新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

二本木駅を探る ②

2020/10/13(Tue)

さてえちごトキめき鉄道ですが、続けて二本木駅ホームを見物して
おりますクラ駅長です。

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ホーム上にも待合室があり「ようこそ」の横断幕が掛かってました。
描かれているキャラクターのうち四角い方同社トキてつくん
人間に近い方御当地上越市中郷区)のさとまるだそうな。

「えちごトキめき鉄道」と言う社名にもある「トキ」新潟県の県鳥
朱鷺からの命名なんですな。初めて気付きました

「区」の単位でキャラクターが居るのは珍しい事かも知れませんが、
同地区元々あった中郷村そのまま上越市に編入されたと言う
事情から来てるのかも知れません。

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待合室には、二本木駅イメージしたと思われるジオラマがありました。
…イメージだから正確な物ではなくスイッチバックの部分は一般的な
クロスポイントになってます。コレ、動かせるんですかね?

本来なら通過する特急引き上げ線で待避してるのが面白い所です。
貨車が多く並んでるのはココが貨物駅としても機能していたから。
ソノ辺りを詳しく説明しますと…

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裏手日本曹達ソーダと読む)の大きな工場があり、かつては
同駅から工場の敷地内に通じる専用線があったそうです。
工場で製造される化学薬品の類貨物列車出荷してたのでしょう。

…そのため電車の時代になってもスイッチバック構造が維持され、
2007年貨物輸送廃止されるまで、奥手に伸びる専用線が機能
していたようです。恐らく現在はトラック輸送なんでしょうね。

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それを記念して、駅前にはタンク貨車の車軸保存されています。

タンク貨車と言うのは元々、殆どがソレを使う企業私有車であり、
古い資料などを探すと日本曹達の社名が入った物が出てきます。
…しっかり「二本木駅常備」の文字も確認出来ますな。

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島式ホームとは別に木造の駅舎があり、地下通路で繋がっています。

また古い駅ありがちランプ用の燃料灯油?)を貯蔵しておく為の
煉瓦製の小屋もありますね。

前置きカナリ長くなりましたが、駅舎を訪ねて駅ノートを描かせて
頂く事にしましょう。

→次回に続く



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No.562 乗り鉄日誌>第三セクター路線