新・駅長日誌Ⅱ

…奥能登地方からの帰り、福井県で少し寄り道してえちぜん鉄道の
三国港駅に立ち寄ってみましたクラ駅長です。



ココは以前からノートが設置されてる駅だったんですが、最近になって
Twitter上で「見当たらなかった」と言う記述を見掛けたような気がした
ので、その確認の為だったんです。

…やはり駅舎内の目視出来る範囲には見当たらないですね。

時期的にはそろそろ描きたいな。と思ってた所なのですが、ナイ物は
仕方ありません。てか前回が再生紙のレポート用紙だった時点で、
今後の先行きが怪しい気がしておりました。やはり撤去されましたか。

…自分の記録をマトメる上で、偶数の駅をカップリングにして回るのが
望ましいんですが、今後は勝山側の比島駅と越美北線の勝原駅をセット
にして回る事にしましょう。…山を挟むけど距離は大した事ナイんです。

さて鉄道ジオラマの製作ですが、前回までで本体の作業が概ね完了
しました。折角なので改めて全体を眺め、行数を稼いでおきましょう。



まず配線としては、複線の本線が変形した小判型になったエンドレス
のレイアウトです。コレ自体は特に珍しい物ではナイでしょう。
駅は５両まで停まれる島式ホームの物が１箇所あります。

そして円周内に車両基地を作りました。上下線の双方へ出入り可能
な構造で、有効長４両の車線が３本、３両用が２本あります。
だからフル活用すれば全部で６本の列車を置ける事になりますね。



…保有車両は相変わらず、奈良県を中心に紀伊半島内で見られる物
をテーマに集めてます。ＪＲより国鉄車の方が多いでしょう。

私は昭和47年の生まれですが生活県内が近鉄沿線だったから、国鉄
の関西線などは時代的には被るけど「ちょっとした非日常」です。

尚且つ概ね「国鉄＝遠出」だから、青いモケットのクロスシートを見ると
テンションが上がる子供でしたね。

また今後は近鉄の車両も増やす予定です。最近は個性的な特急車両
や観光列車も増えたから、今から楽しみですね。…カネは掛かるけど。

ジオコレの建物は全てを使い回し、足りない分を幾らか追加しました。
また大き目の寺と鹿ヨシヨシ場を作ったから、奈良っぽい風景です。



平行して作業してるのが連結器の取り換えです。…追加で電車23両を
密連型のカプラーに取り換え、一般型＆急行型気動車22両が自連型
のソレに変わりました。

そうやって捻出したアーノルドカプラーは、貨車と旧型客車に回すワケ
ですが、同じメーカーでも時代によってカプラーの形状が違うのに苦労
しましたね中古車は以前の持ち主が勝手に変えてる場合があるので。

…右のようなタイプの物を自連型に変えた場合、車体側に付いてる
ピン（矢印）を切ってしまう必要があり、コレを再生させる必要がある。

元々のピンは一体形成のプラスチックだから、部品として買えるのは
カプラー部分だけです。…仕方がナイから車台に穴を開けて事務用
のクリップから切り出した物を打ち込んで改造しました。



元は手書きだった制御機器の掲示物の類も、印刷して完成させました。
コレ表示しておかないと自分でも分からなくなります。

そして途中から滞ってた編成方向の表示も（分かってる物に関して）
全編成に関して完了しました。

…概ね「奈良駅を東側から見た状態」と「新宮駅を内陸側から見た状態」
に統一したんですが、全部合ってるかどうかは自信ナイですね。殊に
現在は引退した車両。まぁ適当でも構わないと言えばソレまでですが。

ぁ、ジオラマのカバーを作るの忘れてるわ。
 
※→次回に続く

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先日、下関で宿泊したホテルは朝食が付いて無かった（謎のウイルス
を理由に手間を省いてると思われます）ので、帰る日の朝は新下関
の駅で駅蕎麦を頂きましたクラ駅長です。



…こうなると朝から開いてると言うだけで有り難い話ですが、下関と
言えばふぐ（現地では「ふく」と言う）なので、ふぐの天ぷらが入ってる
と言う物です。高級料理は無理ですが、コレなら何とかなりますね。

基本的には冬場の季節物なんでしょうが、駅蕎麦用に加工した物まで
あると言うのは意外でした。券売機だし1,000円に満たないのでココは
現金払いですが、一応「名物は押さえた」と言う事にしておきましょう。

さて鉄道ジオラマの製作ですが、いよいよ最終段階に入ってきました。



まず残ってたのが架線柱ですね。コレは以前、駅ノートで岳南電車の
比奈駅へ行った時、現地（駅に入居している）模型屋さんで買った物
ですが、よく見たら鉄骨タイプのやつでした。

…実際どうなんでしょうね？ＪＲは国鉄時代からコンクリート製が多い
ような気がしますが、例えば近鉄などは今でも鉄骨が主流です。

イメージとしてコンクリート柱の方がイイのと、その仕様の単線用と
を併用するので些かの違和感はありますが、贅沢は言いません。
と言う事で、従来からある単線用も使い回して並べて行きます。

…カーブ区間では架線が外側に張るような並べ方があるそうな。
あと碍子の部分を白く塗るだけでもリアルさが増しますから、これから
挑戦しようとする方は覚えておいて下さい。



続いてが山以外の部分に生えてる樹木です。これも殆どが前回の
ジオラマからの再生品ですが、コレは特にこだわりなく、必要だと
思われる部分に適当に植えておきました。

物によっては葉っぱに相当する物を増やして、より密になってます。

…池の畔には、また前回と同じ種類の３本（コレだけ他と混ぜると
違和感がある）を置いて、寺の境内に高めのポプラと思しき樹がある
のも似たような配置です。



そして最後が道路用のガードレールです。コレはKATOからいい感じ
の物が出てますのでコレを買ってきた他、ジオコレのバス停に付属
してた物も使いました。自動車を並べて完成ですよ。

…KATOからは同じカテゴリーとして信号機や道路標識なんかも発売
されてるんですが、ソレを置くと道路の車線も必要になりますよね。

あくまでメインは鉄道なので、その辺は省略しておきましょう。
そっち方面に深入りすると止まらなくなるし、正しい知識もありません。

そんな感じでようやく完成しましたので、記念列車として仕入れたのが
「サロンカーなにわ」です。…現場監督のわんわんお様も大喜び。

折角だからジョイフルトレインも１本ぐらいは欲しい所ですよね。
…天鉄局のソレは「12系改造の和式客車」と地味な物の上に商品化
もされてませんので（比較的簡単な改造で作れますが）。



トミックス製品だけど、現物が１編成しか存在しない物だから車番とか
貼らされずに済むかな？と思ったら、テールランプのレンズを嵌め込む
と言う、コレまた細かい作業が必要でした。

…このぐらい、形成を一体化して製造出来ないものなんですかね？
失くしたら発見出来ないぞ（ソレを考慮してか倍の数が入ってる）。

説明書のように外側から取り付けるのは無理と判断して、結局は車両
全体を分解して内側から差し込む感じにしました。ソノ方が確実です。

…７両編成な上に機関車が必要なので、全部を連結すると長すぎます。
暫くは適当に間引いて使うしかナイですね（他の列車も概ね同様）。

と言う事で長編成は無理ながら、それまで以上に複雑な運用が可能な
ジオラマがようやく完成しました。暫くコレで色々と楽しめると思います。

あと大きな作業としては、ジオラマ全体を覆うカバーの改修ですかね。

※→次回に続く

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さて奥能登地方の駅ノート旅ですが、最後は恋路駅跡になります。

今回は廃線跡に関する部分はほぼスルーしてますが、やはりココまで
辿り着くのに、それなりの時間と手間が掛かりましたクラ駅長です。



…恋路海岸のモニュメントがある公園から、道路を挟んですぐの所に
恋路駅跡への入口があります。車は入れませんので、そのまま駐車場
に置いて徒歩で行く事にしましょう。

ココはその名前から観光スポットにもなっており、廃線後も駅の前後
数百メートルの線路が残されています。…この区間を利用して足漕ぎ
式のトロッコ列車に乗れる事でも知られていますね。

「歓迎・恋路駅」の看板は確か、現役時代からそのままある物だったと
思いますが、駅名票はレプリカです。

実際の次の駅は鵜島と言いますが、「そうげん」となってるのは近くに
ある宗玄酒造と言う酒造メーカーの事で、この先にある廃トンネルが
同社の酒蔵として再利用されてるんですよ。

…足漕ぎトロッコも含めて、実質的にココの管理は概ね同社によって
行われているのかも知れません。


元は夏場だけの臨時駅だったと言う
事で駅舎の類はありませんが、現役
時代からあったモダンな形の待合室
が残っています。

…線路が南北方向に通っており、
朝の早い時間帯だったから東側の窓
から強い陽射しが入ります。
それがステンレス製の壁に反射して
眩しいったらありゃしません。

折り畳み式のテーブルがあったので勝手に使わせて頂きますが、
恐らくコレは足漕ぎトロッコを営業する時に受付として使う物でしょう。


そして待合室内には謎の集合写真が
貼られていました。

…「恋路駅」で画像を検索すると時々
出て来るやつですが、何となく恐い
のでそれ以上は調べておりません。

状況からしてココで小規模なコスプレ
オフ会が開かれたと言う事でしょうか？
…それはイイとしても色々と謎ですね。

①…そもそも何で恋路駅なのか？（複数の作品のキャラに見える。）
②…衣装は兎も角、このような被り物（お面）まで市販されてるのか？
③…トロッコを運転するのに、この被り物で視界が確保出来るのか？
④…まさか中身はオッサンじゃないだろうな？

…係の人にしても、この一団がゾロゾロ歩いて来たらビックリだよね。
色々と闇が深そうなので、今後も詳細を調べる事はナイでしょう。
事情を知ってる方があっても、教えて頂かなくて結構です。特に④。



ともあれ駅ノートです。ココのは一般的な物より大きいＡ４サイズで、
コレまた調べてませんが宗玄酒造の管理だと思われます。
…角度によっては雨が降り込むのか、紙が湿ってるのが難点ですね。

観光地でもあるので意外と書き込みは多めですが、バックナンバーは
ありません。絵師さんの作品は河合野好さんの物が一点、恐らく七見
や波並と同じタイミングで回られた時の物でしょう。

…こちらも私には知識のないキャラクターですが、河合さんは無類の
巨乳好きとして知られており、今回も然り…と言う感じでしょうか？



こちらも駅の風景は前回に描きましたので、今回はその宗玄酒造を
ネタにするべく、歩いて見に行く事にしましょう。

ココでは恋路駅の記念切符も販売されてるようです。…駅の案内には
「北へ約150ｍ」とありますが、実際はその倍近くあるでしょ。

…早朝なので開店前だったんですが、老舗の造り酒屋さんで試飲も
出来るようです。また同社では日本酒を樽ごと買うオーナー制度が
あり、廃トンネルではその樽が保存されてるとの事です。



…と言う事で駅ノートの絵も宗玄酒造です。
猫キャラ３匹はそれぞれの事情で酒が飲めませんが、可能な方は
試飲されてみては如何でしょう？

ぱのは元々、肝機能に生まれつきの障害があったらしく、そのせいで
若くして亡くなったワケですが、絵の中では化け猫なので、何をしても
コレ以上悪化しないと思われます。…でも一応は注意してるらしい。

以下おまけ。今回の地域共通クーポン券は、帰りのサービスエリアで
また自分用のお土産として使いました。…てか毎回こんな感じですが、
北陸なのでのどぐろのふりかけと蒲鉾のセットです。

そんな感じで駅ノートも幾つか新規の駅が増えましたから、久し振りに
遠出しない休日を設けて、鉄道ジオラマを完成させてしまいましょうか。

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