新・駅長日誌Ⅱ

…さてわんぱーくこうちの保存車両ですが、続いては小さな遊園地に
なってる部分に移動してきましたクラ駅長です。



アトラクション遊具に囲まれて、明らかに50系客車と分かる車両が
ありました。…ちなみに当日は暑いぐらいの晴天でしたが、月曜日
の早朝なので入園客は殆ど見かけない状況です。

よく見える位置に銘板がありますので、昭和53年製の車両である事が
分かります。外板の状況を見るに、何度か同じ色で塗り直されてる感じ
でしょう。…遊園地だからって変な色にしなかった所がイイですね。



こちらには詳しい説明書きが添えてありますね。…同系列の客車が
造られたのが昭和50年代の事なので、私も辛うじて知ってます。

てか50系と入り代わりに手動ドアの旧型客車が淘汰されていった
ワケだから、国鉄＆ＪＲのローカル客車列車って大抵はコレでした。
オハだから車掌室（とトイレ）のないタイプで、実は少数派です。

保存車両ですが園内の休憩施設として使われてるようで、車内に
入れます。…オリジナルも車端部はロングシートでしたが、前後に
1.5区画ずつ広げてありますね。末期に改造されたのでしょう。



外側側面の車番表記は塗り潰されていますが、車内にプレートが
残ってました。…新潟鐵工は現在の新潟トランシスの前身に当たる
メーカーであり、古くから国鉄の客車も多く手掛けてる会社です。

そして座席はモケットではなくビニールレザーに張り替えてあります。
…こっちの方が劣化にしくく、掃除も簡単だからでしょう。
実際に掃除が隅々まで行き届いており、古さを全く感じませんわ。

いいアイディアだと思うし、国鉄車両の座席としての微妙な角度も
上手く再現されてますが、欲を言えば色をもぅ少し濃い物にして、
現役時代の青モケットに近付けて欲しかった所です。



…ロングシートの区画が増えた事で、床のリノリウムに変な継ぎ目が
生じてるんですが、コレは初めて見たかな。てかクロスシート好きの
私としては、クロス区画は出来るだけ減らさないで欲しいのですが。

そんな感じで車内を見終えて反対側から外に出たら、いきなりお馬の
等身大フィギュアが居ました。…ハルウララ？何かで聞いた事あるな。

2000年前後に「あまりに弱すぎる競走馬」として有名になった子だわ。
高知が本拠地だったようです。…ソレはいいとして猫はどぅなった？



…猫そのものは居ませんでしたが、併設されてる動物園にライオン
が居ました。コレとてでっかい猫みたいなもんですが、流石にちょっと
ヨシヨシは難しいかな？

しかし柵に添えられてる注意書きが笑えます。百獣の王たる者が、
なんちゅう地味な技を使うのか？…恐らく自然界では不要な事なの
かも知れませんが。牝のライオンがドン引きしてる絵がイイわ。

と言う事で、最後は何だかワケが分からない展開になりましたが、
２泊３日の四国の旅の報告はココまでです。…駅ノートに関しては、
四国島内で現在確認されてる10箇所を制覇出来ました。

…続いてはまた回数稼ぎの廃線跡です。コレも昭和50年代頃まで
大阪市内に存在した、南海平野線の跡地を探しに行ってみましょう。

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