新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

奥能登への旅2020 ②

2020/11/26(Thu)

…私は日々、LPガス自動車という一般的には不便な乗り物に乗って
全国各地へ出掛けてるワケですが、やはり困るのが行った先でのガス
の充填に関する事です(※画像は今回の記事とは別の日です)。

ぃゃ、店舗が少ないとか営業時間が短かい事には慣れてるんですが、
問題は代金の支払いなのですよ。

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LPガスのスタンドと言うのは、基本的に取引のある地元のタクシー
しか使わないから客の大抵は伝票による売掛払いであり、現金の
取り扱い
慣れてない店が時々あります。

まぁ県庁所在地クラスの都市なら大抵は問題なく支払えるんですが、
その町の規模が小さければ小さいほどソノ傾向が強いですね。
事務所へ連れて行かれておばちゃんが伝票を書いて金庫を開けて…

一番ヒドかったのが、たままた日曜日に行ったら「営業はしてるけど
事務所が開かない釣銭が出せない」と言う状況でした。僅かに
居る従業員さんの小銭をかき集めて何とか用意しました!みたいな。

なので最近、そう言う事態ならないように小銭を999円、袋に入れて
車内に準備するようにしておりますクラ駅長です。…は普段から
1,000円を多数持ってるし、コレならどんな端数でも払えますよね。

てか何でこんな苦労をせにゃならん?釣銭ぐらい用意しとけ

さて奥能登地方駅ノート旅ですが、まず初日七見波並を描いて
当日は能登町元の駅で言うと宇出津)に宿を予約してきました。

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この地域は、いわゆるビジネスホテル少ない所であり(七尾輪島
ならルートインがあります)、コミュ障の私としては宿の選択困る
ですが、今回は国民宿舎です。「能登うしつ荘」と言う施設でした。

安く泊まれる上に個人経営じゃない所が多いので助かります。
今回は日曜~月曜で泊まりましたが、一応調べると土曜日混んでた
ようで、ネット予約では空室の表示出ませんでしたよ。

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こう言う所は大抵が和室ですね。8畳間ですが押し入れを開けたら
4名分の布団が入ってました。定員ソノぐらいなのでしょう。

トイレ共同風呂遠いのが難点ですが、たまには大浴場気持ち
いいし、ゆったり泊まる事が出来ました。画像の整理などで忙しい
ので、夕食なしのプランにしてあります。

…窓の外に海が見える風景も、奈良県人にとっては新鮮なものです。

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夕食要らないけど朝食しっかり頂くので、コレは付けておきました
固形燃料の焜炉カレイの干物を炙って食べる用です。

…今時チェーン店以外オリジナルデザイン味付け海苔と言うのも
珍しくなった気がしますが、コストドノ程度増えるんでしょう?

のうちにまた雨が降ったようで路面は濡れたままですが、2日目
朝からイイお天気でした。宇出津から恋路海岸までは約15kmです。
朝日海面に反射して眩しいぐらいですね。

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観光地でもない単なるバス停廃駅日曜日に描いて、一応は名の
通った恋路駅月曜日にしたので、イイお天気ですが誰も居ません
やはり正解だな。…感染症云々以前に落ち着かないから嫌だ

海岸公園になってて、ほぼ波打ち際まで出れるんですが、ココから
少し先の見附島(通称「軍艦島」)が見えました。

地図で上から見ると、岸に対して垂直な方が長い菱型をしてるので、
正面から見た格好から「軍艦島」と呼ばれてるワケですが、ココは真横
からの見た目になるようです。軍艦でなく菱餅

ともあれ2年振り恋路駅です。早速絵に取り掛かる事にしましょう。

→次回に続く



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No.606 タクシーもどき運転日報

駅ノート 波並②

2020/11/25(Wed)

さてのと鉄道廃線区間駅ノートですが、続いては少し奥へ進んだ
波並駅へ移動しておりますクラ駅長です。

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この付近は海岸線に沿って走る国道ほぼ並走する感じで廃線跡
続いており、両駅の間にあった矢波駅などは、ホームの跡に加えて
利用促進の看板まで残ってる状況です。

更に進むと小高い築堤の上に、レプリカの駅名票が立つ駅らしき物
見えてきます。…コレが波並駅跡地ですね。

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午前中の上がりイイお天気になってきましたね。…から国道
を挟んだ位置に潰れた店舗(保険代理店?)があるのですが、今回も
自己責任でココに置かせて頂きました。

車止めない護岸だけの海岸線です。海面までの高さは目測
2mぐらいありますが、打ち寄せる波が時々それを越えてますよ。
色んな意味でスリリング駐車スペースです。

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そんな感じで波並駅ですが、2年ぶりに訪れたものの特に変わって
ナイように見えました。…まぁコレ以上は変化のしようがナイと言うか、
放置してあれば雑草が伸びるだけの事でしょう。

と言う事は、定期的に草刈りなどが行われてるのかも知れません。
線路だった部分には桜の樹が植えられており、には「波並で花見」
なるイベントも開催されてる(今年に関しては不明)ようですので。 

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駅ノート前回同じ物が、そのまま残ってました。

廃駅ではありますが保存車両などの目立つ展示物ない所なので、
立ち寄る人もソレほど多くないのでしょう。見ていると一般の書き込み
1ヵ月に1件程度のペースで進んでいます。

しかし今回は、河合野好さんの作品が増えてました。…大型バイク
で回る事の多い方なので、廃線区間フットワークも軽いと見ました。

実は今回の3箇所の情報は、この方のtweetから得た物なのですが、
先程の七見駅ノート荒れ具合いを見てスルーされたようです。
…その辺は「人それぞれ」ですよ。

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駅の様子前回に描いたので、今回は周辺で何か?と探して、すぐ
近くにある漁港の風景を描く事にしました。…1匹だけですが
居たので、こちらもリアルタイプで描いてみましょう。

待合室内には小学校の教室のような小さい机があるので、コレを
動かせば快適に描けます。で、漁港と言えは「跳び猫」でしょう。
いつか実際の光景撮ってみたいんですが、なかなか出会えません

描き終えたら夕方になってました。
今回は能登町の宇出津宿泊なので、丁度いい頃合いでもあります。
一泊した翌日は、能登半島設置駅では最も奥になる恋路駅ですよ。

→次回に続く



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No.605 駅ノートの記録

駅ノート 七見

2020/11/24(Tue)

さてのと鉄道廃線区間ですが、穴水の市街地から国道249号線
珠洲方向へ走っておりますクラ駅長です。

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能登町に入って少し行くと、国道廃線跡完全に並走している区間
が出てきます。…コレだけ近い別の道路に転用する意味もナイのか、
築堤駅跡完全に残った状態で放置されてますね。

七見と言う地区に入った所に同名の七見駅があったそうで、この廃駅
駅ノートがあると言う情報を得てきました。…まずはココから調べて
みましょう。

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同駅のと鉄道移管後の1995年に設置された新しい駅なのですが、
僅か10年路線そのものが廃止されてしまいました。

当時の写真で見ると、鉄骨を組んだホームの上にログハウス調の
待合室が載った、棒線構造の駅だったようです。

待合室の建物が比較的新しかったと言う事か、そのままバス停のソレ
として転用されています。

しかし土地の形状を見るに、本来は線路だった所に置かれてる感じ
がしますので、完全にそのままではなくホームを撤去した後に移築
されたのだと思われます。

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待合室の建物には「七見駅」と言う看板も残されていますが、バス停
の名称としては「能登七見」ですね。

鉄道が走ってた頃と比べてバスの運転本数多いのか少ないのか
までは調べてませんが、単純線路跡に沿って走るだけでなく
他所者には分かりにくい複雑な経路の路線が設定されてるようです。

…なおこの地方でも山手の内陸部を通るバイパス道路が意外と発達
してるので、金沢から宇出津珠洲のような主要な町はコレとは
バイパス経由特急バスが走ってるようです。

20201124g.JPG 20201124h.JPG

待合室の横に「横綱生誕の地」と言う看板がありました。
阿武松(おうのまつ)と言う人物ですが、第六代とあるからカナリ昔
の人であろう事が想像されます(直近の稀勢の里72代)。

調べてみると江戸時代末期文政~天保にかけて活躍した人のよう
ですね。…ちょっと知りませんでしたが、彼の生家が近いようです。

待合室の中は、地元の人整備してるのかキレイに片付いています。
冬場雪に覆われる地域でしょうから、暖房ナイもののしっかり
密閉出来る建物でした。

20201124i.JPGそして駅ノートですが「ホントにあるの?」
と言う気持ちだったのが、ありました

最初の書き込みが2016年となっており、
以前に私がココの廃線跡を巡りつつ波並
恋路を描いた時にもあった事になりますが、
当日は待合室の中まで見なかったので、
見落としてたようです。

但し落書きが多いのと持ち去られたページ
もあるようで(明らかに枚数が少ない良い
状態
だとは言い難い状況です。空いてる
ページ
無かったので、明らかに無意味な
小さい落書き消して使いました

20201124j.JPG
「七見」
「ななみ」と読むのかと
思ったら「しちみ」なんですね。
「しちみ」と聞いて最初に思い出す
のは調味料七味唐辛子でしょ。

アレは7種類の材料をブレンドして
作る物ですが、昔は露天商が道端で
面白い口上などを喋りつつ、その場
で調合して売る物
だったそうです。

…ココ最近の私の駅ノートマイブームゆっくまーいじめなのですが、
ゆっくまー激辛の食べ物(と高い所)が苦手なので、こんな感じのを
Twitterに上げておけば周囲の人たち面白く使ってくれるかな?と。

廃駅だから列車は来ないでしょ?作業中断される要素がナイからか
2時間で仕上がり、時刻はお昼過ぎです。

続い近いのが鉄道時代の駅で言うと2つ先波並ですね。夕方まで
には回れそうなので、続けて描いてしまう事にしました。

→次回に続く



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No.604 駅ノートの記録