岳南電車の旅2020 ⑤
2020/11/03(Tue)
さて7年振りの岳南電車の乗り鉄ですが、途中駅に留置されていた
古い貨物用の電気機関車に惹かれて、帰りに岳南富士岡と言う駅で
降りてしまいましたクラ駅長です。
同社では平成24年まで沿線の工場
などから製品を出荷するための
貨物列車が設定されてたんですが、
現在は廃止されています。
…廃止当時、まだ知り合ったばかりの
寺本つるぎさんが、Twitterで同路線の
貨物列車のラストランだか何だかを
見に行った報告をしてて、いい意味で
「変わった人だな」と思った事を覚えて
おります。
この近辺を含む富士市は製紙業が盛んな所なので、積荷は紙製品が
多かったようですが、元の起源は戦前に存在した日産重工業の専用線
を旅客化した物なんですよ。
今でも駅名として残る「ジヤトコ」は日産関連の部品メーカーですね。
…話は反れますが、同社が日産の部品メーカーだと言うなら、私は是非
とも倉庫内を大捜索して、今のうちにY31系セドリックの部品を買える
限り確保しておきたい所です。
まず目に付くのが、上のED40型と言う機関車が2両。元は松本電鉄が
ダム建設の工事用として所有していた物のようです。国鉄の機関車を
縮めたような、Bトレ風の可愛らしさがありますね。
手前の402号機は休車扱いではあるものの、車籍は残ってるそうな。
機関車ではありませんが有蓋貨車も2両ほどあります。…国鉄時代に
大量生産されたワム80000型のうち、軸受けをベアリングに改良した
タイプで、岳南線の末期には主にコレが使われてたようです。
左のED291号は最古参の昭和2年製。…現在見られる大部分の蒸気
機関車より古い事になります。国有化される前の飯田線で生まれ、
岳南鉄道へは昭和30年代に来たそうな。時代のスケールが違うわな。
凸型の車体を持つED501号は昭和3年製。…やはり複数の私鉄会社
を経てココへ来たようです。貨物輸送の最末期まで入れ替えなどで
使われていたとの事で、コレを目当てに撮りに来た人も多かったん
じゃないですかね?
…陽が沈む瞬間だったので、無駄に芸術的に撮れてしまいました。
同駅の「富士山ビュースポット」は何故か目印が下駄なのですが、ココ
からの見た目は右の感じです。電気機関車の背後に富士山が見れる
と言う事でしょうか(同社の公式サイトにそのような画像がありました)。
…相変わらず雲が掛かってますが、鉄ヲタ的には車両だけでも充分な
ビュースポットである気がしますよ。
貨物の取扱が終わって既に8年ほど経ってるワケですが、使わない
筈の電気機関車をココまで残してあると言うのは、何らかの「保存」
の意味もあるんでしょうね。
1両は車籍が残してあると言う事なので、イベントなどで走らせれば
客は呼べるかも知れません。…客車と機回し線が必要になってくる話
ではありますが、実現したら楽しそうです。
帰りは同社の最新型である9000型電車が来ました。…各地でよく見る
京王5000系の中古車ですが、富士急行を経てココへ来たそうな。
経営的にも同社は富士急行の資本グループに入ります。
車内は変則的なセミクロスシートになってました。…一部は転換する
から「セミ転換クロスシート」と言う事?そんな用語はナイけどね。
当日の泊まりは、少し遠いですが掛川です。予定より遅くなりましたが
新富士まで戻って新幹線に乗り、移動する事にしましょう。
※→次回に続く
※コメント・感想は→こちらまでお願い致します。
古い貨物用の電気機関車に惹かれて、帰りに岳南富士岡と言う駅で
降りてしまいましたクラ駅長です。
同社では平成24年まで沿線の工場
などから製品を出荷するための
貨物列車が設定されてたんですが、
現在は廃止されています。
…廃止当時、まだ知り合ったばかりの
寺本つるぎさんが、Twitterで同路線の
貨物列車のラストランだか何だかを
見に行った報告をしてて、いい意味で
「変わった人だな」と思った事を覚えて
おります。
この近辺を含む富士市は製紙業が盛んな所なので、積荷は紙製品が
多かったようですが、元の起源は戦前に存在した日産重工業の専用線
を旅客化した物なんですよ。
今でも駅名として残る「ジヤトコ」は日産関連の部品メーカーですね。
…話は反れますが、同社が日産の部品メーカーだと言うなら、私は是非
とも倉庫内を大捜索して、今のうちにY31系セドリックの部品を買える
限り確保しておきたい所です。
まず目に付くのが、上のED40型と言う機関車が2両。元は松本電鉄が
ダム建設の工事用として所有していた物のようです。国鉄の機関車を
縮めたような、Bトレ風の可愛らしさがありますね。
手前の402号機は休車扱いではあるものの、車籍は残ってるそうな。
機関車ではありませんが有蓋貨車も2両ほどあります。…国鉄時代に
大量生産されたワム80000型のうち、軸受けをベアリングに改良した
タイプで、岳南線の末期には主にコレが使われてたようです。
左のED291号は最古参の昭和2年製。…現在見られる大部分の蒸気
機関車より古い事になります。国有化される前の飯田線で生まれ、
岳南鉄道へは昭和30年代に来たそうな。時代のスケールが違うわな。
凸型の車体を持つED501号は昭和3年製。…やはり複数の私鉄会社
を経てココへ来たようです。貨物輸送の最末期まで入れ替えなどで
使われていたとの事で、コレを目当てに撮りに来た人も多かったん
じゃないですかね?
…陽が沈む瞬間だったので、無駄に芸術的に撮れてしまいました。
同駅の「富士山ビュースポット」は何故か目印が下駄なのですが、ココ
からの見た目は右の感じです。電気機関車の背後に富士山が見れる
と言う事でしょうか(同社の公式サイトにそのような画像がありました)。
…相変わらず雲が掛かってますが、鉄ヲタ的には車両だけでも充分な
ビュースポットである気がしますよ。
貨物の取扱が終わって既に8年ほど経ってるワケですが、使わない
筈の電気機関車をココまで残してあると言うのは、何らかの「保存」
の意味もあるんでしょうね。
1両は車籍が残してあると言う事なので、イベントなどで走らせれば
客は呼べるかも知れません。…客車と機回し線が必要になってくる話
ではありますが、実現したら楽しそうです。
帰りは同社の最新型である9000型電車が来ました。…各地でよく見る
京王5000系の中古車ですが、富士急行を経てココへ来たそうな。
経営的にも同社は富士急行の資本グループに入ります。
車内は変則的なセミクロスシートになってました。…一部は転換する
から「セミ転換クロスシート」と言う事?そんな用語はナイけどね。
当日の泊まりは、少し遠いですが掛川です。予定より遅くなりましたが
新富士まで戻って新幹線に乗り、移動する事にしましょう。
※→次回に続く
※コメント・感想は→こちらまでお願い致します。
No.583 乗り鉄日誌>地方私鉄