新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

社員旅行2019冬 片上鉄道Ⅱ-③

2019/04/03(Wed)

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駅ノートを描きに行った播但線
久し振りに見たのがキハ41です。

キハ47反対側にも運転台を付けた、
山陰オリジナル魔改造車ですね。

以前はワインレッド黄緑みたいな
オリジナル塗装でしたが、今は国鉄
首都圏色と同じ末期色になって
ますので、見た目が謎の国鉄車だ。

…以前に増して笑える状況になってしまった気がしますクラ駅長です。
同じデザインの顔の部分だけを新たに作る余裕無かったのかしら?

さて社員旅行ですが、吉ヶ原の駅前から送迎バスに乗り、坑道農業の
見学会場へとやってきました。…バスで15分ぐらい走ったんですかね?

所で「坑道農業」ってのは何なんでしょう?

再三の説明の通り、柵原は元々が硫化鉄鉱を産出する鉱山でした。
…コレが使命を終えて閉山になった後の坑道を、発想の転換農業に
利用するようになったとの事です。コレがユニークな所でしょう。

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坑道の中ってのはトンネルと一緒で、温度湿度外気温とは関係なく
年間を通じてほぼ一定なのです。…だから光さえ確保すれば、天候に
左右される事なく作物が収穫出来るという事でしょうか?

担当者の方から簡単な説明を受け、坑道の中へと案内して頂きます。
狭いのでヘルメットは必須。…今回は3日連続ヘルメットですな。

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…鉱山跡
だけに、狭い通路が洞窟のように入り組んでます。だから
集団行動が必須の状況。途中に幾つかの部屋が作られてるようです。

最初に入った部屋は酒造会社が借りてるようで、日本酒の熟成
使われてるとの事した。…ケースに入った一升瓶が大量にあります。

確かのと鉄道恋路駅近くにあるトンネル跡も、同様の使われ方
してた筈ですよ。

野菜の栽培としては、当地の名産品である黄ニラの栽培も行われてる
ようです。…ニラに日光を当てない黄色く育つのだそうな。

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更に行く地下空間とは思えない近代的なトレーニング設備のある
部屋が出てきました。…見学者を先に真っ暗な室内に入れておいて
後から電気を点けるという演出がナカナカではあります。

ココは「ハイポキマイン・走路・やなはら」という施設で、アスリート
などが行う低酸素環境でのトレーニングを行う施設(の実験用設備)
なんだそうです。

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専門的な事よく分かりませんが、酸素濃度が薄い所で運動すると
効果が増すんですかね?一般的には標高の高い所でやる事を、ココ
では意図的に酸素濃度を調節して、同じ環境を作り出せるそうな。

この走路は42.195あるそうで、最終的に500mの施設にしたいとか。
(…429.15mにそしう。)

…走るピカチュウ親方。ヘルメットにブルゾンの姿なので、坑道の異変
事務所に知らせに来た人みたい。

珍しいモノが次々と出てくる坑道見学は、まだまだ続きます。

→次回に続く



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No.3 木村鉄道業務日誌