新・駅長日誌Ⅱ

そんな感じの徳島ですが、阿南市で一泊した翌朝、レンタカーで牟岐線
の鯖瀬駅へと向かっておりますクラ駅長です。

…一応は鉄道利用も考えたんですが、牟岐線は徳島～阿南が約50分、
阿南～鯖瀬が１時間以上掛る鈍足な上にダイヤが薄い線区です。

ダイヤに忠実に行路を組んだ場合、徳島で船に乗るまで２時間以上の
空白が出来る上に帰宅も遅くなるんですよ。…しかも時間を潰せそうな
飲食店は何故か軒並み閉まってる状況、「ちょっと無理」と判断しました。



そんな感じでほぼ朝一（ルートインの朝食は６時半からなので７時前）
には出発して、８時前には現地に着いておりました。

徳島から室戸方面へ向かう国道55線を走り、「鯖瀬大師本坊」と言う
お寺の看板がある所を内陸側へ少し入った所が鯖瀬駅です。

鯖瀬大師本坊（八坂寺）は、四国八十八箇所霊場の番外札所の１つ
ですが、拝観料も要らないオープンなお寺のようで、早朝から御堂が
開いておりました。…駐車場やトイレはココの物が使えます。



お寺から少し戻って、線路添いのスロープを上がると駅がありました。

元から無人駅だったようで駅舎は無く、ホームに簡素な待合室だけが
ある駅ですね。てかこのスロープには車止めがナイから、軽自動車なら
建物のギリギリまで行けるし、線路に車を突き落とす事も出来るよな。

…牟岐線でソノような列車妨害を企てても、特に意味はナイとは思い
ますが、ちょっと危機感が足りないかな？と感じました。



山に囲まれ、開けてる方は海岸に近い地形のようで、駅の両端が
トンネルに挟まれています。ホームが１本だけの棒線駅でした。

右の列車が徳島（阿南）から来れる始発列車の4523Dです。
ソレの阿南発より後に出て（ホテルから駅も結構遠い）こっちの方が
先に着きましたから、やはりレンタカーにして正解ですよ。



駅ノートは一冊のみですが、いつも見かける絵師さんの作品が幾つか
残されています。やはり札所の寺院に近いのでお遍路さんを題材に
した物が多いようですね。

ケンさんは実際に徒歩で四国の札所巡りもやる方ですが、モデルに
なってるお坊さんは下里庵の畦田住職だと思われます。
…一通り見た積もりなのですが、ゆっくまーシールは無かったかな？

さて私は…取り敢えず海に近い駅
なので、海から現われるアマビエなる
妖怪をネタにしておきましょう。
…御当地とは何の関係もナイかも
知れませんが。

半魚人のような風体で、ある記録に
よれば江戸時代に肥後国（熊本県）
に出現した事があり、「疫病が流行る
事があれば私の姿を写して多くの
人々に見せよ」と言ったそうです。

だから「新型ウイルスにも効くかも知れん」と言う事で、色んな人が
アマビエの絵を描いてネット上にアップするのが流行ってました。
ちょっと出遅れた気がしますが、私が描くと以下のようになります。

…てんはまさか自分がアマビエをやらされるとは思っておらず、些か
不満気味です。本来ソノ手の役回りであるのろは甘えびと勘違いして、
大きな着ぐるみを発注してしまいました。

常識人（猫）のぱのは、巡礼の札所に因んでお遍路さんの白装束です。

以下おまけ。
駅前に「さばせ大福」と号する和菓子屋さん
があり、名物の大福餅を買う事が出来ました。

…上の駅ノート作品の中で、そけっとさんの
ソケ子ちゃんも食べてるやつです。

お寺の近くなので古くからあるお店かも知れ
ません。食べログなどによると、一時期は
店内でうどんの提供もあったらしいです。

…10個入りで700円でした。伝統的で普通に
美味い大福餅ですが、一気に10個は無理で
あり、持ち帰って何日かに分けて頂きました。

と言う事で、四国の駅ノートは全部埋まったかな？と思ったんですが
最近になって予土線の半家と十川で存在が確認されており、また後日
新たに予定を立てて行く事になりそうです。

では続けても駅ノートです。この日とは別になりますが、方向的には
よく似た所で和歌山県。久し振りの西御坊（紀州鉄道）と、紀勢本線で
コレも新たに発見された印南の報告へと続きます。

※→次回に続く

---

※コメント・感想は→こちらまでお願い致します。