新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

門出駅と合格駅 ②

2020/12/23(Wed)

…さて門出駅(と言うかKADODE OOIGAWA)ですが、蒸気機関車
保存車を見た後、建物内に入ってきましたクラ駅長です。

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こちらは「おおいなび」と言う観光案内所と、ビュッフェ形式のレストラン
がメインになっています。…お昼時なのでレストランカナリ混んでおり
待ちが出てました。ウイルス対策入店を制限してるのかも知れません。

どの辺りまで対象範囲にしてるかのか定かではありませんが、やはり
島田市から川根本町へかけての大井川鉄道の沿線がメインでしょう。

…てか大井川鉄道1枚物のカレンダーは、無人駅だろうが営業してる
のか不明店舗だろうが、ドコへ行っても貼ってあるイメージです。

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本格的な物販コーナー道路の向こう側のエリアにあるようですが
行ってません)、こちらにもお土産類が売られています。

…コレまたなるべく人の少ない瞬間を選んで撮ってますが、結構な
人出でしたね。丁度秋の3連休始まる前で、世間のウイルス対策
緩んでた時期の事です。大部分の人忘れてると見ました。

ソレでも施設内ではマスクの着用を求められるし、検温や手の消毒
などは実施されてました。…私も嫌々ながらマスクをしております。

そして観光案内所隣接しているので、こちらの屋内上下線
の発車案内液晶ディスプレイで表示されています。

…ソレまで昭和初期の木造駅舎ばかり見てたので大きなギャップ
感じました。ココだけ無駄に現代的ですね。

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と言う事で、いよいよ門出駅を見に行きましょう。

先日来、沿線で駅ノートを描いてて近鉄16000系を見かける度に、
この駅開業記念のヘッドマークが付いてるのが気になってました
SL列車にも「門出」のロゴのヘッドマークが付いてましたが)。

開業から6日目の訪問だったので、まだ新築の雰囲気です。
手前の合格駅(五和駅)から500m程度の位置だからか、交換設備
ナイ棒線構造のホームでした。

全駅下車唯一の売りであるヨコミそのうち来るんでしょうが、
貧乏人だから18きっぷシーズンになるかな?

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駅名票オリジナルのデザインになっており、「門出=めでたい事」
と言う意味か熨斗紙みたいな雰囲気でした。

時刻表もありますが運転本数増えたワケではナイから、2時間に
1往復程度の運転である事に変わりはありません。

普通列車のみ停車し、SL急行の類は通過となります。…観光客
が多い所だろうから、通過時刻ぐらいは書いてあると親切でしょう。

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ホームに通じる前庭にはレトロな形郵便ポストがあり、「大井川
流域=お茶」のイメージか緑色に塗られています。
コレは飾りではなく実際に機能している郵便ポストのようですね。

あと鉄道関係と言えば、C11312号保存されている場所の延長上
(と思われる位地)にレールが埋め込まれていました。 廃線跡など
で最近よく見る表現ですが、ココでの意味はよく分かりません

実は「もしかしたら新しい駅駅ノートあるかも」と言う思いから
3日目予備日にしてたんですが、ソレらしい物は見当たりません
でした。…まぁこの混雑では、あっても長時間独占して絵を描くのは
無理でしょうね。

空いてればココで昼食にしても良かったし、SLの煙をイメージした
真っ黒なソフトクリーム(チョコレート味)名物だったりするよう
ですが、今回は早々に切り上げます

では最後駅名変わった五和駅を見て奈良へ帰る事にしましょう。

→次回に続く



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No.633 駅長が見た風景

門出駅と合格駅 ①

2020/12/22(Tue)

大井川鉄道本線駅ノート予期せず7駅も描いて奈良へ帰る
途中、11月12日新規開業したばかりの門出駅を探るべく、現地
寄り道しておりますクラ駅長です。

新東名高速道路島田金谷インターに近い所なので、終わればすぐ
高速に乗れて便利な所でもありました。

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同駅同時に開業した「KADODE OOIGAWA」と言う御当地の農産物
などを中心に扱う複合商業施設に隣接しており、大井川鉄道では35年
振り新駅になるそうな。

…沿線の町の需要から作られた小さな新駅同社の場合、2つ隣の
日切駅がソレに当たる)を想像してたんですが、状況が全く違うぞ

実際の所、既存五和駅とは500m程度しか離れてません。
そして五和駅は、門出駅の開業と合わせて「合格駅」と駅名が変わり
ました。それも後で見に行く事にしておりますが。

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いわゆる「道の駅」更に大きくしたような物でしょうか?道路を挟んだ
両側敷地が展開されており、歩道橋で繋がっています。

概ね駅に近い方レストラン観光案内所などのエリア、反対側
公園物販のエリアになるようです。

…と言うかなるべく人を入れないように撮ってますが出来たばかり
珍しいのか、平日なのに結構な人出なんですよ。私は駅さえ見れれば
いいと思って寄っただけなのですが、コレは予想外でした。

単に混雑が嫌いと言う事もありますが、謎のウイルス収まってない
状況で、東京都民多いかも知れない所には長居したくナイですね。
必要最低限な部分だけ見て、とっとと退散する事にしましょう。

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まず目に付いたのが蒸気機関車保存車ですが、大井川鉄道
以前に使われていたC11312号機が、ココに静態保存されています。

同社では現在も190号機227号機の2機が活躍していますが、
製造番号で言えば最も新しい筈312号機先に引退してしまった
んですね。単に車両の新旧だけでは判断出来ない物なのでしょう。

説明によると国鉄廃車になった後、三重県松阪市「ドライブイン
あら竹」静態保存されてた物が昭和62年大井川鉄道へ来たのだ
そうです。…あら、意外な所で縁のある「あら竹」が出ましたね。

やはり静態保存時の状態が良くなかったのか、平成19年に再度廃車
になった後は、部品取り用として最終的には右端のような無残な状況
になってたようです。

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それが今回ココに展示される事になり、新たに部品などを作り直して
復元したと言う事情のようです。…静態保存車だから実際に走れる
のか
どうか疑わしいと言うか、ほぼレプリレカなのかも知れません。

上の画像と比べると、キャブ部分左右のタンク除煙板などが
新品なのでしょうか?よく見ると運転席周りの機器類省略されてる
状態でした。

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しかし流石は大井川鉄道です。ソレなりに立派に見えますね。事情を
知らない一般の観光客にはコレで充分かと思われました。

そして本来は下回りも見れるのか、車庫のピットのようなが掘って
あるんですが、恐らくはウイルス対策のためか閉鎖されておりました。

お昼時に当たってしまったので混雑が鬱陶しい所ですが、続いて
駅とソノ周辺だけでも見て帰る事にしましょう。

→次回に続く



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No.632 鉄道保存施設を探る

駅ノート 地名

2020/12/21(Mon)

さて大井川鉄道駅ノートですが、ノート設置駅としては最後になる
地名駅にやって来ましたクラ駅長です。

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こちらは街道筋から少し離れた集落奥まった所にある駅です。

…既に見慣れすぎてコレが当たり前になりつつありますが、レトロな
木造駅舎の駅です。正面・ホーム側ともに建て付けの悪い木の扉
どちらも全く動きませんでしたわ(要するに閉まらない)。

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見た感じは無人駅ですが駅の真向かいにある商店切符が売られて
いるらしく、分類上は簡易委託駅と言う事になるようです。

しかし窓口人の気配ナイし、電車整理券乗車だからそのまま
乗っても構わないワケで、どの程度の利用者が居るのか不明です。
…てかココは何のお店なのか?ソレすらよく分かりません

駅ノートは、またB5判の手帳が出てきました。下泉駅と同じくホクレン
のロゴが入っています。青部を入れたらコレで3駅目だな。

3駅同時に置かれたとすれば設置から2週間以内の物であり、ネット
上に情報が無かったのも道理です。書き込み皆無の状態でした。

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ではホームに出てみましょう。「地名」と書いて「じな」と読みます。

大井川鉄道鉄ヲタにはメジャーな路線なので私は元から知って
ましたが、例えば「駅ノート/地名」で検索すると明らかに「ちめい」
意味で使われてる物ばかりがヒットしますな。

ホーム島式交換可能な構造です。つまり同線交換駅殆ど
島式ホームのようですね。…先程の近鉄16000系千頭まで行って
引き換えしてきましたか。

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から少し千頭寄りに、アーチ状コンクリート製の構造物があり、
ホームには「日本一短いトンネル?」と言う案内看板がありました。

色々と調べてみるにコレは正式な隧道(トンネル)ではなく、この上を
通っていた索道の保安用の建造物のようです。

ホームの説明書きにもあるように大正14年頃から、大井川上流での
ダム建設の資材などを運ぶために、藤枝市滝沢(ココから南東
約10km)から千頭の先まで、川根電力索道と言うロープウェイ式の
輸送手段が存在したようです。

その索道がココで大井川本線交差してたので、荷物の落下防止
などのためにこのようなシェルターが必要でした。その後索道
昭和14年廃止されましたが、コレだけが残ってるそうな。

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続いて下り電車が来ました。下り電車島式ホーム手前側に着く
ので、踏切の警報機が作動するんですが、コレが「チンチンチン…」
と言う電鈴式の物だったんですよ。…但し遮断機ありません

絵のネタはコレで行きましょう。今の子供電鈴式の警報機とか殆ど
知らないと思うので、初めて音を聴いたら違和感を感じるでしょうね。

…と思ったら、のろ鈴(りん)を叩いてお経を読んでたと言うボケです。
ボケてるだけなので、ぱの成仏させようと言う意図はありません
時間の節約のために背景を省略しました。…無くても伝わるでしょ。

と言う事で、今回は予定してたのが3駅の所を空振り1駅、代わりに
新規発見5駅合計7駅と言う、予期せぬ大漁になりました。
3日目予備日にしてたので何とか回れましたが、やはり疲れますね

大井川鉄道は何度か乗り鉄で訪れたり、過去には平行する道路
で走った事もありましたが、途中駅詳しく見たのは初めてでした。
駅の並び順もすっかり覚えてしまいましたわ。

では奈良帰る前に、新規開業した門出駅と駅名が合格駅に変わった
五和駅の様子を探りに行く事にしましょう。

→次回に続く



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No.631 駅ノートの記録