新・駅長日誌Ⅱ

さて新たな報告です。

来たるべき実家用の大型レイアウトに関する物品調達が一段落した
ので、段々と手狭になってきた初代の鉄道ジオラマをリフォームする
事にしましたクラ駅長です。



元々必要最低限で考えて、単線で交換駅が１つだけと言う簡素な
レイアウトだったワケですが、車両が増えるとやはり物足りません。

…コレは大きく見れば実際の鉄道にも言える事じゃナイのかな？

明治時代に日本に初めて鉄道が敷かれた頃は、政治家も技術者も
小型の機関車が時速30km程度で走る事しかイメージしておらず、
現在のように新幹線が時速300kmを出すような事は想定してません。

だから軌間も狭いし線路の造りも高速化に向いてナイの。
手っ取り早く増やすには簡素な物の方が良かったのは事実ですが。

…話を我が家に戻しますと、複線にして内側に車両基地を設けます。
最近は渡り線を発展させたダブルスプリットポイントなる物が発売
されており、コレを使ってみたかったというのも理由の１つです。



作業を始めたのが７月の中旬頃でした。…国と東京都のワガママで
こんな所に無理矢理に連休を作ったのに、謎のウイルスの第２波と
大雨が重なり、都知事が「外出は自粛しましょう」とか言い出す始末。

私はたまたま仕事のシフトが４連休と合致してたんですが、感染の
不安より「何とかキャンペーン」で無駄に混む（かも知れない）のが
嫌で何の予定も入れてなかったんですよ。

その辺りにメインの作業が来る予定にすれば効率がイイでしょう。

…では作業開始です。元々大きな建物は接着せずに載せてあった
だけなので、まずはコレらを避けて地形などを分解して行きます。

結局は３年ほど使ってた事になりますが、発展的解消なので未練は
ありません。また使える部品は可能な限り使い回す予定だから、
似たような雰囲気になる事が想像されますね。

…残念な点は「実際には誰にも見せなかった」と言う事ぐらいかな。
古墳は使い回しが無理そうなので断念。まぁ手間は掛かってますが
コストとしては安いのでイイや。



ジオラマの殆どは接着に酢酸ビニル樹脂系エマルジョン型接着剤
…要するに木工ボンドを使ってるので、水に浸ければ柔らかくなる
でしょ。と思って、使い回す物は水を張った風呂桶に浸けました。

…しかしコレがなかなか上手く行かなかったり、逆にジオラマ用の
立木は葉っぱの部分が同じような木工ボンドによる接着だったらしく
要らん所まで剥がれたり、結構大変でしたが。



そんな感じで元の施設の撤去が済みました。…段階的に作業して、
ココまで３日ぐらい掛かったかな？黒いガムテープの部分はささくれ
が大きくなった所などを、２次災害防止のために保護した物です。

折角なので先に線路だけ仮組みして試運転をしてみましょう。
…実はコレ、私が横径の長さを間違えて大きく作りすぎたのですが、
駅のホーム長は５両分、車両基地の有効長は最大４両になります。

ホントは６両ぐらいで設定したい所ですが、部屋が狭いから無理。



運転路線が外回りと内回りの２本、車両基地は５車線あるので、最大
で６編成まで置ける計算（基地を１車線空けておかないと入れ替えが
出来ない）になります。まぁ全て短編成化する必要はありますが。

置く車両にもよりますが、ほぼ奈良電車区のようになりました。

コントローラーは左のようになります。…作業が一気に複雑になった
ので、書いて貼っておかないと自分でも分からなくなります。
何なら「１番線から外回り線に出庫！」とか指差喚呼する方が確実かも。

…と、ココまでが７月の４連休前の作業でした。
最近の私にとっては４連休っても特に珍しくナイのですが、徹底して
外へ出ないのは稀な事です。ドコまで進むか楽しみでもありますね。

※→次回に続く

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