駅ノート 西御坊③
2020/06/01(Mon)
…昨日までの徳島のネタと日程的には連続していませんが、続けて
駅ノートの報告です。久し振りに紀州鉄道の西御坊と、ソノ少し先に
ある紀勢本線の印南の駅ノートを回ってきましたクラ駅長です。
今回は18きっぷシーズン外になりますので、普通乗車券を印南まで
買って、紀州鉄道は御坊を途中下車で抜ける事にしましょう。
大阪から南紀方面へ行く特急「くろしお」の始発列車は、引退するする
言いながらまだ走ってるオーシャンアローですね。
…外観はカッコイイものの、コンセントはナイわテーブルは小さいわで
今の時代に合わなくなってきたのも事実。リニューアルはしないのか?
今回も何故かガラ空きなので自由席で事足りるでしょう。
御坊からは紀州鉄道ですが、紀勢本線の御坊周辺もICOCAエリアに
入ったので、0番ホームの所にもカードリーダーが新設されてました。
相変わらず全長2.7kmの超短距離ローカル私鉄なので、例によって
10分足らずで終点の西御坊に到着します。
…いつ来ても、この傾きっぷりがイイ雰囲気の終着駅ですね。
途中で見た風景も紹介しますと、まず路線の要衝である紀伊御坊駅
近くに、引退したキハ603号(左上)が保存されてます。
前回に来た時は車内に弁当屋とたこ焼き屋が入居して、店舗として
利用されてたんですが、見たら「テナント募集」の看板が出てました。
…サービスが良すぎて赤字を出したんでしょうか?残念な話です。
そして同社の最新鋭車両(一応は)であるKR301号は、昨年の全般
検査からキハ603号に似たツートンカラーに塗装変更されています。
…他にカネを掛けるべき所は幾らでもあると思うんですが。
同駅の駅ノートは、紀州鉄道の公式ノートです。物珍しさもあって
ソレなりに見物人は来るらしく、意外と回転が早いんですよ。
当日にあったノートには、冒頭のページにケンさんの作品が一点のみ
の状態でした。そしてコレも相変わらずですが、小学校の低学年の子
が使うようなサイズの机に置かれています。
…駅ノート目的の皆さん向けのガイドとしてなんですが、今回は一応
駅周辺の環境も撮ってきました。まず駅前の踏切を渡ってすぐの所に
国道42号線が通ってまして、見えてる通りファミリーマートがあります。
和歌山県の海岸に沿って走る幹線道路なので、徒歩圏内に何店かの
飲食店もあり、長丁場になっても大丈夫でしょう。
そして駐車スペースですが、駅の南西にある空間が使えるでしょう。
もしかしたら定期利用の駐車場かも知れないのですが、看板も何も
ナイので、邪魔ならない程度で短時間なら大丈夫かなと。
右の画像に見える線路は、かつて1つ先の日高川駅まで路線があった
頃の廃線跡です。ソレとは別に、あまり知られてませんがココから分岐
する貨物線があり、この微妙なカーブも廃線跡なのが分かりますね。
さて私の絵ですが、御当地に伝わる「安珍清姫伝説」のお話です。
昔話ってのは伝承なので幾つかのバリエーションがありますが、
私が最初に聞いた最も単純なストーリーを紹介しておきますと…。
昔々この地方を治める豪族の一家に、清姫と言う少女が居ました。
このお家には時々、安珍と言う修行僧(イケメン)が旅の宿を借りに
立ち寄る事があり、清姫の両親は冗談半分に「お前、大きくなったら
安珍さんのお嫁さんにして貰いなよ」みたいな事を言ってました。
やがて清姫も成長して年頃の娘さんになり、実際に安珍に恋心を抱く
ようになりますが、当の安珍はそんな事は知らず仏道の修行に夢中。
振られた清姫は怒りのあまり大蛇に変身して安珍を追いかけ、安珍
は近くにあった道成寺の釣鐘の中に隠れました。しかし大蛇は鐘に
巻き付いて火を吐き、安珍は鐘の中で焼け死んでしまいましたとさ。
…カナリ無理がある&救われない話ですが、何かこんな感じです。
てんは幼児なのでは古い事は分からないらしく、大蛇の着ぐるみと
火炎放射器を調達してきたようです(そっちの方が大変か?)。
ぱのは微笑ましく見てますが、ソレどころではナイ状況でしたね。
紀州鉄道でも過去(昭和53年)に道成寺の鐘をデザインした記念切符
を発売した事があるようで、火を吐く大蛇の絵が添えられています。
…その在庫が倉庫の大掃除で発見されたらしく(変わった話ですが)、
同じ物が今でも紀伊御坊駅で買えるそうな。
はい、前回のアマビエもそうですが、有名な民話が伝わる地域では
「昔話ネタ」も使える事が分かりましたね。
ではJRの御坊に戻って更に南下し、続いては印南へと向かいます。
ココは駅ノート新規発見の駅ですよ。
※→次回に続く
※コメント・感想は→こちらまでお願い致します。
駅ノートの報告です。久し振りに紀州鉄道の西御坊と、ソノ少し先に
ある紀勢本線の印南の駅ノートを回ってきましたクラ駅長です。
今回は18きっぷシーズン外になりますので、普通乗車券を印南まで
買って、紀州鉄道は御坊を途中下車で抜ける事にしましょう。
大阪から南紀方面へ行く特急「くろしお」の始発列車は、引退するする
言いながらまだ走ってるオーシャンアローですね。
…外観はカッコイイものの、コンセントはナイわテーブルは小さいわで
今の時代に合わなくなってきたのも事実。リニューアルはしないのか?
今回も何故かガラ空きなので自由席で事足りるでしょう。
御坊からは紀州鉄道ですが、紀勢本線の御坊周辺もICOCAエリアに
入ったので、0番ホームの所にもカードリーダーが新設されてました。
相変わらず全長2.7kmの超短距離ローカル私鉄なので、例によって
10分足らずで終点の西御坊に到着します。
…いつ来ても、この傾きっぷりがイイ雰囲気の終着駅ですね。
途中で見た風景も紹介しますと、まず路線の要衝である紀伊御坊駅
近くに、引退したキハ603号(左上)が保存されてます。
前回に来た時は車内に弁当屋とたこ焼き屋が入居して、店舗として
利用されてたんですが、見たら「テナント募集」の看板が出てました。
…サービスが良すぎて赤字を出したんでしょうか?残念な話です。
そして同社の最新鋭車両(一応は)であるKR301号は、昨年の全般
検査からキハ603号に似たツートンカラーに塗装変更されています。
…他にカネを掛けるべき所は幾らでもあると思うんですが。
同駅の駅ノートは、紀州鉄道の公式ノートです。物珍しさもあって
ソレなりに見物人は来るらしく、意外と回転が早いんですよ。
当日にあったノートには、冒頭のページにケンさんの作品が一点のみ
の状態でした。そしてコレも相変わらずですが、小学校の低学年の子
が使うようなサイズの机に置かれています。
…駅ノート目的の皆さん向けのガイドとしてなんですが、今回は一応
駅周辺の環境も撮ってきました。まず駅前の踏切を渡ってすぐの所に
国道42号線が通ってまして、見えてる通りファミリーマートがあります。
和歌山県の海岸に沿って走る幹線道路なので、徒歩圏内に何店かの
飲食店もあり、長丁場になっても大丈夫でしょう。
そして駐車スペースですが、駅の南西にある空間が使えるでしょう。
もしかしたら定期利用の駐車場かも知れないのですが、看板も何も
ナイので、邪魔ならない程度で短時間なら大丈夫かなと。
右の画像に見える線路は、かつて1つ先の日高川駅まで路線があった
頃の廃線跡です。ソレとは別に、あまり知られてませんがココから分岐
する貨物線があり、この微妙なカーブも廃線跡なのが分かりますね。
さて私の絵ですが、御当地に伝わる「安珍清姫伝説」のお話です。
昔話ってのは伝承なので幾つかのバリエーションがありますが、
私が最初に聞いた最も単純なストーリーを紹介しておきますと…。
昔々この地方を治める豪族の一家に、清姫と言う少女が居ました。
このお家には時々、安珍と言う修行僧(イケメン)が旅の宿を借りに
立ち寄る事があり、清姫の両親は冗談半分に「お前、大きくなったら
安珍さんのお嫁さんにして貰いなよ」みたいな事を言ってました。
やがて清姫も成長して年頃の娘さんになり、実際に安珍に恋心を抱く
ようになりますが、当の安珍はそんな事は知らず仏道の修行に夢中。
振られた清姫は怒りのあまり大蛇に変身して安珍を追いかけ、安珍
は近くにあった道成寺の釣鐘の中に隠れました。しかし大蛇は鐘に
巻き付いて火を吐き、安珍は鐘の中で焼け死んでしまいましたとさ。
…カナリ無理がある&救われない話ですが、何かこんな感じです。
てんは幼児なのでは古い事は分からないらしく、大蛇の着ぐるみと
火炎放射器を調達してきたようです(そっちの方が大変か?)。
ぱのは微笑ましく見てますが、ソレどころではナイ状況でしたね。
紀州鉄道でも過去(昭和53年)に道成寺の鐘をデザインした記念切符
を発売した事があるようで、火を吐く大蛇の絵が添えられています。
…その在庫が倉庫の大掃除で発見されたらしく(変わった話ですが)、
同じ物が今でも紀伊御坊駅で買えるそうな。
はい、前回のアマビエもそうですが、有名な民話が伝わる地域では
「昔話ネタ」も使える事が分かりましたね。
ではJRの御坊に戻って更に南下し、続いては印南へと向かいます。
ココは駅ノート新規発見の駅ですよ。
※→次回に続く
※コメント・感想は→こちらまでお願い致します。
No.428 駅ノートの記録