新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

西御坊⑤ おまけネタ

2023/06/20(Tue)

さて和歌山県駅ノート5巡目ですが、紀州鉄道西御坊を描き
終えましたので、同駅関係の「おまけネタ」を紹介する事に致します
クラ駅長です。

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和歌山へは国道24号線バイパスとなる京奈和自動車道で行く
のが定番になっています。大阪を回るより近いし、殆どの区間が無料
なので安く上がるんですよ。

「京奈和」ってからには京都から奈良を通って和歌山まで繋げたいん
でしょうが、まだ未開通区間も多いです。しかし段々と整備進んで
おり、夜間の通行止めが多く見られるようになりました。

…まぁ近いのでソレに引っ掛かるほど早く出る必要もナイけど。

和歌山市から湯浅御坊道路御坊インターを降り、同市内に入り
ます。市役所前付近で紀州鉄道の列車に出会いました。

鉄道部門としては小さな会社ですがは意外と本数が多く、また
幹線道路を横切る踏切だけ見てると、立派な路線に見えますな。

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今回の絵のネタにした「臨港サブレ」は、西御坊駅から歩いて数分
「ふく田」と言うお菓子屋さん製造&販売されています。

本来は和菓子屋さんのようですが、この手のお店朝が早いので
8時から開いており、8時半に着いて先に商品を買ったんですよ。

紀州鉄道は元の会社名を御坊臨港鉄道と言い、商品名の「臨港」
当時の呼び名です。

東京不動産会社が自社のホテルや別荘地「鉄道会社系列」
と言う触れ込みでブランド化したくて、日本で最も小さな私鉄を買い
取り、同時に会社名無駄に大きく和歌山全土を走ってるような
名前に変えてしまったんですよ。

…殆ど詐欺みたいな話なのですが、引っ掛かる人居るのか?

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そして西御坊駅ですが、現在は終点となってるので車止め越しに、
向かって来る列車正面から撮る事が出来ます。

以前はココから700m先日高川と言う駅まで路線があったのと、
ココから分岐して付近の紡績工場までの貨物線が存在しました。

日高川駅製紙工場へ原料の木材チップを運ぶのが主目的
だった節があり、国鉄貨物輸送廃止すると不要になったん
でしょう。前者は昭和59年、後者は平成元年廃止されました。

車は廃線跡軌道内に駐めます。…付近に駐車場もあるんです
が何の表示もなく勝手に使ってよい物やら不明なので。列車は
走らないから邪魔にはならないでしょう。

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駅のすぐ先踏切だったので車止めはホーム内のギリギリの所
にあり、余裕殆どありません。…低速とは言え、ココで確実に
止めないとイカン技術は結構な物でしょう。

当日の車両1995年製KR301号。元は信楽高原鉄道の物
ですが2016年譲渡され、2020年から現在の色になりました。

塗り替えて3年にしてはカナリ荒れてますね。車体の鉄板まで
貼り替える予算ないと思われます。

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駅舎内には最近の流行りなのか「鉄道むすめ」スタンプラリー
のポスターがありました。

…なるほど、今時の事なのでデジタル化してるんですね。
本物のスタンプが置かれると駅ノート無駄捺しされるケースが
多くなるから、こっちの方が好ましいでしょう。

そして何やら写真を撮ってる人を見掛けたんですが、これは時々
見聞きするドール撮影と言う物?

個人の趣味そのものにアレコレ言う積もりはありませんが、後ろ
から見てスカートがめくれてるのは構わないんでしょうか?

概ね昼前に終わりましたので、午後は元来たルートを少し戻って
紀勢本線冷水浦を描きに行きます。

→次回に続く



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No.1542 駅長が見た風景

駅ノート 西御坊⑤

2023/06/19(Mon)

では新たなような続いてるような報告です。

近場駅ノート5巡目として、和歌山県紀伊海岸に沿って南下
していく方向で、紀勢本線冷水浦紀州鉄道西御坊2駅
日帰りで描いてきましたクラ駅長です。

…例によって遠い方西御坊から行きましょう。

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周知の通り同駅は、紀勢本線御坊から分岐する紀州鉄道
終着駅です。営業キロ2.7kmと言う事で、古くから「日本一短い
私鉄」として有名でした。

現状で最短となる会社は千葉県芝山鉄道(2.4km)ですが、
同社は京成電鉄相互乗り入れをしてて、列車はもっと長距離を
走るワケだから、感覚的には紀州鉄道今でも日本一でしょう。

昭和初期開業時から残る古い木造駅舎のある駅で、商店街の
無理矢理に作ったような場所にあります。…ジオコレの建物
だけで作る、小規模なジオラマみたいな雰囲気ですよ。

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建物中央の三角屋根の部分に、同社の社紋をデザインした看板
ありました。…昔からある感じに見えるんですが、私は今まで知ら
なかったと言うか、今回その存在初めて気が付いたんですよ。

その駅舎は何故か、矢鱈と天井が低い建物です。初めて乗った
のは中学生の頃であり、当時はココが終点じゃなかったから降り
なかったんですが、昔からこんな感じだったんでしょうか?

…そして老朽化によりカナリ傾いてると言うか、建物自体が相当
歪んでますね。絵で忠実に描く「パースが狂ってる」と指摘されて
しまいそうな物件です。

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季節柄、ツバメ巣作りのために出入りしてました。…日本人
何故かツバメにだけは寛容であり、「家が栄える」歓迎されてる
ワケですが、同社路線の経営苦しいようです。

無人駅なので、そのまま裏側の路地通り抜ける事も可能なの
ですが、こっち側から見ても隙間だらけの建物ですね。

駅務室運転士さんの休憩所に使われてると思われますが、
冬場隙間風でカナリ寒いでしょう。

ベニヤ板で補修されてる部分もありますが、何故水色に塗ろう
思ったのか…要らん所が気になってしまいました。

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駅ノート同社公式に設置してる物です。
意外と訪問客が多く回転が早いのですが、前回の訪問以降の絵師
さんの作品ゆっくまーシール上記の物が確認出来ました。

…またアニメゲームだったかな?)作品「AIR」聖地の1つでも
あるので、それ関係の書き込みやファンアートも幾つか見られます。

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さて今回は、近くの和菓子屋さんで売られてる「臨港サブレ」と言う
同社に因んだ商品をネタにしてみましょう。

同社開業当時「御坊臨港鉄道」と言う社名であり、地元の
年配者にしてみるとこっちの方が親しみがあるんでしょうか?

よくあるクッキーのような焼き菓子ですが、車両(長く使われてた
キハ600型)をデザインした物で、同様のケースに入っています。

駅ノート残りページ少なかったので程なくして新しい物
取り換えられる事が予想されますが、見た人が買いに行くかも
知れず、少しは宣伝になると思うんですが。

その辺りも含めて同駅関係「おまけネタ」に続けましょう。

→次回に続く



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No.1541 駅ノートの記録

★酒に関する思い出 ③

2023/06/18(Sun)

今回も日曜日ですが、先々週からの流れに合ってるのと昨日付け
の記事を書いてるうちに今更ながら怒りが再燃してきましたので、
「酒に関する思い出」3回目としてお送り致しますクラ駅長です。


2003年から2004年辺りにかけて、大阪の中心街にあるホテルの
店舗に勤務してたんですが、ココの上司2名店長と副店長
だらしない使えない人たちだったので、私は精神を病んで
しまい、心療内科の一歩手前まで追い込まれてしまったんです。

もう20年近く前の事ですが、コイツらが生きてるとして、再就職
何やの時にソノ企業の人事担当者氏名をネット検索してココを
見つける事を期待して、実名を出す事にしましょう。


一部は昨日の記事で述べた通りですが、まず副店長河本一彦
と言う人は典型的な躁鬱病でした。

病気そのものの原因は人それぞれであり、同じ病気の人を誹謗
するワケではありませんが、だったら休んで治療に専念すれば
イイ物を、中途半端に出てくるから始末が悪いのです。

になると酒に溺れ、何日も出てこなくなる。コイツが事務仕事
を担当してるから、お客さん宛の請求書なども滞ってしまい「要らん
のなら払わんぞ」と言われる始末。

仕方がナイから私が代行すると、フラっと出てきて「僕がやるから」
みたいな事を言う。コレに何度も振り回されました。

…よく馘にならないもんだと思うかも知れませんが、部長がコイツ
借金の保証人になってるから馘に出来ないのだと聞きました。

である時、そうやって作った請求書の振込先会社の口座ではなく
コイツ個人の口座になってて、先方から「いつもと違うけどコレで
いいの?」みたいな問い合わせがあり、横領未遂が発覚します。

流石にコレは本社に知れてしまい、職務怠慢もあって日払い社員
のような立場に落とされてしまいました。…いつも昼頃に確認の
電話があるんですよ。「今日は来てる?…ああ、休みね」みたいな。

精神的な病気仕方ない部分もあるとして、しっかりソノ手の病院
に通うとか薬で症状を抑えるとか、対処法は色々とある筈なのに、
一切やらずに酒に溺れるから始末が悪い

…やはり酒の飲み方には気を付けないとダメでしょう。と言うか
よくアレで売上金を詐取出来ると思ったもんですね。酒のせい
正しい判断(この場合は犯罪者的に)が出来なかったのか?


続いて店長ですが、コレは南条正と言う人物です。「南條」だった
かな?万全を期すために再記します。南條正かも知れません。

コイツは基本的に普通のレベルで働く人だと思ってたんですが、
やはり酒好きで、店の営業中から商品のビールなどを飲みつつ
勤務してました。

で基本的には最後の締めを私らに任せて早めに帰ってしまう
場合によっては満席で忙しいのが目に見えてるのに帰る。
…てか「忙しいから面倒で帰る」だったのかも知れません。

そうやって早引けした割に、小口現金経費での買い物などに
使う現金)の中にコイツが使ったタクシーの領収証が入ってる。
単に途中で私的に飲んで遅くなっただけなのでしょう。

腹が立つから私は、わざと電車が無くなるまで仕事して遠距離
割引のないタクシーを探し、奈良まで帰ると言う憂さ晴らしを何度
かやりました。

運転手さんに「よかったら環状線を3周ぐらい回って下さい」と
言ったんですが「倫理的にソレは無理」みたいな事で断わられ
ました。…まぁ今の自分でもそう答えると思いますが。

ちなみに奈良までタクシーで帰ると、1回当たりの代金はコイツ
の10倍程度になります。一々断らずに判子だけ捺して換金して
おきました。…怒られたけど知らん棒読みで謝りました。


そんな感じで風紀の乱れまくってた職場ですが、たまたま見に
来た副社長見つかってしまい、コレ幸いと私も彼らの悪行
チクってやったので「店内での飲酒は一切禁止」と言う措置に
なりました。

大手会社の子会社だから、経営陣はソコから来る使えない人
が多かったんですが、この人は珍しく常識人だったようです。

慶応卒で当時の年齢が40代半ばか?子会社の取締役としては
若い部類なので、やはり優秀な人だったのでしょう。

私に記の旨の貼り紙を作るように命じ「現場を見つけたらいつ
でも電話してきなさい」と仰るので「はい、そうさせて頂きます」と
答えました。…流石にソノ後は収まったようでしたが。


その後、私はまた別の店舗に転勤するので以後は伝え聞きなん
ですが、副店長の河本は暫くして遂に馘になりました。

でソレほど酒を飲むくせに、何故か再就職したのがコンビニの商品
などを配送するトラックの会社なんですよ。勤務前のアルコール
検知器複数回引っ掛かり、ココも早々に馘になったそうな。

店長の南条別の勤務先車通勤が必須な店舗)で飲酒運転
やって検挙。折しも当時は道路交通法が改正されて飲酒運転
厳罰化になった直後の事ですから、結果は非常に愉快な事です。

罰金30万円ホントに払った唯一の知人」になってしまいました。


今から考えると飲食店ってのは、酒が周囲に山ほどあるだけに
感覚が麻痺するような環境でもあったのかも知れません。

私的には酒は好きですが、今は酒とは無縁の仕事に就いてます
から、改めて振り返ると当時の異常さよく分かりました

…やはり怒りを原動力に書くと、筆が進みますね。今回は完全な
私怨の内容になりましたが、勧善懲悪みたいなオチも着いた事
ですし、たまにはイイんじゃない?

→次回に続く



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No.1540 ○○について考える