新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

駅ノート 岩村③

2023/01/19(Thu)

…と言う事で明知鉄道駅ノート3巡目です。午前中野志
描いて付近で「おまけネタ」画像を拾いつつ、中世からの城下町
の最寄駅となる岩村にやって来ましたクラ駅長です。

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交換設備のある、同社路線では主要駅の1つでしょう。恐らく日中に
限ってですが、私服のおばさん駅員として常駐しています。

駅舎の正面からの構えと玄関にある右書きの駅名標は、前回にも
全く同じ構図で撮りましたわな。回数を重ねるとネタ思い付かず
(てか忘れてるので)似たようなカットばかりになってしまいます。

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同駅には「焼肉まるきん」と言う飲食店が入居しています。一応は
定休日当たらないように来ましたが、店の方配達で出掛けてる
と言う事で休止状態になってました。

過去2回ココで昼食にしており、今回もソレと言うのも芸がナイ
と思い、別のお店で済ませてきた所なので、まぁイイや。

てか感染症対策(もはや意味があるのかですが)のためメニュー
の種類制限されており、日中は「岩村駅丼」と言う豚の焼肉丼
ぐらいしか出てこないようです。

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駅舎のない無人駅が多い同社路線の中では大規模な駅です。
機関車の顔をしたさんは、同社のキャラクター「鉄じい」ですね。

頭に城の屋根みたいな被り物をした女性は、織田信長の叔母
岩村城の女城主だったおつやだと思われます。

2面2線の構造で、同社では唯一の交換駅なのだそうです。

駅舎に近い1番線下り明智方面行き、踏切を渡った2番線
恵那方面行きであり、日中カナリの確率上下交換が見られる
ダイヤになってるようです。

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駅ノートは一時期、感染症対策なのか単に在庫切れだったのか、
途切れてた時期があるんですが、昨年2月頃から復活しており、
当日は3冊目の物が稼働していました。

バックナンバー出されておらず更新されてからの書き込み
少ないので、新規の絵師さんの作品ゆっくまーシール確認
出来ませんでした。

撮る物がナイので同社急行「大正ロマン号」のパンフレット
でも並べておきましょう。同列車には食堂車が連結されています。

とは言っても予約制の食事が提供されるもので、特殊な設備のある
車両ではナイんですが、季節毎に内容を変えながらほぼ毎日運転
されてるのが魅力でしょう。

私も過去に、秋の「きのこ列車」乗った事があります
今の時期冬場「じねんじょ列車」「枡酒列車」があるそうな。

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では今回の絵です。前回の最後に見たように、駅前に付近の観光
地図がありまして、城下町の古い町並みが残る商店街の一角
NHKの朝ドラ「半分、青い。」ロケ地になったのだそうです。

私も詳しく知りませんヒロインの出身地である「ふくろう町」と言う
架空の町で、1970年代頃の設定だそうです。撮影時は昔の商店街
ありがちな、アーチ型の看板などが設置されたそうな。

のろ一家テレビなんか滅多に見ないので、ドラマの内容
など知る由もなく、てんは「半分青い」と言う語をそのまま直接的
に捉えて、右のような事になってしまいました。

今回はソコソコ遠い所日帰りで2駅回ったし、冬至に近い季節
の事、描き終わると周囲は真っ暗になってました。

…続けて岩村駅帰路に関する「おまけネタ」を紹介して、今回の
報告を終える事にしましょう。

→次回に続く



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No.1390 駅ノートの記録

駅ノート 野志③

2023/01/17(Tue)

では日程は改まってますが、前回と同じ岐阜県なので流れとしては
続いてる感じの新たな報告です。12月半ばの平日明知鉄道2駅
駅ノートを描きに日帰りで出掛けてきましたクラ駅長です。

終点明智に近い野志と、中世からの城下町への下車駅である岩村
2駅なんですが、愛知県の瀬戸方面から山を越えて来ましたので
最初は野志から行ってみましょう。

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同駅は30‰の勾配上にある駅として知られていますが、既に3度目
の訪問になりますので、詳細は割愛します。

まず今回はから少し離れて駅が真横から見える位置から撮って
みました。ホームの真ん中にある待合室の建物が水平に造られてる
とすれば、やはり肉眼で確認出来るレベルで傾いています。

明智方向ホームへ上がる階段があり、通常はココから出入り
するワケですが、望遠で詰めると待合室までの高低差がよく分かる
と思います。

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極端な勾配上にある事を除けば、それ以外は各地のローカル線
よくある棒線構造の駅です。明知鉄道に移管した時に新設された
駅だそうな。

この簡素さでは特に捻り様がナイので、いつも同じ構図になって
しまいます。…いいお天気になりましたがコノ付近の標高500m
に近く、に居ると意外に寒いんですよ。

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平成6年開業と言う比較的新しい駅なので、待合室コンクリート
ブロック鉄材で出来ています。

…この素材だと木造駅舎より冬は寒く夏は暑いような気がするの
私だけでしょうか?室内にあった温度計によると室温は6℃です。
当然の事にエアコンや暖房器具の類はありません。

待合室の隅にあるのは道路用凍結防止剤(塩化カルシウム)と、
「ホーム用 砂」と書かれたバケツ入りの砂でした。

鉄道では機関車の動輪雨や凍結空転するのを防ぐため、線路
に砂を撒く事がよくありますが、ホーム滑り止めの砂を撒くと言う
のは初めて見ました。

ペットボトルを斜めに切った、自作のスコップが添えられています。

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駅ノート「2014 6.25~」と言う記載のある古い物が一冊と、片上
鉄道でよく見る「チルノート自由帳」が1冊ずつあります。

勾配上にある駅と言うのは珍しいと思うんですが、意外と訪問者は
少ないようで、1月に1件程度の書き込みがある感じでしょうか?

…でも「チルノート」設置者が描いたと思われる、表紙の絵と同じ
タッチの物が数点あるだけで、他の書き込みありません
まぁ普通の感覚では気持ち悪いんでしょうね。私も然りですが。

前回以降の絵師さんの作品は、右の2点が確認出来ました。

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そして同駅トイレです。駅前あると言えばあるんですが、コレ
工事現場イベント会場で使う「仮設イレ」ですよね。仮設
物を常設にする事自体に無理があるでしょうに。

はしっかり用意されてますが、当然に汲み取り式だし外にある
水道死んでいます。…女性には厳しい環境だなと思いました。

駅ノート絵師さん(笑)の作品は、殆どが若い女性萌えキャラ
ちゃんで占められてるワケですが、トイレもナイような田舎の無人駅
好き好んで回る美少女が、ドノ程度居るものなんでしょう。

そこまで考えて、待合室にあった砂のバケツを思い出したんですよ。
…コイツらはだから、あれをトイレの代わりにする事も可能では
ナイのかなと。

11時過ぎから始めて2時間で描き終えました。やはり片道250km
エリアを日帰りで2駅回るのはツラい物がありますが、続けて同駅
前後「おまけネタ」に移ります。

→次回に続く



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No.1388 駅ノートの記録

駅ノート 母野③

2023/01/13(Fri)

高山本線上枝駅ノートを描き、高山駅近く保存車両見学
した後、往路と同じルートを通って郡上八幡1泊。翌日は長良川
鉄道母野で、3巡目駅ノートを描く事にしましたクラ駅長です。

…今回の郡上八幡での宿泊は珍しくビジネスホテルではなく城下町
の中にある旅館だったんですが、構成の都合でソノ辺りは明日
「おまけネタ」に回す事にしましょう。

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現地へは郡上八幡の市街地から車で30分程度の距離です。
この辺りも平成の大合併市域が拡大し、母野駅すぐ南側まで
郡上市その先美濃市と言う所にあるんですよ。

母野前回の訪問から5ヵ月程度なんですが、この付近で中途半端
残ってるのはココだけなので、一緒に片付けておく事にしました。

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美濃から郡上八幡へ抜ける国道沿いにあるんですが、駅舎なく
駅への入口狭いので、気を付けて見ておかないと通り過ぎて
しまう立地にあります。

元は交換設備駅舎もあったと思われるが残る駅ですが、現在
棒線構造小さな待合室しかナイ最低限の駅ですね。

両隣木尾洲原と言う駅なんですが、今回はこの両駅名ネタの
一部になってますので、覚えておいて下さい。

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光線具合から見て夕方の雰囲気になってますが、朝7時に旅館を
出て幾つか寄り道しつつ来たので、まだ朝の8時過ぎなんです。

いいお天気日当たりが良く、線路と線路脇のススキの穂光って
見えました。…一般的に「秋=夕方」な写真が撮られる事が多いから
こちらも午後の雰囲気ですが、朝8時です。

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駅ノート簡素な待合室(元は転轍機レバーの小屋らしい)の
に置かれています。設置が確認された当初からの物で、前回以降
絵師さんの作品などは確認出来ませんでした。

…代わりに一般的な記載内容から、幾つか拾ってみましょう。

同駅の前を走る国道156号線は意外と交通量の多い街道であり、
付近に幾つかの飲食店があります。…前回ネタにしましたね。

右上の「2000年のラーメン」と言うのは中華料理2000年と言うお店、
右下の「ソフトクリーム」はその手前にあるこなもんやと言う売店で
売られてた物でしょう。

前回はこなもんやお好み焼きなどを買ったので、今回は中華料理
と思ったんですが、この時間ではまだ開店前でしょう。

…てかGoogleの口コミを読むと、好き嫌いがハッキリ分かれる状況
になってまして、私は「ちょっと無理かな」と言う方に入ると思われ
るのでヤメておきます個人経営の飲食店地雷率が高いし。

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そんな感じで今回は、南東へ約1kmの所にある洲原神社へ行って
みました。付近では大きな神社の部類に入るようで、立派な社殿
幾つも並んでいます。

平日の早朝だから空いてますが、お祭りの時などには沢山の人
来るのでしょう。

…そして中程で書いた駅名の話なんですが、Wikipedia母野駅
の歴史を見てみると、以下のような流れになっていました。

① 昭和2年美濃洲原駅として開業
② 昭和31年木尾駅に改称。翌年、2代目美濃洲原駅開業
③ 昭和61年母野駅に改称。同時に反対側木尾駅
  そして美濃洲原駅洲原駅改称

現在の母野駅2度駅名を隣に譲ってるんですね。
そして洲原神社への参詣最寄駅と言う立場も、現在の洲原駅
取られてしまったようです。何となく可哀想な気がしました。

地元の人混乱しなかったのか?とも思いますが、30年間隔なら
ソレほど問題にならなかったのかも知れません。

ともあれ次回は同日前後の「おまけネタ」を紹介して、今回の報告
を終える事にしましょう。

→次回に続く



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No.1384 駅ノートの記録