新・駅長日誌Ⅱ

…そんな感じで到達手段の変更が些かあったものの、時間的には
予定通りに小和田駅に到着しておりますクラ駅長です。



言わずと知れた国内屈指の秘境駅ですね。過去には付近に集落が
あったそうですが、現在では「秘境駅を見に来る」と言うネタとしての
利用者しか降りない駅です。

また現在は皇后陛下となった雅子さまの結婚前の旧姓がココと同じ
漢字表記で「おわだ」と言う事から、半ば無理矢理に「縁結びの駅」
みたいな扱いになった事でも知られています。

いつも平日に来るから１人なのですが、今回は同じ列車から降りた
若者がもぅ１人居ました。…私は何度目かの訪問だし目新しい物も
少ないので、早々に駅ノートの調査に取り掛かりますが。



列車で来たから時間制限が決まっています。次の豊橋行きが来る
までの2時間25分になりますが、最近は2時間あれば描けるように
なりましたので何とかなるでしょう。

また途中で次の下り列車が通りかかるワケですが、コレが「ちょっと
見る程度」なら便利な時間（滞在時間23分）と言う事で、連休中なら
下車する人数も多いと思われます。

だから現実にはコレが着く前に描き終えてしまうのが理想かな。

以前は交換設備を有する駅だった事が伺える構造ですが、現在は
駅舎に近い方の線路だけが残る棒線構造の駅です。

そして何故か、反対側の線路を撤去したスペースに盛り土を入れて
残っているホームと同じ高さまで嵩上げする工事が行われてる途中
（作業そのものは休業中？）のように見えました。



…しかし相変わらず駅舎以外は何もナイ駅ですね。ただ駅ノートだけ
は無駄に充実しており、最古の物は昭和50年代から残っています。
ココが「駅ノート」と言う文化の発祥地だと言う説もあるそうな。

前回以後の絵師さんの新作やゆっくまーシールは発見出来ません
でしたが、有名人の書き込みとしては鉄道系YouTuberのスーツ氏
の物がありました。

同じ列車で降りた若者は、一通りウロウロして次の下り（辰野行き）
で去って行きました。そして代わりに数組の乗り鉄さんが下車。
夏休み中なので家族で来てる人たちも居ますな。



…さて私の絵ですが、先述の工事に伴って反対車線側のスペースに
小型のパワーショベルが置かれてるのを見つけたんですよ。
道路が通じてナイ筈のココに、どうやって搬入したんでしょう？

見ればキャタピラの前後に鉄車輪が付いてるから、軌陸車のように
線路も走れる構造だと思われ、例えば大嵐駅から約3kmの線路を
走ってきたのかなと想像出来る所ですね。

…てか重機メーカー（又は機械のレンタル会社）のラインナップとして、
線路幅に応じて複数の種類を揃えないと商品として完璧とは言えない
ですよね。1067mmが最も多いとしても全部がソレとは限りません。



無駄に色んな事を考えつつ、何とか予定時間内に描き終えました。
「青春18きっぷ」の期間内ですが私は持ってませんので、最後尾に
乗って車掌さんから次の大嵐までの切符を購入します。

約５分で１駅戻って大嵐に到着。続けて同駅のノートに掛かります。

※→次回に続く

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