新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

駅ノート 塩郷③

2023/02/28(Tue)

では新たなような続いてるような報告ですが、前回大井川鉄道
から概ね1週間ほど空けて、その続きとなる同社本線駅ノート
3巡目の後半として、2泊3日で回ってきましたクラ駅長です。

…後半は沿線の北側塩郷田野口青部千頭の各駅です。
今回も南から順に、まずは塩郷から行ってみましょう。

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前回にも感じた通り、1つ前地名(じな)から1.5kmの所なので
ココを境い目にするのは些か不自然なのですが、4+4で分けると
こうなってしまうのですよ。

当日現在家山~千頭運休してましたので、ココも電車走って
ません。やはり錆びた線路物悲しく感じました。

棒線構造の駅で確たる駅舎無く工事用のバリケードユルく
規制してあるだけであり、ホームに入る事が出来ます。

…てか島田市では何故か、今時の金属製のバリケード少なく
古めかしい木製の物物は新しい感じです)が現役なのですよ。

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到着したタイミングで、家山方面行きの代行バスが来ました。
に居るを見て車掌さん(2名乗務なので)が「乗りますかー?」
と声を掛けてきます。手振り「否」の意思を示しました。

日常的に走ってる列車が車齢50年以上中古車ばかりだから、
最新型の観光バスの方が条件的には良い物ですよね。

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ココは観光地の1つにもなってる塩郷の吊橋(久野脇橋)最寄駅
でもあります。駅の斜め向かいにソレ用の駐車場があるし、最近は
アニメのコラボ企画有名になったので当日でも何人かの訪問者
を見掛けました。

大井川には車道用の橋少なく川の対岸の集落から同駅
への日常的な連絡手段として使われていたのでしょう。現在は対岸
キャンプ場などがあるようです(行った事ナイ)。

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駅ノートは、例のホクレン日記帳大量発生するから存在します。
観光地の割に書き込みのペースが遅いのは、やはり車で来る客
駅に寄るケースが少ないからだと思われます。

前回以降の絵師さんの作品は、久し振りに見た青いペンの人の作品
が1点増えてました。…てっきりもぅ「殿堂入り」みたいな事で引退
されたんだと思ってましたが。

別のページにコメントがあってソレを読むに、この人高所恐怖症
だった事を初めて知りましたな。…ゆっくまーと同じじゃん。

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待合室内には、災害時の避難場所を記した地図があるんですが、
対岸にあるコミュニティー防災センターなんですか。

…人によっては地震や雷より吊橋の方が恐いかも知れず、また
暴風雨の時に吊橋を渡ると言うのは、逆に危険な気もしますが。

さて今回は、「高所ゆっくまーいじめ」と言うのも飽きたので別の
ネタを考えまして、前回の最後で買った「ゆるキャン△」とのコラボ
商品となる「トマすき弁当」にしておきましょう。

珍しくのろ一家マトモな食事確保出来たようです。
…しかし電車運休してる状態だとは言っても、ホームの端ギリギリ
までレジャーシートを敷くのはマナー違反でしょうね。

お昼過ぎには終わりましたので、今回も同駅前後の「おまけネタ」
に続ける事にしましょう。

→次回に続く



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No.1430 駅ノートの記録

駅ノート 地名③

2023/02/22(Wed)

そんな感じで大井川鉄道本線駅ノートですが、続いては地名
(じな)にやって来ましたクラ駅長です。

3巡目1回目2日目です。現状で同路線には8箇所ノート
設置駅が確認されてますので、4駅ずつ2回に分けて回るんですよ。

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古い木造駅舎の残る駅です。…大井川本線に関して言えば、全て
の駅駅舎の改修工事が行えるだけの予算が出せないのかも知れ
ませんが、SL列車を走らせてる事を考えれば「似合う小道具」
して残しておく事も必要なのでしょう。

ココは家山~千頭運休区間にあるので、電車走ってません
駅前道路が狭いので、代行バス少し離れた県道上に停車する
ようです。…だからに居ても視認出来る状況ではありません

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駅舎内窓口が板で塞がれてる以外は、昔の雰囲気残ったまま
の感じです(駅務室保線関係の倉庫として使われてるらしい)。
…そこへ必要に応じて掲示物が増えただけの話なのでしょう。

昨年の9月から電車止まってて代行バスの乗り場も離れてる
から、本来なら駅舎やホームには誰も来ない筈なのにも関わらず、
お正月の物と思しき活け花が飾ってありました。

使わない駅舎でも地域の方大切に管理しているのでしょう。
閉め切ってしまうと空気が澱むから、時々誰かが来ないと建物
まで荒れてしまうんですよ。

…尤も同駅の場合、建物の前後の引き戸ガタが来てて、押しても
引いても全く動かず、物理的に閉める事が出来ないのも事実です。

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駅ノートは、ある時期に周辺の各駅に一気に置かれたホクレンの
日記帳と、それが不評別に追加されたと思われる一般的な大学
ノート2種類があります。

新規絵師さんの作品ゆっくまーシールありませんでした。

そして電車が止まってるからホームに入っても仕方ないんですが、
バリケードユルく置いてあるだけなので、完全に封鎖されてる
とも思えません。例によって実景と自撮りだけは押さえます。

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交換可能島式ホームのある駅です。同路線の場合、普通列車
の運転本数は減ってるものの各種の臨時列車があるから、交換
設備のある駅の方が多い感じですね。

JRローカル線みたいに、「要らんから」と安易に設備を撤去
するような事もナイのでしょう。置いとけば何かに使えるんです。

しかし線路は見事に錆びてますね。何度か書いてる話ですが、
鉄道の線路と言うのは1日走らないだけで錆びるんですよ。

倒木などの物理的な障害撤去しても、線路に流れてる信号電流
などが正しく機能してるかチェックする必要もありそうです。

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さて今回は、以前から気になってる駅の裏手(東側)にある謎の
民宿みたいな建物を描いてみました。

…その通り、民宿も兼ねた飲食店のようですが、田舎にありがち
「ほっこり系」のお店らしく、飲食店としての営業時間も極端に
短かい強気な営業形態の所のようです。当然に当日はお休み

どうしても気になるのが、壁面にコレ見よがしに取り付けてある
「さくら」のヘッドマークですね。…もしかしたら店内にも色々と
鉄道グッズがあるのかも知れません。

定番の「のろ空腹シリーズ」なんですが、更に進んで今回は音すら
鳴らない状況にまで減ってしまった事にしました。
…事実私も、朝から何も食ってナイし。時間が勿体ないのよ。

そのようにして時間を詰めた結果、カナリ早くに終わりました。
余裕が出来たので、以前から気になってた色々を見て、宿泊先の
ホテルへ帰る事にしましょう。

→次回に続く



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No.1424 駅ノートの記録

駅ノート 神尾③

2023/02/20(Mon)

…また土日ネタを挟みましたが、大井川鉄道本線駅ノート
報告を続ける事に致しますクラ駅長です。

概ね3巡目の前半の2日目と言う、書くと逆に分かりにくい状況
なのですが、当日は前日に土砂崩れによる通行止めで飛ばした
神尾から始める事になりました。

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家山から乗った上り普通電車南海ズームカー金谷方面へ去り
ました。この時点で8時48分です。

取材をして絵を描いてとなると2時間以上は必要だから、2本後
の下り11時17分)に乗る事にして、制限時間2時間29分と言う
事になりますか。

同駅沿線の各駅の中では秘境駅に入る方だと思われ、並行する
国道からはカナリ迂回した下り坂を降りてくる事になります。
途中に集落がありますが、これもから微妙に離れてるので。

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しかし大井川を見下ろす山の中腹にあるので、凄く眺めのいい所
なのですよ。お天気も良く川を挟んだ対岸までよく見渡せました。

同駅に何故かから大量に居るタヌキの置き物さんたちも、日光浴
を楽しんでるように見えました。…大抵が斜め上を見上げるような
スタイルに作られてるからなんですが。

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集落からに至る道の終点が小さな駅前広場になっており、ココに
同駅の駅舎だったと言う木造の古い小屋があります。

殆ど廃屋同然の建物なんですが、何年か前に行われた芸術祭の
作品として、外装竹を貼り付けた謎のデザインに変わりました。

前回はコレを絵のネタにしたんですが、その時に紹介出来なかった
小屋の内部も撮って来ましたよ。

にあるベンチも竹製ですね。そして部屋の天井の真ん中から吊り
下がってるのは、で出来た電灯の笠だと思われます。…コレって
に来たら照明が点いてるものなんでしょうか?

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同駅駅ノート歴史が古く、そもそもは「AIR」と言う同人ゲーム
のキャラクター神尾美鈴に因んで、ファン交流用として置かれた物
のようです。…一番新しいのは前回に私が追加した分ですね。

以降絵師さんの作品ゆっくまーシール確認出来ません
でしたが、一般的な書き込みの中から1つ、電気機関車客車を
牽いてる絵が描かれている物を発見しました。

同社では「きかんしゃトーマス号」SL急行「かわね路号」とは
別に電気機関車を使った「EL急行」が走る場合があるんですよ。

…コレはコレで一度乗ってみたい気がするんですが、全線復旧
まだ先になるかも知れませんね。

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では今回の絵ですが、やはり昨年の9月同駅の少し先で起こった
土砂崩れについて描いておきましょう。色々な報道記事を読むに、
神尾~福用国道と線路並行している地点で起こったようです。

この付近は国道の方が上にあり、線路との高低差約100mある
ワケですが、更に上にあった採石場の跡地が崩れ、国道の路盤
壊して土砂線路を覆い更に下の河原にまで達したようです。

…当該区間の線路の復旧には約3ヵ月掛かった事になりますが、
原因となった採石場は既に倒産しており、自治体行政代執行
と言う形で作業を行ったそうな。

ココは笑いナシ真面目に描いておきました。本当に大変な作業
だった事でしょう。

背景などを省略したので無事に時間内に収まりました。予定通り
電車家山まで戻り、午後地名へ向かう事にしましょう。

画像元…http://www.at-s.com/news/article/shizuoka/1130397.html

→次回に続く



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No.1422 駅ノートの記録