新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

駅ノート 矢波

2022/09/29(Thu)

では能登半島駅ノート乱立エリア2回目ですが、前日はココへ
来るだけ丸1日使ってしまいましたので、翌2日目は実際に3箇所
のノート設置駅を回る事に致しますクラ駅長です。

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まずは宿泊地から約10km戻った矢波から行ってみましょう。ココは
海岸線に沿った所に国道廃線跡並行して通ってる所です。

当日の移動としてはココが最も遠い地点になります。
しかし無駄にイイお天気になりました。気温も高くなるでしょう。

廃線跡巡りでも比較的分かりやすい所なので、一番最初に訪れた
から駅跡としてはソノ存在を知っていました。…駅跡の間近に
バス停があり「矢波弁天」と言う名前になっています。

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国道からすぐ内陸側に少し高くなった道床の跡が残っており、コレ
廃線跡です。元は国鉄能登線だったから、土地境界の杭として
「工」マークの物が確認出来ますね。

線路は既に撤去されていますが、ホームの跡が残っています。

交換設備ない棒線構造の駅だったようですが、ホームの一部
削り取る感じで歩道が作られており、集落側から国道(バス停)
出やすいように改造されていました。

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駅の少し手前(穴水方向)線路の下を通っていた高架橋
あり、ココを内陸部へ入ると矢波の集落に入ります。

国道側駐車スペースありませんでしたが、こちら側には元の
駅前広場だったと思われるスペースがあります。そして隣の集会場
の建物は線路跡削った所に建っており、ココにも車が置けます

自由に使えるトイレありませんが、飲物の自販機がありますな。

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駅ノートは先程のバス停の待合室内「駅前ノート」として置かれて
います。一連の駅跡と同じくなやはるるさんの手による物ですが、
絵師さんの作品などは確認出来ませんでした。

内部にはこの建物御当地杉やヒバで造られていると言う説明
書きがあるのと、この付近のバス停には付き物「乗り継ぎ時刻表」
が置いてありました。

鉄道廃止後路線バス地域交通の代役を果たしてるよう
ですが、それほど本数が多いワケでもないのでしょう。上手く使い
こなすにはソレなりのコツが要るようです。

そしてバス停の名前ですが、建物の方には「矢波駅前」とあります。
恐らく鉄道廃止後現在のものに変わったのでしょう。

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じゃあ「矢波弁天」とは何の事だろう?と思ったので改めて地図
を見たら少し沖に「弁天島」と言う島があるのが分かりました。

しかし実際は防波堤のような構造物陸続きになっていました。
付近が小さな漁港なので、港湾を整備する時に繋げてしまった
思われます。

…そして「矢波弁天」を検索すべくスマートフォン「やなみ」と入力
したら、予測変換として先に出てきたのが「八奈見乗児」。私が
子供の頃から活躍しているベテランの声優さんですね。

と言う事で絵のネタ七福神の紅一点である弁財天(弁天様)と、
八奈見氏の代表的なキャラである「ヤッターマン」ボヤッキーで。

「大人 悪乗りシリーズ」は今回もやりたい放題であり、てん
苦悩止まらないようです。

廃線区間駅跡と言うのは、どうしても似たような立地条件で特筆
する事も少ないので「おまけネタ」最後にマトメる事にしましょう。

続いては既存駅の波並ですが、駅ノートにも特に変化が無かった
のでココは飛ばして更に先の藤波へ移動します。

→次回に続く



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No.1278 駅ノートの記録

駅ノート 六甲ケーブル下④

2022/09/23(Fri)

では続けて、自宅から日帰りで行ける範囲の駅ノート複数回目
報告を紹介する事にしましょう。

六甲山観光株式会社…通称「六甲ケーブル」六甲ケーブル下駅
行ってきましたクラ駅長です

…実際には前回の松尾寺との間に能登半島乱立エリア2回目
挟まるんですが、中途半端なのでコレを先に片付けます。

兵庫県南部は取り敢えず4回が目標なのですが、同駅も確認時期
が比較的最近なので遅れを取っており、今回でようやく4巡目です。

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六甲山は言わずと知れた関西の有名観光地の1つであり、明治期
から金持ち外国人向けの別荘地として開発されてきた所です。

同ケーブルカー1932年(昭和7年)開業であり、今年が90周年
と言う節目の年に当たるそうな。

訪問は8月下旬の事でしたが、最近は学校の夏休みと言うのも
違って正確に8月末までじゃないケースが多く、そろそろ空いてきた
かな?と言う判断に基づいて敢行しました。

奈良から公共交通機関で行くと、大阪市内を通り抜けて阪急
六甲駅JR六甲道駅からバスに乗る必要があります。面倒か
否かより感染症対策として車の方が安全かな?と判断しました。

の間近にコインパーキングがあるので、車はココに置けます

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…しかしに到着してみると、何やら不穏な事が書かれた貼り紙
がありました。車両に不具合があるので運休中との事です。

後で同社のホームページを確認した所、車両の台枠亀裂が発見
されたので7月22日から運休してると書いてありました。

確かにケーブルカーの車両がホームに停まったままで、本来なら
乗り場になる所に作業用の器材などが置かれています。

夏の繁忙期にココが止まると不便だろうな?と思ったら、代行バス
による振り替え輸送が行われてるようです。
…それで駅前に普段は見慣れない観光バスが停まってるのだな。

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ケーブルカー停まってます駅の機能生きてるので、駅ノート
が置かれた待合室にも入る事が出来ました。…90周年と言う事で
古い画像資料などの展示が行われています。

開業当時ケーブル下駅は現在の山上駅に近いモダニズム建築
だったようです。…この方が直線的だから絵に描くのは楽そうだ。

1938年水害被災して現在の建物になったと言う事だから、僅か
6年しか使われなかった事になりますか。意外に短命だったのね。

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現在使われている車両1999年製3代目の物ですが、2代目
1959年製左のような車両だったようです。

…コレはドコかで見ましたね。四国八栗ケーブルそっくり
向こうは1964年製だそうですが、同じ日立製作所の車両です。

当時の流行と言うのか、昔の人想像で描く超特急列車みたいな
イメージです。…だったら「昔の六甲山」と言う設定で八栗ケーブル
映画のロケに使うのも可能でしょう。こう言う事を考えるのも好き。

駅ノート2冊ありましたが、観光地の駅なので流れが早く何冊目
なのかもハッキリしない絵師さんの作品があっても現認するのは
難しいと思われます。…今回も特に発見出来ませんでした。

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所で以前から気になってたんですが、地図で見ると駅の真ん前
山陽新幹線の線路が通ってる事になっています。

…しかし目視確認出来る範囲にソレらしい構造物ナイから、当然
地下にトンネルが存在するのでしょう。深さまでは知りません

と言う事で、今回はてんがソレに引っ掛かった設定にしてみました。
一般的な小学生女児地図を見ても、こんな疑問を持って両親に
訊くような事はしない筈であり、明らかに変な方向育っています

コレでようやく同駅4巡目が完了し、兵庫県未達駅播但線
長谷のみとなりました。…こちらはもぅ少し時間が掛かる思われます。

では今回も当日「おまけネタ」を紹介して、次の報告へ続ける事に
しましょう。

→次回に続く



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No.1272 駅ノートの記録

駅ノート 松尾寺③

2022/09/21(Wed)

そんな感じで8月の盛夏は「自宅から日帰りで行けるノート設置駅
特集」と言う事にしておりますので、続いては小浜線松尾寺駅
やって来ましたクラ駅長です。…住所としては京都府舞鶴市ですね。

同駅駅ノート後発設置された所なので、間隔を詰めて半年ぶり
3度目の訪問となりました。

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大正11年1922年開業の駅で、今年が開業100周年に当たって
います。恐らく開業当時から古い木造駅舎が残ってる駅で、駅名
はココから北東方向にある西国札所松尾寺に因んだ物だそうな。

やはり貴重な建物なのか、文化財指定を受けています。…こう言う
は路線が廃止になっても駅ノート残るでしょうね。

現在は無人駅ですが、駅舎には日本茶メインのカフェが入居して
おり、駅の清掃なども地元の方ボランティアで行ってるのでしょう。
整理整頓が行き届いてて、季節の花なども飾られていました。

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ローカル線にありがちな中規模の駅舎で、広めの待合室レトロ
な感じにリフォームされた物でしょう。券売機カードリーダー
ありませんが、それが逆にシンプルでイイ感じになっています。

改札を出て右方向へ続くユルい階段を上るとホームがあります。
詳しくは「おまけネタ」に譲りますが、過去には交換設備を有した
のと、ココから舞鶴港方面貨物専用線が分岐していました。

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そして先述の通り、元は駅務室だった部分に日本茶メインのカフェ
「流々亭」が入居しています。元は松尾寺の門前にあったと言う
お店ですが、2019年からココで営業するようになったそうな。

…今回はココの店内を描きたかったので、前々回の西藤原順番
を入れ替えて営業日に合うように訪問しました。

今回も駅を見て絵を描いて…で3時間ほど滞在しましたが、カナリ
の人気店らしく平日なのに入れ代わり立ち代わりで来店客が途切れ
ない感じでした。

…但し小浜線本数が少ないので、大部分は車で来て立ち寄る
感じです。特に鉄道好きな変人でもナイ限り、それが普通でしょう。

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駅ノート待合室内のテーブル上に置かれています。前回と同じく
2冊目の物が稼働しており、以降の絵師さんの作品そけっとさん
の物が1点ありました。

この人が描く絵の女の子(通称ソケ子ちゃん)はエロさが少なくて…
と言うか個人的にタイプなので好き

ちなみに前回ボールペンが添えられてたのが、今回は見当たり
ませんでした。どうも頻繁に盗まれるらしく、2冊目の表紙には
設置者さん嘆きの言葉が書いてあります。

…個人的な意見としては「駅ノートワザワザ何か書きたい人
ペンの1本ぐらい持ち歩いてるだから、無理に置く必要はナイ。」
と言う感じでしょうか?無駄にあると無駄に荒れる事があります。

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そんな感じで流々亭では抹茶檸檬サイダーと言うのを買いました。
細かく切ったレモンが入っており、ストローが太いからソレも併せて
味わう事が出来ました。

と言う事で今回は同店の店内です。コレまた詳しくは「おまけネタ」
に入れますが、駅務室時代の名残りとして貨物ホームがあった頃
駅構内の配線図が掲示されています。

…以前にも少し触れたんですが、貨物列車と言うのは各駅で停め
つつ貨車繋いだり外したりしながらの運転なんでしょ?時間
人手莫大に要するワケで、そりゃ廃れるのも仕方ナイのかなと。

ちなみに訪問当日感染症対策として店内飲食出来ずテイク
アウト販売のみの営業でした。絵では店内のテーブルで頂ける感じ
で描いていますが、これは「CM上の演出」みたいなもんです。

今回も同駅ココまでの経路などについて「おまけネタ」に続けます。

→次回に続く



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No.1270 駅ノートの記録