新・駅長日誌Ⅱ

そんな感じで2020年最後の駅ノート旅ですが、福山駅からレンタカー
で山を越えて庄原市…備後庄原駅に到着しましたクラ駅長です。

要するに福山～庄原の道路も鉄道の福塩線に沿って走れば比較的
平坦な所が、最短ルートを選んだら殆ど裏街道のような峠道へ誘導
されてしまったようです。…ああ疲れた。軽く失敗でしたわ。



今となっては優等列車も消滅した芸備線の途中駅ですが、庄原市の
中心駅と言うだけあって立派な駅舎を構えた駅でした。資料による
と大正12年に開業した当初からの駅舎だそうです。

その割に建物が新しくキレイに見えるのは、去年の10月に改装工事
が終了したばかりだからです。詳しくは後述しますが、駅ノートも
ソレ契機として設置されたと思われます。

…それなりに人通りのある場所なので、マスク着用で臨みましょう。



乗り潰しで一度は通過してる筈ですが、乗ったままだったので駅舎
に関する印象は覚えていません。だから初めて来たのに等しいの
ですが、レトロ調のデザインを採り入れたお洒落な空間ですね。

駅の規模からして、現在は昔ほどの広いスペースを必要としない
のでしょう。コンコースの左右に待合室やコミュニティスペースが
作られており、駅ノートは入って左の待合室にありました。

庄原市が管理する簡易委託駅で、切符はPOS端末での発券です。
…改札口から構内を覗いてたら窓口のおじさんが「入っていいよ」と
言ってくれました。しかし折角だから入場券を買う事にします。

２面３線の中規模な駅なんですが、恐らくは駅舎に隣接して存在した
と思われる上屋が撤去されており、矢鱈と広々した感じになってます。
…屋根は単行の列車が停まる位置だけあればイイのでしょう。



構内には広島カープの選手をモデルにした人形が幾つかあります。

…説明書きを斜め読みしたんですが、庄原市は2005年に大規模な
合併があり、同年に不調（リーグ最下位）だった広島カープと重ねて
「大変な局面を同時に共有した」と言う謎の親近感を持ってるそうな。

だから庄原市民の皆さんには、単に「広島県人＝カープ贔屓」と言う
以上の思い入れがあると思われます。

…右の２名の選手の等身大モニュメントは、同市のメーカーが製作
した物だそうですが、躍動感がそのまま表現されたリアルな物ですね。



駅ノートは先述のように待合室内にありました。…情報と行動の早い
ケンさんが今回も一番乗りです。市の関係部署による公式設置のよう
ですから撤去の心配もなく、今後の展開が期待されますね。

さて私は…先程ホームにあった広島カープの選手のモニュメントの
リアルな方を真似してみましょう。何れもファインプレーの一瞬です。


私はプロ野球に関して無知なので
お２人がどんな人なのか知らない
のですが、のろが真似してる方の人
はカナリ腰をヒネった態勢ですね。

猫は身体の柔らかい生き物ですが
擬人化キャラの時は極めて人間に
近いので、のろは一般的な40代の
オッサンです。

日頃からトレーニングを積んでいるプロ野球選手と同じ動きが出来る
ワケはなく、下手をするとギックリ腰になる恐れもあり…と言ってる傍
から何か変な音が鳴ってしまいました。

しかし初めて行った駅と言うのは色々と珍しく、今回もまた補足ネタが
あります。次回の記事も備後庄原駅で続けますよ。

※→次回に続く

---

※コメント・感想は→こちらまでお願い致します。

さて新たな報告ですが、相変わらず駅ノートです。年末も押し詰まった
12月下旬、タイトルにもあるように2020年の最後となる旅に出掛けて
きましたクラ駅長です。

やはり冬場の事ですから、出来るだけ暖かい所へ行きたいのが人情
ですが、この冬は一段と寒さがキツいようで九州でも雪が降る始末。
…「ドコへ行っても寒い物は寒い！」と開き直って中国地方です。



京都からの列車は前回の山口県の時と同じ、0829発のひかり535号。
コレに乗るには近鉄奈良を0726に出る伊勢志摩ライナーに乗る事に
なり、セットでほぼ定番となったダイヤですね。

この列車で福山まで行き、また駅レンタカーを借りる予定です。
…繰り返しになりますが「レール＆レンタカープラン」では「のぞみ」
「みずほ」には乗れない（特急券が割引にならない）のですよ。



今回の訪問地は、まず芸備線の備後庄原から。一応は市の中心駅
だろうと思われ、小さな無人駅ではないイメージです。

…コレがまた、最近になって設置が確認された所なんですよ。
芸備線と言えば11月初旬に志和地駅を描いたばかりですが、その時
は存在がネット（Twitter）上に上がってなかったもんで…。

ココへ行くなら、ついでに回れる周辺の設置駅は福塩線の備後矢野
と中畑があります。その後倉敷まで戻って、伯備線の備中川面と方谷
を２泊３日で回る行路を作りました。

そんな感じで福山駅からスタートする事にしましょう。



まず「福山駅にも駅弁は売ってたかな？」と言う所から始めました。
と言うか「まだ潰れてないよな？」と言う感じ。最近は時刻表に記載
されてた［弁］マークが廃止されており、一層分かりにくい状況です。

無事に発見出来ましたので、今日の昼食として買って行きましょう。

「福山ばら寿司」か。福山市は太平洋戦争の戦災から復興する時、
「市民の安らぎの象徴となるように」と市民団体が中心になって薔薇
を植えた事から「薔薇の町」として知られるようになりました。

…要は「ちらし寿司」ですね。コレを「ばら寿司」と言うのは全国的な
表現だったか不明ですが、取り敢えず引っ掛けたネーミングでしょう。



今回もクレーム除けに乗車券を購入します。備後庄原までは福塩線
経由が最短ルートですが府中～塩町のダイヤが薄いので、広島経由
の方が早い場合もあるようです。

…窓口だと「今からだと時間掛かるよ」みたいな無駄なアドバイスを
受ける可能性がありますからコミュ障にはツラく、みどりの券売機の
存在は有り難いですね。

青春18きっぷのシーズン中なのでソレを買う事も考えましたが、戻り
が翌日だから２日分必要になり、安くはなりません。

と言う事で駅レンタカーの営業所へ行きます。本来ならなるべく日産
レンタカーを使いたい所ですが、鉄道絡みだとこっちの方が安いので
すいません。



今回はダイハツのトールが来ました。…トヨタだとルーミーとかタンク
が姉妹車になるやつです。日産にはない形なので、些か新鮮ですね。
運転感覚としてはジャパンタクシーに近いでしょう（よく知らない）。

カーナビでは庄原まで一般道経由で69kmと出ました。
…田舎だから目安の所要時間（２時間19分）より短かく走れるかな？
と思ったら、とんでもない山道で大変でしたが。

そんな感じで今回は、備後庄原駅から駅ノートを描いて参ります。

※→次回に続く

---

※コメント・感想は→こちらまでお願い致します。

そんな感じで近場の駅ノートの巡回ですが、こちらも久し振りの訪問
になる五新線の城戸駅にやって来ましたクラ駅長です。

…周知の通りココは鉄道の駅ではなく、未生成線を転用した路線バス
専用道の終点に相当する施設です。その専用道も現在は廃止されて
おり、バスの廃駅なのか？ともあれややこしい状況の場所です。

わが地元の奈良県で唯一の駅ノートがコレと言うのは些か淋しい話
ですが、勝手に増やす事は出来ないので仕方ありません。



正式な駅名？としては「専用道 城戸」と言ったのでしょうか？
元は国鉄が五条～新宮で計画した路線なので国鉄バスが走って
ましたが、末期には合理化で奈良交通に引き継がれていました。

…専用道の跡地に関しては、「私有地」ではなく「市有地」と書いて
ありますので、私は例えば市役所の駐車場みたいな扱いになると
解釈しております。

廃線跡に類する所なので今回も車で行きましたが、「鉄ヲタとして」
の発想なら和歌山線の五条まで電車で行くか、罪滅ぼし（笑）に同駅
までの切符を買うべき所なのでしょう。

…実はすっかり忘れてたのですが、この辺なら感覚的に実家に帰省
するのと似たようなもんです。これ以上言われたら鉄ヲタ辞めるわ。



上の画像にも少し写ってますが、敷地の奥に「THE MABOROSHI
RAILWAY」と書かれた小屋がありました。

…調べてみるに当地のイベントで専用道の廃線跡に合計1,000ｍに
なる木の線路を敷いて、五新線を再現した模型の列車を走らせた事
があるようで、ソレに関する団体の施設かと思われます。

ココは施錠されてて中を見る事は出来ませんでしたが、従来のバス
の待合室は今でも入る事が出来ます。…相変わらず何もナイですが。



駅ノートは極めて進みが遅く、一般の書き込みも月に一件程度の
状況です。やはり絵師さんの新作はありませんでしたが、ゆっくまー
シールは新規で貼られた物がありました。

…こうなると傍から見れば「絵ばっかり」と言う状況になるので、
出来るだけ間を空けて訪問する事にしてるんですけどね。



廃線跡そのものの紹介も含めて、駅跡に関しては今までにも何度か
扱いましたので、今回は周辺を見てみましょう。

ココは現在は五條市に編入されていますが、元は西吉野村と言う
自治体にある所でした。西吉野村の役場は城戸にあり、五新線が
開通したら当然に城戸駅が設置されてたであろう所でもあります。

駅跡の間近に森林組合の事務所があり、その背後を通る高架橋が
鉄建公団特製の五新線ですよ。立派な物ですが未使用です。

…付近に小さな集落があって民宿などの看板も出てますが、どうも
休業中の物が多いようです。季節的な事なのか単に維持出来てナイ
のかは不明ですが。

今までの報告では付近の飲食店に関して「なし」としておりましたが、
歩いてみると喫茶店が１軒あるのを発見しました。

…しかし近くを通っただけで盛大なカラオケの音が聞こえる環境で
あり、田舎によくあるカラオケ喫茶だと思われます。恐らくは地域の
お年寄りの社交場として機能してる店舗でしょう。

完全な偏見ですが田舎のコロナはこう言う所で拡散されてるような
気がします。…私の最も苦手な種類のお店ですが、気にならない方
なら休憩や腹ごしらえに充分に使えると思いますよ。



さて絵の方ですが、今回は現在も使われている国道沿いのバス停
の方を描いてみる事にしました。

ココには高速道路を経由しない路線バスとして日本一の距離を走る
事で有名な奈良交通の八木新宮線のバスが発着します。
…旅番組や物好きなYouTuberが最近よく紹介してるアレですよ。

全区間を乗ると距離にして約167km、片道の所要時間が約６時間半
と言う長丁場で、左の画像に載せたのは城戸発1532の便です。

全体の約1/3弱が終わった感じで、終点の新宮には2022着ですか。
のろ一家はココから乗るようですが、食い物は買ってあるだろうな？
宿の夕食まで持たないぞ。

…と言う事で新しい年もそろそろ２月になろうかと言う頃ですが、
ウチのブログは概ね１か月のタイムラグがありますので、次回から
2020年最後の駅ノート旅の報告に移ります。

広島県内の芸備線でコレまた新規発見された駅がありましたので、
年内に片付けたくて出掛けてきたんですが、何故個別に発見される
のか？…まぁ文句を言っても仕方のない話なんですが。

---

※コメント・感想は→こちらまでお願い致します。