新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

奥能登への旅2020 ①

2020/11/23(Mon)

さて新たな報告です。

10月に入って謎のウイルスによるシフトの半減落ち着いてきたの
ですが、まだまだ(シフト上の)多数の連休が存在し、 空けておくのも
勿体ないので例によって駅ノートを回ってきましたクラ駅長です。

20201123h.JPG20201123a.JPG

今回は、廃線区間と言う事でずっと放置してあったのと鉄道奥地
能登線穴水~珠洲(蛸島)の設置個所です。

波並恋路廃線跡巡りと平行して2年前に描きましたが、最近に
なって七見(しちみ)と言う駅跡にも発見されたんですよ。…なので
今回はソレを加えた3箇所を回ります。

廃線区間だから鉄道使いようのナイ所です。比較的近場である事と
宿泊代の節約のために、久し振りに朝3時出発現地1泊で回ります。

…例によって北陸方面は、高速道路の出入りは彦根になりますね。

20201123b.JPG20201123c.JPG

ここ最近、で行くと大抵が大雨なんですよ(そもそも私は雨男)。
…しかし今回は早朝に霧が出てる感じなので、日中はイイお天気
なる事が予想されます。

北陸自動車道敦賀~金沢辺りの区間で北陸新幹線と平行する
事が多く、工事中の高架橋を頻繁に見かけます。…行く度に工事
が進んでる感じで、カナリの割合完成した気がしました。

20201123d.JPG20201123e.JPG

金沢へ反れて、のと里山街道に入ります。…以前は「能登有料
道路」とか言う名前で、ソノ通り有料だった所ですが、近年は無料化
されており、ココで時間が稼げるんです。

進むにつれて雲行きが怪しくなり、日本海荒れてるように見えます。
付近には砂浜で走れる「なぎさドライブウェイ」がありますが、
道路の電光掲示板によると通行止めになってるようでした。

…案の定、途中でにわか雨に遭い、前日の洗車台無しです。

20201123f.JPG20201123g.JPG

先述の通り今回は廃線区間ですが、まずはのと鉄道現在の終点
である穴水駅に寄り道しました。

…例によって鉄道で行かないと気に入らない人向けの対策として、
当該区間の乗車券を買います。同社では土日限定1,000円のフリー
切符が発売されてますので、代わりにコレを買いましょう。

今回は2泊にすると土・日・月と泊まる事になり、コレが嫌日・月の
1拍にしたと言う経緯でもあるんです。だから当日は日曜日でした。

20201123i.JPG 20201123j.JPG

ココからは主に、廃線跡に平行する国道249号線を走ります。
前回能登線廃線区間を回った時に通らなかった区間もあったのか、
新たに発見した遺構なども確認しつつ、先へ進みます。

最初に通る事になるのは新規発見となる七見駅ですが、同時に
ソレほど状態が良くないと言う情報もあります。

当時は日曜日だから、観光客が多そうな恋路駅翌日に回すのが
理想です。どうせ通り道なので、まずは七見から「あれば描く」と言う
感じで見ていく事にしましょうか。

→次回に続く



※コメント・感想は→こちらまでお願い致します。

No.603 タクシーもどき運転日報

駅ノート 飯井

2020/11/22(Sun)

さて山口県内駅ノートです。特牛駅無事に描けたものの、隣の
滝部駅がまた空振りだったワケで…どうした物か?とソノ場で10分
ぐらい悩み次の行動に移る事にしましたクラ駅長です。

こんな遠い所まで来て3箇所の予定2箇所空振り。と言うのは
誠に効率が悪い話です。

自分の車で来てたら、先程の門島大橋でも渡ってドライブネタに出来
ますが、レンタカーでは行く事の意味が半減してしまう気もします。

20201122a.JPG 20201122b.JPG

コノ辺りは設置駅の間隔がソレほど密ではなく「じゃあ別の場所」と言う
のも難しいんですが、直近長門市を越えて更に東へ行った飯井駅
そして城下町で有名な萩市萩駅になるようです。

…実の所、飯井は更に東へ行って島根県に入った折居と言う駅と
3箇所セット別の機会に回ろうと思ってた所なんです。

当日は特牛滝部を描いて新下関へ戻る予定になっており、ホテル
2泊だし(荷物を置いてある)レンタカー同じ店舗返さにゃならん

…調べてみると遠いけど飯井なら、レンタカー予約時間内
何とか行けそうかな?と言う事で、1つ前倒しする事に決めました。

この付近は海岸に沿った国道とは山の中を走る広域農道があり、
バイパス代わりに使えるようなのです。確かに空いてて走りやすいわ。
…はい、こぅ言う所が車の強みなのです。

20201122c.JPG 20201122d.JPG

広域農道から反れて少しだけ山道を走り、飯井の集落に着きました。

に挟まれた小さな入江に出来たのようで、もココ1つだけ
ようです。集落の中長門市萩市境界がありました。
…この小さな川境界線になってるのだと思われます。

へ至る坂道は流石に車では無理ですが、近くに道幅の広い所
あったのでソコに置きます。…てか坂道の途中にある1軒の民家に、
裏口からショートカット出来るがありました。コレは便利。

20201122e.JPG 20201122f.JPG

元から無人駅だったような簡素な駅です。駅舎無くブロック積みの
待合室のみがホーム上にありました。

Wikipediaによると開業昭和39年だそうで、全体的な歴史から
見れば新しい方でしょう。飯井の集落へはココが唯一の交通機関
あり、地味だけど政治駅のようです。

20201122g.JPG 20201122h.JPG

駅ノートは最近になって新規に設置されたようです。…情報収集
行動最も早いのは、いつもケンさんですね。ゆっくまーシール
まだ未踏の状態でした。

紙質のせいか表紙に「透けるので注意」と書かれてました。…一般的
なノートなら大抵は裏写りしますから、自分が描く時裏が白紙な所
を探して描くんですが、後から書き込まれる分には仕方ありません

気の利く管理人さんならイラストの裏「記入禁止」の措置を取って
くれる場合もありますが、私はそこまで望みません

20201122i.JPG
線路が高台にあるので、集落越しに
海が見えます。…実際に住む大変
な面も多いかも知れませんが、単純
風景だけを考えた場合、ちょっと
憧れる環境ですよ。

…そして同駅「いい」と読みます
から、ローマ字で書くと「Ii」となり
日本で最短の駅名なのだそうです。

漢字カナ最短の駅名は「津」ですが、ローマ字書きでは「Tsu」
なり3文字ですよね。ローマ字2文字は他に「粟生…Ao」「頴娃
Ei」
がありますが、字面を見るにココが最も短かく見えると言う事か?

20201122j.JPG
それよりタイムリミットです。
ココから新下関まで来た道を帰れば
約80kmです。
余裕を見て2時間とすれば、普段通り
3時間で描いてたら間に合いません

駅名云々に関する知識(と言うか情報
事前に知ってたので、道中で色々と
考えながら走ってきて、最終的に少し
ズレた駅名ネタになりました。

「飯」はそのまま「飯」として、「→井戸→番町皿屋敷幽霊」と、変な
連想ゲームの末、こんな風になりました。…のろ一家は時として、大人
の方が状況を楽しみすぎて悪乗りする事があります。

ぱのは既に他界してますので、普段から幽霊(化け猫)なのですが、
あまりに頻繁かつハッキリ出るので、初めて見た人幽霊だと気が
付きません。また知ってる人も、いつの間にか忘れてしまうんです。

何とかならないように急いで描いて、何とか2時間仕上がり
レンタカー時間内返却出来ました。…しかし空振りは嫌ですね。

その分、次回に山陰へ来る時は折居(ココも残ってるのか怪しい
けど)の2駅で済む事になり、楽と言えば楽ですか。

…段々と西日本エリア埋まってきましたが、中部~信越地方まだ
ガラ空きの状態です。向こうは何故か実際の距離より遠く感じて時間が
掛かってますが、徐々に埋めて行きますので適当にお楽しみに




※コメント・感想は→こちらまでお願い致します。

No.602 駅ノートの記録

特牛駅を引き続き探る

2020/11/21(Sat)

…さて特牛駅ですが、駅ノート駅そのものについての紹介は前回の
記事済んだかと思いますので、引き続き周辺の色々なネタについて
追加で紹介していく事にしますクラ駅長です。

20201121a.JPG 20201121b.JPG

まず先述の通り、同駅駅猫が居る事が一部で知られています。

恐らく地域猫と言われる類の物だと思われますが、面倒を見てる人
居るのでしょう。寝床飲み水の他にヨシヨシグッズも用意されており、
ベンチの周辺にはカリカリの食べ残しが散らかってました。

…この環境なら、のろ「他人の留守宅」を想像するのも道理かなと。
またケンさんが撮ったと思しき猫の写真駅ノートに貼られています。
コレにも「猫が増えてる」と言う旨のコメントが添えてあります。

しかし当日、私が会えたのは散歩中の1匹だけでした。…あわよくば
猫ヨシヨシ
のネタにもなるかな?と思いましたが、残念です。

ってのは自由な生き物だから仕方ないんですが、どうやら日中
より早朝の方がイイらしいです。しかし早朝?…例えば朝の6時頃
ココへ来ると言うのは、ドコに泊まって何時に出ればイイのやら?

20201121c.JPG 20201121d.JPG

そして駅舎内に、映画の撮影風景と思われる写真が飾られています。
「四日間の奇蹟」と言う映画のようですが、知らなかったので調べて
みますと、些か重そうな内容の「感動もの」みたいですね。

ココからすぐの角島(つのじま)映画の舞台の1つになってるようで、
特牛駅「伊上畑」と言う駅として登場したそうな。で何年か前までは
撮影に使われた小道具の駅名票が残されてたようです。

20201121e.JPG 20201121f.JPG

その角島ですが、昔はフェリーで渡る島だったものが2000年になって
橋が開通し、現在はソノ角島大橋自体も観光地になってるようです。
景色がいいので自動車のCMによく使われるそうな。

一応は最寄駅なので、地元ローカル路線バスが発着しています。

列車が着くと、鉄ヲタなのか何なのかよく分からない中年男性個別
に複数下車して、それぞれ無言バスに乗って行きました。…まぁ
カップルとかのリア充大抵が車なのでしょう。見事棲み分けだ。

20201121g.JPG 20201121h.JPG


の合間に撮り鉄もやってます。…すっかりススキの季節ですね。

…この辺りはキハ40単行か、キハ472両編成ばっかりですが、
広島支社なのでテールランプクリアレンズにした仕様です。
末期塗装が「たまたま」国鉄首都圏色被ったのが面白い所だな。

現状の優等列車「○○のはなし」快速として存在するのみです。

20201121i.JPG 20201121j.JPG

その「○○のはなし」も押さえておきました。以前に実際に乗った時
ココで降りた人も見たんですが、当日の乗り降りゼロでした。

「みすゞ潮彩号」の時代は素の自由席車もあったから、地元の人
便利な速達列車としても使いやすかった筈ですが、ソレも観光仕様
してしまうと敬遠する人は出るでしょうね。

そんな感じでお昼過ぎぐらいまで特牛駅に居て、午後下関方向
1つ戻った滝部駅へ移動しました。ココにも駅ノートがあった筈なの
ですが、確認された場所(観光パンフレットの棚)見当たりません

地域の中心的な駅なのでしょう。意外大きな駅舎簡易委託駅
ようだったので、窓口のおじさんに訊いたのですが「アレはもうないよ」
との返答でした。…ココまで来て2回目空振り痛いです。

撤去理由不明ですがネタも特に考えてなかったし、ソレほど特徴の
ある駅でもナイようなので、番外編として扱うまでもないでしょう。

…しかしこのまま帰るのは勿体無い。ココまで来たら次回予定前倒し
に賭けてみるかな?

→次回に続く



※コメント・感想は→こちらまでお願い致します。

No.601 駅長が見た風景