新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

駅ノート 油木

2023/01/03(Tue)

…そんな感じで山陰本線荒島「準空振り」だったので、予定を
変更して木次線油木と言う駅にやって来ましたクラ駅長です。

亀嵩付近から木次線の線路に沿って走ってきたので、三段スイッチ
バック出雲坂根「おろちループ」も通っていますが、何度も紹介
してる所なのでスルーしましょう。

20230103a.JPG 20230103b.JPG

木次線JR西日本最も高い所にあると言う三井野原を越えると、
広島県に入ります。この道も何度か通った所なんですが、油木駅
関しては意識した事なかったですね。

カーナビの指示通りに国道から脇道に逸れたんですが、大きな樹が
2本
あるだけの広場に出ました。…駅はドコにあるんでしょう?

この樹の間を進むとホームが見えてきました。
恐らく駅舎があったと思われますが、それらしい建物なく地面
土台と思われるコンクリートの床だけがありました。

一見すると島式ホームのようですが、入口に近い方線路撤去
された感じで、棒線構造の駅です。

20230103c.JPG 20230103d.JPG

駅舎ナイけどトイレだけ残ってますね。地元の方がマメに掃除
してるようで、汲み取り式ですが清潔に保たれています。

古い資料を探してみると、駅舎平成1桁台頃まで残ってたらしく
撤去された駅舎側の線路更に横には貨物用と思われる引込線
も確認出来ました。

20230103e.JPG 20230103f.JPG

ではホームに上がってみましょう。先述のように元々島式ホーム
だったものが棒線化され、上屋部分プレハブ式の待合室が追加
されています。

使わなくなった側の端ギリギリまで建物がある感じですが、そう
しないと奥行き確保出来ないのでしょう。

駅名標カナリ年代物のが取り付けられています。
駅舎の内側(ホーム寄り)に取り付けられてた物だと思われ、古い
画像
で見ると同じ物が確認出来ました。

両隣の駅が三井野原備後落合です。…先述のように前者はJR
西日本
最も高い所にある駅であり、後者は芸備線と接続する
一応の主要駅ですね。

そう考えると「何故ココに駅ノート置かれたのか?」が全く分から
ないと言うか、意図が見出せナイんですよ。

20230103g.JPG 20230103h.JPG

ともあれ証拠写真を撮っておきましょう。「ゆき」と言う駅は四国
牟岐線にもあるワケで、同駅にも駅ノートが存在します。

…回数を重ねれば、「のろ迷子シリーズ」ネタにされる事が想像
出来てしまう所ですね。

ダイヤは薄いけど絵を描くのに滞在していれば1本ぐらい列車
に出会うもので、当日はキハ120型の0番台が通りました。
隣の備後落合折り返してくるので、すぐに戻ってくる感じです。

20230103i.JPG 20230103j.JPG

待合室狭いけど窓や扉が密閉出来るので、寒い季節でも何とか
耐えられました。…まぁ1日の平均利用者数1人以下なので、
持ち出して車で描いても支障はナイと思われますが。

駅ノートケースに入った状態で、待合室内に置かれています。

…先述のように「何故ココに置いた?」なんですが、設置から
10日程度だったので、絵師さんの作品ゆっくまーシールあり
ませんでした。これから増えていくでしょう。

初めて来た駅なので、簡単にホームなどの風景を描いておく事に
しましょう。…やはり線路を撤去した跡地目立つので、コレ入口
方向から見た角度で。

てん幼児ながら「見ただけで分かる」ようになりました。
逆に今時の子供さんは、田舎のローカル線で「交換設備駅舎
ある有人駅」なんて見た事がナイかも知れませんね。

予想外時間を食いましたが当日はココまでとして、今回の宿泊地
とした広島県三次市まで移動します。
…その前に同駅関係の「おまけネタ」を紹介する事にしましょう。

→次回に続く



※コメント・感想は→こちらまでお願い致します。

No.1374 駅ノートの記録

駅ノート 若桜③

2022/12/29(Thu)

さて新たな報告です。段々と年末に近付いてきましたが、折を見て
駅ノート数合わせも進めており、今回は中国地方後発設置駅
2回に分けて回る事にしましたクラ駅長です。

2回と言っても日帰りで1駅1泊2日で3駅と言う、バランスの悪い
回り方です。まずは比較的近い所にある、若桜鉄道若桜から行って
みましょう。ココが前半日帰りの1駅な。

20221229a.JPG 20221229b.JPG

周知の通り、鳥取県内を走る若桜鉄道終点にして同社の要衝
なる駅です。何年か前の木村鉄道の社員旅行でも訪れましたので、
そっち関係の方よく御存知の所だと思われますが。

若桜駅古い木造駅舎の残る駅で、駅舎周辺の施設の幾つかが
文化財指定を受けています。

…そんな駅前に駐まってる軽トラック私でなく地元の商店主
思われる爺さんの車です。同駅に入居しているカフェ常連客らしく、
昼時に行くと高確率駅舎の真ん前に車を駐めて、メニューにない
「豚の生姜焼き定食」を食ってますわ。

「アレが食いたい」ゴネたらどぅなるのか?実験してみたいですね。

20221229c.JPG 20221229d.JPG

駅舎内は、水戸岡風味レトロな内装リフォームされています。
正面から入って左側カフェのカウンターとソノ奥に出札窓口
あり、右側ラウンジ状の待合室が2つ。…優雅な空間ですよ。

有人駅ですが基本的にホームへの出入りは自由であり、入場券
転車台C12型蒸機機関車見学エリアへ入る場合にのみ必要
になります。…琺瑯製の駅名票国鉄時代からの物でしょうか?

20221229e.JPG 20221229f.JPG

左の画像の風景もすっかり見慣れた物になりました。ホームの端
カラーコーンが見える地点から有料のエリアです。

土日や連休には、最近なら「鉄印帳目当て」乗り鉄さんなども
来ると思われますが、平日なので閑散としていました。

当日はDD16型ディーゼル機関車エンジンが掛かっており、
ずっとアイドリング状態だったんですが、何に使うんでしょう?

後に戻って来た気動車のうち、バイク「スズキ隼」ラッピング
が為された車両が引込線に入りました。…夕方まで休憩かな?

20221229g.JPG 20221229h.JPG

駅ノートは設置以降のバックナンバー全て揃っています。
待合室が2つに分かれているので、番号が重複して2冊存在する
物もあり、最も大きい番号「9」ですが10冊以上ある感じです。

前回以降の絵師さんの作品ケンさんの物が1点ありました。

管理者さんの計らいなのか、元のページから切り取って裏表紙
の目立つ位置に貼られています。私の前回の絵同様にして
頂いてたんですが、逆に目立つので上から落書きされてました。

過去2回駅そのものの風景を描きましたので、今回は少し離れた
中之島公園と言う所の遊具をネタにしてみましょう。

20221229i.JPG 20221229j.JPG

若桜の町鳥取連中部東の端にある感じなので、岡山県側から
県境の峠を越えてきた所に道の駅「若桜 桜ん坊」と言うのがあり、
ココから同公園が見えたんですよ。

最初は生コン工場かと思ったんですが、長めの滑り台のようです。
ローラーが幾つも並んでてソレを滑って行くタイプの物でしたが、
雨で濡れてたので私は体験していません

…その代わりに、ゆっくまー転がしてみましょう
実行犯てんですが、幼児なので自分(猫)の視点で「高い所
登る事はみんな楽しい」と思っており、悪意ありません

一口に「高い所」と言っても色々ですが、ゆっくまー駅の跨線橋
レベルでも怖いらしいので、やはり気絶してしまいました。

今回は1駅だけ日帰りなので半ば「無理矢理」ですが、同日
「おまけネタ」を紹介してに続けます。

→次回に続く



※コメント・感想は→こちらまでお願い致します。

No.1369 駅ノートの記録

駅ノート 紀伊長島④

2022/12/19(Mon)

今回も土日を挟んで2日の間が空きましたが、紀勢本線駅ノート
4巡目に戻りますクラ駅長です。…最後紀伊長島ですね。

20221219a.JPG 20221219b.JPG

前日熊野市尾鷲と描いて1泊し、翌朝ココまで移動してきました。
ホテル等の紹介は次回、尾鷲と併せての「おまけネタ」に譲りますが
2日目イイお天気ですね。

紀伊長島も現地では一応の主要駅でしょう。古いながらも立派な
駅舎を有する有人駅です。駅前にはパーク&ライド用と思われる無料
の駐車場がありますので、今回も車はココに入れました。

20221219c.JPG 20221219d.JPG

駅舎の前には「行幸址」と言う石碑が建っています。記述によると
昭和26年昭和天皇鳥羽から尾鷲へ向かう際、ココで途中下車
して住民の歓迎を受けた。」と言う旨の事が書いてありますな。

…恐らくはお召列車での話なんでしょうが、何の用事もなく単に
途中下車したんでしょうか。警備の手間とて増えるだろうに、まだ
ノンビリした時代だったと言う事か?

その脇には駅員さん地元の方が育てたと思われるが咲いて
ました。「ニチニチソウ」と言う物のようですが、可愛い花ですね。

20221219e.JPG 20221219f.JPG

同駅有人駅ですが窓口の営業時間限られており、9時40分
にならないと開きません。…もぅ1段上右の画像開店前の状況
ですが、発車案内のモニター消されてるんですよ。

駅ノートもソレと同時に出される18時45分終了とともに回収する
ので早く行っても仕方がなく、私としてはゆっくり目に到着しました。

ココでも入場券を買って構内に入りました。1番線に入ってるのは
多気方面行きの普通列車です。…しかし同駅には自動券売機
ないので、窓口閉まってる場合はドコで買えばイイんでしょう?

20221219g.JPG 20221219h.JPG

駅ノート3冊目の物が稼働していました。…前回以降の絵師さん
の作品ゆっくまーシール確認出来ませんでしたが、私の絵
関して例の独特な字吉澤さんからコメントを頂いておりました。

このエリア3駅全てに書かれてますから、統括的な仕事をしてる
方かも知れません。…以前にも書きましたが、この人学生時代
の試験の答案ラブレターこの字なのでしょうか?

20221219i.JPG 20221219j.JPG

では今回のネタですが、以前から気になってる「特急南紀」宣伝
看板を描いておきましょう。…カナリ以前から掲出されてるようで、
現状と違ってしまった部分が白く消されています。

まず「東京が近くなる」の下には「東京での滞在 最大6時間32分」
と書かれてるんですが、コレはダイヤが変われば微妙に変化する
ものでしょう。調べてみると現行のダイヤでは6時間36分です。

…しかしこの程度の事は最初から予測が付きそうな話であり、私が
デザイン担当者なら「約6時間30分」とかにしておく所です。

そして「南紀」の周囲にあるのが「ワイドビュー」と言う装飾文字
なのですが、周知の通りJR東海では2022年春ダイヤ改正から、
在来線の特急列車に冠していた「ワイドビュー」の名称を全て廃止
してしまいました。…コレは誰も予想しなかった事かも知れません。

そんな感じで色々と無理が生じてるワケですが、私の予想としては
のろの台詞に入れた通りです。「南紀」新型HC85系が入ったら
デザインを丸ごと変えるんじゃナイのかなと。

…また確認に行く機会はあると思うので、楽しみにしておきましょう。

では次回、画像枚数の都合2回分マトメてですが、尾鷲と紀伊
長島に関する「おまけネタ」今回の報告終える事にします。

→次回に続く



※コメント・感想は→こちらまでお願い致します。

No.1359 駅ノートの記録