新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

常磐線 震災復旧区間を探る ①

2020/05/26(Tue)

そんな感じで常磐線の旅ですが、仙台空港からレンタカーに乗って
約30分16kmほど離れた浜吉田駅へやってきましたクラ駅長です。

…ココからは震災後新線に移設された区間の調査と言う事で、
旧線の廃線跡新しい駅などを見て行きます。

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浜吉田駅から常磐線の線路に沿って南へ900mほど行くと、内陸側
大きくカーブしている所がありました。

先程実際に乗って来た電車の車内から見えたこの地点間違いナイ
と思うんですが、旧線の線路は曲がらずに真っ直ぐ南下していた
思われます。

…私も色々と廃線跡を訪ねるようになったので、ソノ目利きは出来る
ようになりました。右の画像の、田んぼでも住宅地でもナイ不自然に
細長い土地ソレだと思われます。

付近を探してみると、国鉄の土地との境界を記す「工」マークの杭
建ってました。間違いナイようですよ。

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なるべく旧線沿った道を走りたかったのですが、途中で曲がったり
集落に当たったりするので、取り敢えずはカーナビで設定した次の駅
現在の山下駅へ向かってみましょう。

2016年に開通した新しい高架線が見えてきました。山下駅はそのまま
高架駅として新しく造られたようです。

付近には公民館ドラッグストアなども造られ、新たな駅前としての
再開発が進められてるように見えました。

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駅の構造としては、コレも先程の電車内から見た通り、交換設備のある
島式ホームの駅です。

右は改札付近ですが、当然の事にまだ新しい雰囲気です。
簡易委託駅ながらみどりの窓口があって、改札ラッチの代わりにSuica
のカードリーダーがありました。

これから造られる駅ってのは、最初からスロープエレベーター
装備してるでしょうから、無駄のないスマートな造りになってますね。

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そして現在の山下駅から海岸方向約1kmの所にある旧線区間
山下駅へやってきました。

…そもそも私は常磐線当該区間に乗るのが初めてなので、どちら
の駅も知らないワケですが、10年近く経ってるのにまだ再開発などは
行なわれてナイ様子です。

元は2面2線の駅だった事が伺えますね。同駅に関しては、津波による
被害は小さかったものの、線路そのもの移設するので震災後駅舎
跨線橋撤去されてしまいました。

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荒れ果てたホームのコンクリートの隙間からタンポポが咲いてる
のが物悲しい反面、生命力の強さみたいな物も感じ取れます。

駅前商店郵便局は健在ですが、無くなっても「駅前」と言う
表記のままなんですね。

この山下駅の隣には、地元の自治体(山元町)が建設した慰霊碑
あります。続けてソレを見にいく事にしましょう。

→次回に続く



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No.422 鉄道廃線跡を探る