福山市 ゴルフ場の保存車
2020/01/29(Wed)
前回の播磨下里お絵描き教室の後は岡山県の新見市で1泊。
翌日に芸備線の駅ノートを描きに行く事にしておりましたクラ駅長です。
…結果的に言いますと吉田口駅(左)が空振り、補完として備後八幡駅
(右)へ行く事になりました。
2駅は同じ芸備線ですが、運転系統は全く異なる区間に存在します。
後者の備後八幡は駅間で言えば備後落合~新見の、最もダイヤが
薄い区間にあるんですよ。ほぼ木次線だわ。
山間部で標高も高いだろうから、もぅ少し暖かくなってからにしたかった
んですよね。案の定雨でカナリ寒かったです。その辺の顛末は後日な。
さて福山ですが、今回も車で駅ノートの設置駅を回るワケでしょ。
現着が夕方と言うのは些か勿体無い気がしたので、例によって「ドコか
に保存車か廃線跡はナイものか?」と探したんですよ。
…福山市の新市町という所にあるゴルフ場の敷地内に、井笠鉄道の
保存車があると分かりました。
…確かに福塩線の府中までの区間に新市という駅があるので、その
近所だと思われます。 だったらコレは、早く出て単体で見るより朝から
寄り道していくような位置関係なのでしょう。
正式には「新市クラシックゴルフクラブ」と言うそうな。
…ゴルフ場なんて私には、仕事で時々玄関先まで行く程度にしか縁が
ナイ所ですが、公式サイトや地図アプリの航空写真で車両の存在を
確認しておきました。
専門サイトは情報が古い場合があるので、空振り防止の為ですよ。
井笠鉄道は岡山県の笠岡(国鉄だと山陽本線)を起点とした軽便鉄道
ですが、広島県福山市とは福塩線の神辺で接続しており、何かの縁で
ココに保存されたのでしょう。
小型のタンク機関車に、客車が1両連結されています。…現場に
説明書きなどはありませんが調べた所、1913年にドイツのコッペル社
で製造された機関車だそうです。
私が見た資料より塗装がキレイなので、最近になって塗り替えられた
ものだと思われます。 …正面の数字が「3」なのに、側面のソレが「2」
なのは何故だ?
この件に関しては後日、笠岡市で同社のホジ9型気動車を保存管理
してる保存会の方から教えて頂きまして、3号機が正解だそうです。
元は2号機をココに置く予定だった物が3号機と入れ替わってるとか。
そしてコレと同型の1号機は廃線後、所沢の西武遊園地に譲渡され、
園内汽車として走ってた時期があるそうな。…ぁ、ソレは確かに写真
で見た事ありますわ。
客車は木造車ながらボギータイプで、軽便鉄道としては大きなもの
でしょう。 …雨ざらしなので外板の傷みが目立ちますが、社紋や記号
などがインレタで再現されてるのが現代的です。
井笠鉄道の客車は他の施設でも何両かの保存車が残ってますが、
大抵がこんな感じの塗装なので、現役時代からの物でしょうね。
車端部はオープンデッキ構造で、手摺は無駄に優雅なデザインでした。
そして軽便鉄道でお馴染みのリング式の連結器です。
車内は施錠されてましたので、デッキに乗って窓から車内を覗いて
みましょう。 …ロングシートで、何故か吊革が1個だけ残ってますね。
自分が子供の頃って、近所に大手私鉄しかナイ環境だったから通勤電車
以外の車両…殊に「客車」なんてのは、車内は全部クロスシートだろう
と思ってましたな。
ともあれ、こんな感じで1回分の記事になるでしょうか?…レンタカー
は夕方に返して、当日中に奈良まで帰る予定になってますので、ソレほど
ゆっくりもしてられず、先を急ぎます。
※→次回に続く
※コメント・感想は→こちらまでお願い致します。
翌日に芸備線の駅ノートを描きに行く事にしておりましたクラ駅長です。
…結果的に言いますと吉田口駅(左)が空振り、補完として備後八幡駅
(右)へ行く事になりました。
2駅は同じ芸備線ですが、運転系統は全く異なる区間に存在します。
後者の備後八幡は駅間で言えば備後落合~新見の、最もダイヤが
薄い区間にあるんですよ。ほぼ木次線だわ。
山間部で標高も高いだろうから、もぅ少し暖かくなってからにしたかった
んですよね。案の定雨でカナリ寒かったです。その辺の顛末は後日な。
さて福山ですが、今回も車で駅ノートの設置駅を回るワケでしょ。
現着が夕方と言うのは些か勿体無い気がしたので、例によって「ドコか
に保存車か廃線跡はナイものか?」と探したんですよ。
…福山市の新市町という所にあるゴルフ場の敷地内に、井笠鉄道の
保存車があると分かりました。
…確かに福塩線の府中までの区間に新市という駅があるので、その
近所だと思われます。 だったらコレは、早く出て単体で見るより朝から
寄り道していくような位置関係なのでしょう。
正式には「新市クラシックゴルフクラブ」と言うそうな。
…ゴルフ場なんて私には、仕事で時々玄関先まで行く程度にしか縁が
ナイ所ですが、公式サイトや地図アプリの航空写真で車両の存在を
確認しておきました。
専門サイトは情報が古い場合があるので、空振り防止の為ですよ。
井笠鉄道は岡山県の笠岡(国鉄だと山陽本線)を起点とした軽便鉄道
ですが、広島県福山市とは福塩線の神辺で接続しており、何かの縁で
ココに保存されたのでしょう。
小型のタンク機関車に、客車が1両連結されています。…現場に
説明書きなどはありませんが調べた所、1913年にドイツのコッペル社
で製造された機関車だそうです。
私が見た資料より塗装がキレイなので、最近になって塗り替えられた
ものだと思われます。 …正面の数字が「3」なのに、側面のソレが「2」
なのは何故だ?
この件に関しては後日、笠岡市で同社のホジ9型気動車を保存管理
してる保存会の方から教えて頂きまして、3号機が正解だそうです。
元は2号機をココに置く予定だった物が3号機と入れ替わってるとか。
そしてコレと同型の1号機は廃線後、所沢の西武遊園地に譲渡され、
園内汽車として走ってた時期があるそうな。…ぁ、ソレは確かに写真
で見た事ありますわ。
客車は木造車ながらボギータイプで、軽便鉄道としては大きなもの
でしょう。 …雨ざらしなので外板の傷みが目立ちますが、社紋や記号
などがインレタで再現されてるのが現代的です。
井笠鉄道の客車は他の施設でも何両かの保存車が残ってますが、
大抵がこんな感じの塗装なので、現役時代からの物でしょうね。
車端部はオープンデッキ構造で、手摺は無駄に優雅なデザインでした。
そして軽便鉄道でお馴染みのリング式の連結器です。
車内は施錠されてましたので、デッキに乗って窓から車内を覗いて
みましょう。 …ロングシートで、何故か吊革が1個だけ残ってますね。
自分が子供の頃って、近所に大手私鉄しかナイ環境だったから通勤電車
以外の車両…殊に「客車」なんてのは、車内は全部クロスシートだろう
と思ってましたな。
ともあれ、こんな感じで1回分の記事になるでしょうか?…レンタカー
は夕方に返して、当日中に奈良まで帰る予定になってますので、ソレほど
ゆっくりもしてられず、先を急ぎます。
※→次回に続く
※コメント・感想は→こちらまでお願い致します。
No.304 鉄道保存施設を探る