新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

「ガッタンゴー」を探る

2021/09/01(Wed)

そんな感じで高山本線駅ノートを回る前に、奥飛騨温泉口駅
寄り道する事になりましたクラ駅長です。

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同駅はまず国鉄神岡線終点神岡駅として昭和41年に開業。
国鉄末期昭和59年第三セクター会社神岡鉄道に移管し、その
時に現在の駅名改名されたものの、平成18年廃止された駅です。

神岡鉄道時代は私が鉄道趣味から遠ざかってた時期と重なるので
訪問出来ないままに終わった路線なのですが、廃止後一部の線路
を使って軌道自転車に乗れると言う話を聞いてたんですよ。

てかココのグッズに関しても吉田商店が絡んでおり、社長(木村)
よっしーと共に非公式訪れている筈です。

いきなり行って自転車に乗れるとも思いませんし、今回はそんな時間
もナイんですが、取り敢えず探ってみましょう。…雪が深くなる冬場
別として、意外な事に平日でも乗れるようですね。

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まず駅前広場からですが、軽便鉄道風の車両保存されてました。
左は神岡鉱山で使用されたL型の車体を持つ電気機関車です。

右が富山県立山砂防工事軌道と言う所のディーゼル機関車
軌間が同じ610mmと言う縁でココに来た物と思われます。

その軽便軌道の外側に1067mmの線路もあり、以前はココにDE10型
神岡鉄道版であるKMDE101と言う機関車があったそうな。

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駅舎現役当時のままに残されており、軌道自転車「ガッタンゴー」
受付などがある他、神岡鉄道時代の鉄道用品を展示した部屋も
ありました。

発車時刻表も残されていますが「ただのかざりです」と言うのが
面白いですね。てかコレが正確な物だとすれば最終列車19時台
と言う事になりますから、カナリ早く終わってたんですな。

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構内に入ると、丁度「ガッタンゴー」出発する所でした。
恐らくは全線1閉塞の区間を往復する感じであり、発車時刻と走れる
台数の上限が決まってるのだと思われます。

平日だけど夏休み期間中子供連れさんが多く、意外と混んでます
最後尾にあるバイク付きのやつはスタッフ用かな?

色々と見てるうちに出発し、自転車を漕ぐ人たちとも離されてしまい
ましたが、廃線跡に沿った道路を追いかけてみましょう。

…やはりバイクに乗ったスタッフさんが確認のために最後尾を走る
ようです。てか自転車よりこっちを運転してみたい気もしますが。

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調べてみると、先程の奥飛騨温泉口駅から約3km先神岡鉱山前駅
まで走る「まちなかコース」と言うものと、もう少し先の山間いを走る
「渓谷コース」と言うのがあるようです。

「まちなかコース」の折り返し点になる神岡鉱山前駅に来てみると、
さっき出発した参加者さん順に到着する所でした。

なかなか楽しそう「ガッタンゴー」ですが、自転車は何れも2人乗り
の物ばかりで、1人での参加は出来ないようです。…この辺が難点
かも知れませんが、機会があれば参加してみたいもんですね。

と言う事で些か時間を食いましたが駅ノートを描きに、まずは猪谷駅
へ向かいます。

途中で見たトラス橋は現役時代から撮り鉄スポットだった第2高原川
鉄橋ですね。こんな色に塗ってしまうとプラレール感満載なんですが、
渓谷コースではココも走れるようです。

そのまま高原川に沿って、いかにも山間いな風景の中を走りますよ。

→次回に続く



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No.885 鉄道廃線跡を探る