新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

北陸本線の旧線を探る2021 ③

2021/08/11(Wed)

さて北陸本線旧線区間を探る自転車旅ですが、続いて有間川駅
に到着しておりますクラ駅長です。

…しかしこの区間に関して、具体的に「〇〇線」と言う通称みたいな
名前はナイんでしょうか?

北陸本線歴史のある路線だから随所に付け替え区間が存在する
ワケですが、今まで見てきたものは「柳ケ瀬線」とか「杉津線」とか
何かしら名前があったんで紹介しやすかったんですが。

無理矢理考えるとしたら「頸城線」とか?まぁ今更ココでが唱え
ても定着しないとは思いますけどね。てか「頸城鉄道」紛らわしい?

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同駅昔と変わらない位置にあるから、新線旧線合流して再び
分かれる線形になってるんでしょう。…木造の駅舎には昭和21年
建築である事を示す財産票が付いていました。

駅舎国道より1段高い位置にあるので、で入るには狭い駅前
ですが眺めはイイ所です。来る時に調べた結果、ココにも駅ノート
存在しませんでした。

しかし沿線の紫陽花キレイですね。流石に緯度の高い新潟県だけ
あって、当時はまだ梅雨入りしてなかったと思われます。いいお天気
ではあるものの、奈良より気温も低く走りやすい日でした。

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今更ながらにコース全体案内看板が出てきましたね。まだ走り
出して1/4も来てないぐらいの地点でしょう。先は長いですよ。

旧線は忠実に海岸に沿って通っていますが、それでも急斜面な崖
所は幾つかのトンネルを越える感じになっています。

右の画像を見て頂ければ一目瞭然ですが、ロックシェードトンネル
の並び方がホントに鉄道そのものの風景じゃない?…コレが今回の
ベストショットです。むしろ線路がナイ方が不自然だわ。

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そんなロックシェードを抜けて暫く行くと、鳥ヶ首岬に至ります。
ソレほど突き出た感じナイ岬ですが、高台には灯台がありました。

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この付近に旧線名立駅があった事になっていますが、ソレらしい
痕跡見当たりませんでした。…ネットで色々と調べるに、この付近
廃線跡建設会社らしき施設の敷地になっています。

自転車道は全てが廃線跡を転用した専用道と言うワケでもなく、時々
自動車の通行も可能な一般道が混じる事もあるんですよ。
線路に沿って集落があり、その中を通っていた旧街道なのでしょう。

現在の名立駅との位置関係はの感じです。直線距離で1.5kmほど
離れてますかね。そして新しい駅の方住宅地が形成されてるのが
分かります。…この手の変遷を探すのも、廃線跡巡り楽しみですわ。

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付近を流れる名立川河口付近には「うみてらす名立」と言う観光
施設が作られています。付近には一般的なコンビニもありました。

…今回は廃線跡とは言っても並走する国道現役の幹線道路
あり、海岸に沿った町は過疎化する事も少ないので、飲食には困ら
なそさうで有り難いです。まだ昼食には早いけど。

河口を渡る自転車道は、面影はナイものの鉄道時代同じ場所
に掛かってる物だと思われます。

もう少し行くと糸魚川市に入ります。次はトンネル駅で有名な筒石
地上時代駅跡が出て来る筈ですよ。

→次回に続く



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No.864 鉄道廃線跡を探る