新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

東かがわ市 福栄の保存SL ①

2021/03/08(Mon)

そんな感じで四国2日目は先ず、東かがわ市福栄と言う所にある
保存SLを見に来ましたクラ駅長です。

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C11型と言うSLは小型のタンク機関車の中ではベストセラーな形式
であり、保存車多い大井川鉄道などでは現在も動態保存車として
走ってる物です。その195号機ですか。

先述のようにココは高徳線の線路からは5km近く内陸部に入った所で
あり、SL保存されそうな環境ではナイんですが、第7代国鉄総裁
だった藤井松太郎氏故郷だと言う縁で置かれてるそうです。

東海道新幹線の計画段階で技師長だった人ですが「狭軌複々線案」
を唱えて十河総裁対立し、その場で更迭されてしまった人ですな。

機関車自体は屋根付きのホームと共に保存されており、地元の方
定期的に整備を行ってるようで割とキレイです。

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機関車の由来を記した説明書きが単なる看板ではなく結構大きな
石碑になってると言う点が珍しいかも知れません。資料によると一貫
して九州で使われてた個体のようで、四国とは関係無さそうですが。

そしてホームに上る事が出来るので、側面間近で見てみました。

まず渦巻きタイプタブレット受け2本も立ってます。そして小学校
で使うようなが置かれてますね。ココは小学校の跡地だそうなので
ありがちな備品なのでしょう。…ノートが入ってるとすればココだな

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機関車の各部分には名称を書いたプレートが付いてました。
コレまた小学校の跡地なので児童の子供たちに向けた物でしょう。

SLがココに保存されたのは昭和50年頃だそうです。今はどぅしてる
のか知りませんが、小学校の先生書道も教えてましたよね。
しっかりした楷書体が書ける人が多かったイメージです。

ホーム片方だけなので反対側動輪などが見れます。キャブ部分
灯具類盗難防止のためか、しっかり鉄格子が嵌ってました。

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左側面タンクプレート「山ざと号」と言う物に変わってました。
命名者として女性の名前がある事から、ココの小学校の児童の1人
の可能性もありますね。

…ソレはいいんですが、保存車ノートドコにあるんでしょう?
先程の机の中なんて真っ先に見たワケですが見当たらなく、コレまた
思い付く限りの場所探したんですが、ドコにもありませんね。

Twitter「ノートがある」と言う話を見たのは今年の初め頃だったと
思うんですが、色々と検索しても出てきません代わりにあったのが
右のようなイルミネーションの情報です。

…どうやらココでも冬場機関車その周辺イルミネーションで飾る
らしく、ノートその感想を書き込む一時的な物だった可能性が出て
きました。今は終わってるとしても、tweetまで消えてるのはですが。

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ホームの下にはソノ時に使われてたと思しきクリスマスの看板があり、
SLの周りの金網には右のような事が書いてありました。

…やっぱりノートは存在したんですよ。イルミネーション終わったから
片付けられたのか?そして地域の担当者と思しき人の名前と携帯電話
の番号が書いてあるから、訊けば真相が分かったかも知れません。

もしコレが市役所など公共機関の電話なら私はソノ場で問い合わせ
てる所ですが、個人の携帯電話と言うのはどぅも敷居が高い
元々「駅じゃない」所のノートなので今回は空振りとして諦めます

香川県は未だに駅ノートの存在が全く確認されてナイので、ココに
あれば正式な物ではナイにしても第1号だったんですけどね。

…しかし同じ敷地内にコレとは別に鉄道資料館もあるとの事なので、
続いてそっちを見に行ってみましょう。記事になれば何でもよろしい

→次回に続く



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No.708 鉄道保存施設を探る

四国の旅2021 ②

2021/03/07(Sun)

さて四国です。
香川県高松市屋島に残るケーブルカー跡地を見た当日は、すぐ
近くルートイン高松屋島宿泊する事になりましたクラ駅長です。

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歩王さん「そこにあれば東横イン」のように私は「そこにあれば
ルートインなのですが、近年増えて来た郊外タイプの店舗です。
この手の立地だと駐車場が広いので便利ですね。

当日は立体駐車場の1階が空いてたから「ほぼ屋内」いい環境で車
を駐める事が出来ました。翌朝の掃除で有り難いです。

所で私は駅ノートや何やで、ルートインに限らずビジネスホテル全般
年間で数十泊はしてると思われますが、いつも気にするのがWi-Fi
の電波入り具合いの事です。

大抵のホテルは屋内Wi-Fiのアンテナが各階のエレベーターホール
あるもんでして、部屋が近けりゃいいんですが端っこの方だと電波
悪くて処理に時間が掛かり、よく待ち時間を食うんですよ。

…そこで今回から5m長のUSB延長ケーブルを持参する事にしました。
元々が外付けWi-Fiだからコレでアンテナ部分室外へ出してしまえば
入りが良くなるかな?と思ったら見事に大当たり

こんなに快適に変わるんだったら、もっと早くに買えば良かった。

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そんな感じで翌日以降ですが、まずは東かがわ市福栄と言う所に
ある保存SLを見に行きます。

鉄道で言えば高徳線三本松讃岐白鳥の中間付近から5km程
内陸部へ入った所なのですが、第7代国鉄総裁だった藤井松太郎
の故郷だと言う事でSLが置かれてるそうな。

ココに駅ノートならぬ保存車ノートがあるらしいと言う話を聞きました。

その後新規発見となる高徳線阿波大宮駅を描いて阿南市1泊
3日目牟岐線由岐駅(コレまた新規設置)へと回る予定です。

東かがわ市福栄SLは、場所は分かってるものの所在地の具体的
な施設名見当たらず(元々は付近の小学校にあったらしい)、取り
敢えず付近の郵便局目的地にしてカーナビをセットしました。

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ホテルから1時間弱で到着しました。「ふくえ」と読むんですね。屋根
付きのホームがあって、タンク機関車C11型が置かれています。

色々と調べてみるにコノSLがある敷地元は小学校だったのが、
道路を挟んで向かい側に学校が移転したものの、現在は廃校
なってるそうなんです。だから地図小学校の記載無かったのか。

SL側の敷地も何らかの公共施設なんでしょうが、大部分が広い
駐車場みたいな感じ(アスファルト舗装はされてるが区画はナイ)で
他所者の私にはよく分からない所です。

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小学校そのものは道路の向かい側にあるんですが、平日なのに
人の気配無く、やはり閉鎖されてるんでしょう。雰囲気からして
昭和中期の感じの学校ですが、やはり少子化の影響なのかね?

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…現地で色々とネット検索してたら、福栄小学校に関して左のような
が出てきました。廃校になった施設を市(の偉い人)市民に無断
中国の学校法人に提供し、交流施設を作ろうとしてるらしいです。

ウチは時事ネタを扱うブログではナイのでココまでにしますが、私見
ではカナリ迷惑な話ですね。何より提供先が中国ってのが。

それより先程から近くで猫の集会らしき声が聞こえてます。政治問題
より猫の方が大事な私は早速見に行ってみました。

近所の飼い猫みたいなのが数匹居たんですが、右の茶トラさん以外
逃げてしまいました。…まぁ観光地じゃナイから仕方ありませんが。

前置きカナリ長くなりましたが、保存SLの紹介に移ります。

→次回に続く



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No.707 タクシーもどき運転日報

屋島ケーブルを探る ③

2021/03/06(Sat)

そんな感じで屋島ケーブル跡地ですが、観光道路を通って屋島の
山頂?へやって来ましたクラ駅長です。

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駐車場にも山頂付近観光案内図があったんですが、ケーブルカー
廃止前に作られた物なのでしょう。駅や線路が描き込んであり、
「屋島ケーブル駅跡」と文字だけが書き直されていました。

…後で分かるんですが山上駅跡建物などは残ってるものの、
保存施設として公開されてるワケでもありません一般的な観光客
興味を持つような物でもナイし、歩くと遠いんです。

あっさり消しておく方が親切じゃないのかな?
それと看板には矢鱈とタヌキが出てきますね。屋島寺には太三郎狸
と言う有名な狸が祀られており、そこからの発想だと思われます。

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屋島寺四国八十八霊場八十四番目の札所のお寺ですが、今回
ケーブルカー跡地がメインなので「境内を通ったら近道である」
と言う程度にスルーしておきます。

定年したら全体的な札所巡りでもやりましょうか。勿論「全て歩こう」
などと言う高尚な意図ありません観光タクシーの延長と言うかね。

現役の駅じゃないので地図アプリには載っておらず、何度か間違えて
別の場所へ出たりしながら探しております。

…折角だから山の西側へ出た時に撮った展望写真の画像です。
高松築港とランドマークのサンポートタワーなどが良く見えました。

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改めて地図アプリ航空写真に切り替えて見てみますとソレらしい
建物は写ってるものの、そこへ至る道が木に隠れて分かりにくい
ですよ、しかも駅跡を差し置いて公衆トイレが載ってる始末。

ともあれ寺の南門から20分ほど歩いてようやく発見しました。
昭和4年の開業と言う事で、レトロモダンな雰囲気の駅舎です。

先日行った六甲ケーブルの山上駅に似た雰囲気でもありますね。
当時としては最新鋭の乗り物だろうから、カネを掛けた結果でしょう。

ケーブルカーの山上駅と言うのは1階ケーブルを巻き上げる機械
を設置するワケだから、2階にソレを操作する運転室営業エリア
設ける場合が多く、やはり似たような印象になるのかも知れません。

この時代の建物廃墟になってると、どうしても心霊スポット的な
イメージを持ってしまうのですが、そんな話は聞いた事がありません

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から見た所、車両ナイようでした。…先程の登山口駅2両とも
降ろしてあるから、当たり前と言えば当たり前ですが。

ケーブルカー廃止されてアクセスが完全に観光道路の方に移って
しまうと、こちら側の駅前にあった飲食店土産物店寂れてしまう
のも当然かも知れません。

…しかしが駐まってるし(ドコかに関係者用の入口があるらしい、
ココまでの道自動車の通行は物理的には可能話し声が聞こえた
ので、営業してなナイだけで使用者(又は住人)は居るのでしょう。

が居れば猫も居るわ。飼い猫らしい黒さんが居ました。…そして
藪の中で物音がしたので、更なる猫が居るのかと思って近付いたら、
「ブヒッ!」と声がして大きなイノシシ2匹ほど逃げて行きました。

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以下おまけ屋島古代には中国大陸からの侵略に備えるための
が築かれた場所の1つだったようで、その遺構復元されていました。
ココからの眺め良かったので載せておきましょう。

…こんな山奥砦を造るのはカナリ過酷な労働だっただろうし、
作ったら作ったで警備員を置かないといけません。「大陸の脅威」
違う意味で大嫌いな私は、古代人の苦労痛く共感してしまいました。

そんな感じで久し振り絵を描かない旅をしましたが、何と楽記事
の回数が稼げてた事か。と再認識しましたよ。
翌日からまた駅ノートの旅に戻るんですけどね。

→次回に続く



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No.706 鉄道廃線跡を探る