新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

木村鉄道社員旅行2021 ④

2021/07/04(Sun)

さて木村鉄道の社員旅行ですが、えちぜん鉄道貸切列車勝山
永平寺線終点である勝山駅に到着しておりますクラ駅長です。

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大正時代開通当初から残る駅舎リフォームした建物で、
向かって右側にはカフェの店舗が入っています。

私は何度か来た駅ですが、前回は今年の3月土砂崩れ同路線
の奥手の区間が運休中の時でした。ソレでも駅は営業してたから、
寄付の積りで福井までの乗車券を買ったりしましたな。

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今日はココで、日本最古級電気機関車と言われるテキ6型を見学
させて頂きます。普段から保存車としてココにある物ですが、保存会
の南部さんと言う方の案内で車内にも入れるそうな。

ジョギング中の近所の人ではありませんよ。てか平日すいません

テキ6型が製造されたのは大正9年1920年の事で、今年で101歳
になるそうです。京福電鉄より遥かに古い京都電燈の時代ですね。

前回に来た時はヘッドライト点いてなかった…てかライトその物
無かったように思うんですが、どうやらコレは昔の自転車のソレの
ように取り外し可能で、走る向きによって付け替えると思われます。

元は貨物列車の牽引に当たってたと言う事で、一緒に古い無蓋車
保存されています。貨物列車廃止後車庫内での入替に使われ、
2009年からココで保存されてるそうな。

…ちなみに「テキ」と言う記号は、私鉄小型電気機関車で使われ
がちな「デキ」訛った物でそうです。が1つ解決しましたね。

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では待望の車内です。電気機関車ではありますが有蓋貨車走行
装置取り付けただけのようにも見えますな。

車内に色々と古い鉄道用品が入ってますが、展示してあると言うより
単に倉庫代わりに入れてあるだけのような気がします。

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それでもコンプレッサーなどの大型の機械車内にありました。
てか床下小さな台車だけだから、大きな物付けれないのかも。

前面は3枚窓真ん中マスコンブレーキがある路面電車みたいな
機器配置です。…鉄道線の電車も大正期ならこんな感じでしょう。

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走行機器アメリカゼネラル・エレクトリックと言うメーカーの物です。
南部さんの説明にもあったように、圧力計はあっても速度計ナイ

こう聞くと私は開業初期の阪神電車の逸話を思い出すんですよ。

阪神電車ダイヤを無視してまで驚異の早さでぶっ飛ばして省線電車
客を奪うもんだから、政府の役人阪神電車告発しようと運転席
の真後ろから見ても、時刻表暗号で書いてあって意味が分からん

ならば速度違反で挙げようとしたら速度計付いてなかったと言うの。
昔の電車なら間々あった仕様なのかも知れませんな。

そしてこのテキ6型のパンタグラフは、運転席の窓からロープを引いて
上げ降ろしするというレトロな物です。

当日は架線通電してナイと言う事でしたが、電気を通せば僅か数m
ですが動かす事も可能なのだそうです。

テキ6型の見学は次回へも続きます。

→次回に続く



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No.826 木村鉄道業務日誌