多めに作って貰えば良かったの
かも知れませんよ。硬券の乗車券に
似た引換券もイイ記念になるし。

そんな感じで食後は暫し自由時間。

私は少し用事が出来たので、黄福柵原駅に行ってみます。…お昼休み
は列車も止まりますが、歩いても大した距離ではありません。

※→次回に続く

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…駅ノートを描きに行った播但線で
久し振りに見たのがキハ41です。

キハ47の反対側にも運転台を付けた、
山陰オリジナルの魔改造車ですね。

以前はワインレッドに黄緑みたいな
オリジナル塗装でしたが、今は国鉄
の首都圏色と同じ末期色になって
ますので、見た目が謎の国鉄車だ。

…以前に増して笑える状況になってしまった気がしますクラ駅長です。
同じデザインの顔の部分だけを新たに作る余裕は無かったのかしら？

さて社員旅行ですが、吉ヶ原の駅前から送迎バスに乗り、坑道農業の
見学会場へとやってきました。…バスで15分ぐらい走ったんですかね？

所で「坑道農業」ってのは何なんでしょう？

再三の説明の通り、柵原は元々が硫化鉄鉱を産出する鉱山でした。
…コレが使命を終えて閉山になった後の坑道を、発想の転換で農業に
利用するようになったとの事です。コレがユニークな所でしょう。



坑道の中ってのはトンネルと一緒で、温度も湿度も外気温とは関係なく、
年間を通じてほぼ一定なのです。…だから光さえ確保すれば、天候に
左右される事なく作物が収穫出来るという事でしょうか？

担当者の方から簡単な説明を受け、坑道の中へと案内して頂きます。
狭いのでヘルメットは必須。…今回は３日連続ヘルメットですな。



…鉱山跡だけに、狭い通路が洞窟のように入り組んでます。だから
集団行動が必須の状況。途中に幾つかの部屋が作られてるようです。

最初に入った部屋は酒造会社が借りてるようで、日本酒の熟成に
使われてるとの事した。…ケースに入った一升瓶が大量にあります。

確かのと鉄道の恋路駅近くにあるトンネル跡も、同様の使われ方を
してた筈ですよ。

野菜の栽培としては、当地の名産品である黄ニラの栽培も行われてる
ようです。…ニラに日光を当てないと黄色く育つのだそうな。



更に行く地下空間とは思えない、近代的なトレーニング設備のある
部屋が出てきました。…見学者を先に真っ暗な室内に入れておいて
後から電気を点けるという演出がナカナカではあります。

ココは「ハイポキマイン・走路・やなはら」という施設で、アスリート
などが行う低酸素環境でのトレーニングを行う施設（の実験用設備）
なんだそうです。



…専門的な事はよく分かりませんが、酸素濃度が薄い所で運動すると
効果が増すんですかね？一般的には標高の高い所でやる事を、ココ
では意図的に酸素濃度を調節して、同じ環境を作り出せるそうな。

この走路は42.195ｍあるそうで、最終的に500ｍの施設にしたいとか。
（…429.15ｍにそしう。）

…走るピカチュウ親方。ヘルメットにブルゾンの姿なので、坑道の異変
を事務所に知らせに来た人みたい。

珍しいモノが次々と出てくる坑道見学は、まだまだ続きます。

※→次回に続く

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