新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

飯田線への旅2021 ⑤

2021/02/24(Wed)

…さて飯田線中部駅ノートですが、ココで今回の巡回対象となる
区間の色々をマトメて紹介しておく事に致しますクラ駅長です。

20210224a.JPG20210224b.JPG

宿泊は今回も飯田市のルートインにしました。左の画像は2日目の
の物なのですが、飯田市盆地なので冬場放射冷却現象が起き
やすいらしく、濃い霧が発生しています。

飯田線ノート設置駅の多くは中部天竜~天竜峡秘境区間集中
する格好で並んでおり、飯田市を宿泊地にした場合、段々と遠くなる
事になります。片道約30km~40kmと言う感じですね。

観光地として有名な天竜峡周辺や途中の下條村の温泉場にも旅館
は存在するんですが、やはり高めの価格設定の所が多く駅ノート巡り
(と言うか私の旅の感覚)には向かないんですよ。

…そしてで言うと為栗を過ぎた先に、平岡ダムと言うこの付近では
最も大きな発電用ダムがあります。

同ダム完成したのは昭和26年だそうですが、やはりダムを作る
水没する村が出て来るワケで、例えば為栗駅の対岸にも昔は集落が
あったようです。村が水没したから駅が秘境化した事になりますか。

20210224c.JPG 20210224d.JPG

今回の旅で回った4駅は全て、天龍村と言う自治体に位置しており、
その中心となるのが平岡駅ノートの設置ナイ)の周辺です。

ココだけが唯一、町らしい町の感じなのですが、駅に直結する形で
「ふれあいステーション龍泉閣」と言う旅館があるんです。

価格設定も手頃栗~大嵐ぐらいの範囲ならココに泊まるのが
ベスト
なのですが、冬場定休日臨時休業が多いようで今回の
日程では泊まれなかったんです。次回はココ狙いで行きましょう。

20210224e.JPG 20210224f.JPG

飯田線と言う路線も山岳地を縫うように走ってますから、ダム工事
以外にも線形の改良などでルートが変更された区間が幾つかある
らしく、ミニ廃線跡みたいな遺構が残ってる所が見られました。

橋梁橋脚などは撤去するにもカネが掛かるのでしょう、割と
そのまま残ってる所もあります。細かい変更Wikipediaなどにも
載ってないケースがあり、詳細はナカナカ分かりませんが。

20210224g.JPG 20210224h.JPG

そんな感じでココからは、少しだけ観光してみましょう。

三遠南信自動車道天龍峡インターの近くに天龍峡大橋と言う
巨大なアーチ橋が出来たんですが、その下遊歩道になってると
聞きまして、見に行く事にしました。

…インター付近はロータリー方式の交差点になっており、その1つ
の入口から天龍峡パーキングエリアに入ります。件の遊歩道には
「そらさんぽ天龍峡」と言う名前が付いてるようですね。

20210224i.JPG 20210224j.JPG

トイレ無人観光インフォメーションだけの簡素なパーキングエリア
売店食堂の類はありませんが、更に少し行くと温泉施設などもある
ようです(謎のウイルス休止中の可能性あり)。

道路橋としての天龍峡大橋もココから見えており、徒歩で行ける近さ
なので「そらさんぽ天龍峡」へはココから歩く事になります。

天気予報では夜に雨となっており、段々と曇ってきましたがカメラ
だけ持って歩いてみる事にしました。

→次回に続く



※コメント・感想は→こちらまでお願い致します。

No.696 タクシーもどき運転日報

駅ノート 伊那小沢

2021/02/23(Tue)

…さて飯田線中部駅ノートですが、続いては伊那小沢と言う駅に
やって来ましたクラ駅長です。

20210223a.JPG 20210223b.JPG

先程の鶯巣駅から、川の対岸迂回しても3.5kmと言う近さでした。
しかしココも事前にストリートビューなどで調べた時「車を置けるのか
否か」
が心配だった所なのです。

まず手前に広めの平地があるものの、コレは道路なのか鉄道用地
の一部なのかが分かりにくい。そして現地でカーナビ目的地として
示したのが、より少し山手坂道の途中だったんです。

…取り敢えずは手前の平地に車を駐めて、線路沿いに様子を見に
行く事に しました。すると駅の入口辿り着いたと言う状況です。

20210223c.JPG 20210223d.JPG

交換設備のある対向式ホームの駅です。そして豊橋方向保線用
と思われる引込線があって、車はココの終端部分に着きました。
…だから最初はスイッチバック駅のように見えたんですよ。

道路はココから坂道を登って斜めに切られたトンネルポータルの上
を通り、先へ続いています。カーナビが示した地点は法面の上で、
駅の入口ありません。…まぁ時々ある機械的なミスですな。

20210223e.JPG20210223f.JPG

対向式ホーム双方待合室がありますが、飯田方面1番線側
の建物だけ扉が閉めれる構造です。駅ノートはココにありました。

1番線ホームから見た天竜川の風景右の感じです。この大きな橋
を渡ってココへ来たんですが、これが無かったら完全な秘境駅です。

てか同駅は最近、何とか言う人が提唱する「秘境駅ランキング」
100位以内にランクインしたそうで、飯田線7番目秘境駅(※元
6駅小和田中井侍為栗田本金野千代)として扱われる
ようになったとの事です。

…しかしアレの順位何を基準に決めてるのでしょう?投票じゃない
だろうし、単なる主観?

20210223g.JPG 20210223h.JPG

お約束の「ワイドビュー伊那路」が通過。

JR東海高山本線などでは駅の分岐器改良して特急通過
する方をスルー構造とし、評定速度の向上を図ったとの事ですが、
飯田線はソレが無理な駅が多いのでしょう。

双方向とも進入時25km/h(多分)の速度制限が掛かります。
そりゃ時間が掛かる筈ですね。停車駅も多いし、急行でいいじゃん。

駅ノートはココも比較的最近に設置されたようです。絵師さんの作品
2点ゆっくまーシール2点。…てかケースにカメムシまで同封され
てるのはツラいので、外に逃がしてあげました

20210223i.JPG 20210223j.JPG

待合室内の一角に、恐らくは掃除道具などを入れてある小さな
スペースがありました。防犯のために番号式の鍵が付いてますが、
のろはコレをトイレだと思ったようです。

構図を決めた時にてん窓から覗いてる感じにしようと思ったん
ですが、外から確認すると窓の下ホームより低い地面になって
おり、人が立てる状況ではありません

だから位置を入れ替えて、ぱの特殊な能力宙に浮いてる事に
しました。ぱの化け猫なので、この程度の事なら可能なようです。

2日目2駅とも比較的早く終わったので、駅ノートココまでにして
少し観光しましょう。前回に千代駅の近くで見つけた天竜峡大橋
遊歩道「そらさんぽ天竜峡」へ回ってみる事にしました。

→次回に続く



※コメント・感想は→こちらまでお願い致します。

No.695 駅ノートの記録

駅ノート 鶯巣

2021/02/22(Mon)

さて飯田線中部駅ノート2回目です。初日正午ぐらいに現地
に着いて為栗駅だけ描き、宿泊先の飯田市内のホテルに入りました。
翌日2つ南鶯巣駅からのスタートになりますクラ駅長です。

20210222a.JPG 20210222b.JPG

飯田市のホテルから鶯巣駅までは、最短ルート約42kmです。

詳しくは後述しますが途中の平岡駅には駅に直結した旅館があり
ココに泊まるのがベストなんですが、冬場定休日多くなる
ようで、予定した当日に泊まる事が出来なかったんですよ。

…今回も事前にストリートビューなどを見て「車が駐車出来るか?」
を調べて来たんですが、駅前右のような状況です。

車止めギリギリまで入れると物理的には可能ですが、点字ブロック
を完全に隠してしまう事になり、マナーとしてダメでしょうね。

20210222c.JPG 20210222d.JPG

カナリ狭い踏切を渡った先の道幅が比較的広く、ココなら大丈夫かな。

駅舎ない無人駅で、カーブしたホーム1本だけの構造です。
付近に数件の民家があり、数百m離れた国道へ出れば公衆トイレ
飲料の自販機もあり、いわゆる秘境駅には含まれないようですね。

20210222e.JPG 20210222f.JPG

…その代わりと言うか「鶯巣=うぐす」読みから、難読駅の1つと
されています。鳥のウグイスの事でしょうが、確かに漢字はソレ
ほど知られてナイかも知れません。

ホーム上に待合室があり、駅ノートはココに置かれています。
この季節だと扉が閉め切れると言うだけでも有り難い状況ですね。
気温の低い午前中に当たってよかった。

20210222g.JPG 20210222h.JPG

待合室に造り付けの本棚があり、少年ジャンプが多数並んでいます。
駅ノートはココも意外と設置が新しく去年からの物がありました。
なので絵師さんの作品ゆっくまーシール共にありませんでした。

…確かに私がソレ以前に入手した資料には載ってませんね。
他の秘境駅との絡みもあって、この付近飯田駅の管理)は設置に
関してユルいのかも知れません。まぁ増えすぎても困るけど。

抜けてる駅としては温田平岡。この2駅は乗降客数が比較的多く
変な話ですが秘境駅巡りとしての需要は低いのかと思われます。

ではの方ですが、以前から気になってた「鳥の巣の駅名シリーズ」
で描いてみました。…「○ノ巣」又は「○巣」と言う駅は、改めて探すと
意外と多くあるもんで、全部で7箇所発見しました。

恐らくコレで全部だと思うんですが、もし他にもあれば教えて下さい
樽見鉄道「本巣」鳥じゃないので含んでません)。

20210222i.JPG 20210222j.JPG

繰り返しになりますが飯田線と言う路線は最初から電化した鉄道で、
「1つの集落に1つの駅」と言う発想で建設されました。

だから各駅間の距離ソレほど遠くない所が多く、平岡駅前観光
案内所レンタサイクルを借りれば自転車で回る事も可能なのです。

予定を立てる時にソレも考えたんですが、現実には随所で土砂崩れ
による通行止めの箇所が多くありました。…やらなくて良かった

では続いてもで、伊那小沢駅へと移動しましょう。

→次回に続く



※コメント・感想は→こちらまでお願い致します。

No.694 駅ノートの記録