新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

駅ノート 諸寄

2020/10/18(Sun)

さて山陰本線2箇所新規発見された駅ノートの旅ですが、鳥取県
御来屋駅を描いた日は鳥取市に泊まりまして、翌日兵庫県諸寄駅
に向かいましたクラ駅長です。

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鳥取の宿泊はα-1です。ココは元からGo to キャンペーン対応
宿泊プランがあり、webによるクーポンの発行などの手間が要らない
のが便利なのですよ。

山陰本線居組駅までが兵庫県であり、諸寄駅はソノ1つ東隣
なります。ココも最近になって駅ノート新規発見されたので、描く
必要が生じましたね。

ぁ、一応居組駅にも立ち寄りましたが、特に大きな変化はなかった
のでカットします。ソレも含めて1時間程度で到着しました。

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同駅昭和6年仮乗降場として開業した物が、昭和13年正式な
に格上げされたと言う事で、駅舎その当時に建てられた物が今も
使われています。

駅名看板は扇形の古めかしい物で、字は右書きですね。…確か昔の
居組駅にも同じような看板が残ってたような記憶があります。

前後しますが駅ノート開業当時の写真が貼られてました。
正面の入口同じように見えるんですが、駅務室と思しき部分
向きが今とは逆のようです。何だか面倒な改築を経たようですな。

国鉄時代無人化されたようで、その駅務室も板で塞がれてました。

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ホームは1面1線棒線構造で、海に近い所ではありますが集落を
挟んだ高台にあります。…上記の写真のように2階建ての建物
少なければ海が見える感じのロケーションですね。

古い駅にはキハ40系が似合いますが、更に東隣浜坂までは
キハ121系も入ってきます。

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駅ノート地元の自治体…新温泉町が置いた物らしく、同町の企画課
と言う部署名と電話番号も書かれています。…ココまでの物は流石に
無許可と言う事はなくJRに話は通してある物かと思われます。

置かれて1年少し経ってるようですが、最近までネット上周知されて
なかったので、絵の作品など少ない感じでした。

ノートの存在を確認したら、駅前の案内地図を参考に海岸の方
見に行ってみましょう。

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近い所に海水浴場漁港があります。前者の方は流石に9月の半
にもなると泳いでる人居ない感じですが、ソレほど広くナイものの
キレイな砂浜のように感じました。

漁港を見てたら、何となく「カラオケの演歌用のイメージビデオ」
思い出してしまいまし、コレをネタにする事にします。

…アレって大抵が冬ですよね。「北の漁場」とか「津軽海峡冬景色」
イメージをいまだに引っ張ってる感じなのでしょう。しかし冬のシーン
冬に撮るとは限らず出演してる人大変かなと思いまして。

そんな感じで新規発見2駅も無事に描き終える事が出来ました。
兵庫県鳥取県「あれば全部描く」を目標にしてるので、今後も
新たな情報を求めて日々のチェックも続けていく必要がありますな。




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No.567 駅ノートの記録

駅ノート 御来屋

2020/10/17(Sat)

そんな感じで山陰本線駅ノートですが、今回は鳥取県御来屋駅
から描いていく事にしておりますクラ駅長です。


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先述のように御来屋駅は、山陰地方で最古の駅舎が残る駅としても
知られています。

駅務室だった部分には地場の野菜や加工食品などを扱う直売所
が入居 していました。…向かって左側の入口がソレなんですが、コレ
昔からあるのか?店舗として改築した時に作ったのかはです。

ホームは2面3線の典型的な国鉄タイプの構造で、2番・3番のホーム
には、古い車掌車を改造した待合室がありました。

北海道などでは多く見られる物ですが、山陰ではココだけかな?
設置されたのが国鉄末期昭和59年の事らしく、「同型の車掌車
現在でも活躍しています」みたいな事が書いてありました。

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ホームからは、やはり大山が見えます。
…地図で確認すると東西に長いであり、角度的には西側から見る
方が形がイイのと、が増えてきて尾根の付近が少し隠れてますが、
絵に描くのに形が分かればOKでしょう。

駅ノート待合室内にある「エキとしょ」と言うミニ図書館の備品の
ようです。…妖怪ポストみたいな入れ物の中に何冊かの雑多な本
一緒に入っておりました。

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最初に設置者からの注意事項が書かれています。他人を傷付ける
ような内容の物はダメ。と言うのは当前の話として「ノート鼻くそ
付けるのはヤメましょう」とか、初めて見たかも知れません。

茶色い紙再生紙A5判、しかもリング綴じと言う絵の描きにくい
物ですが、ソコを何とかするのが技量でしょうね。

発見されて間がないので、ゆっくまーシールじょにーさん絵師
ケンさんの2名。…いつもトップは大抵コノ方々です。

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所で今回の滞在中、ココで3番線まで全てを使う交換&追い抜き
見る事が出来ました。

まず15:14倉吉米子行の普通245D3番線に到着。発車は15:33
となってるから19分の停車時間という事になります。

続いて15:26米子鳥取普通252D1番線に到着(キハ47の方)。
双方が2番線に入る鳥取米子15:30快速3427D名探偵コナン
の方)を待ち同時刻252Dとともに発車。3分後245Dが出ます。

山陰本線とは言ってもコノ付近は今ではローカル線みたいな物
だから、そもそも快速普通抜く事自体もナイだろうと思ってた
ので、意外にも豪華な競演が見れた気がしてラッキーでした。

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の方は紙に色が付いてるので色鉛筆使えずボールペンのみ
描きます。修正液の類も不自然になるから(アレは紙は白い物と言う
前提の上に存在する物だ)使えず描き直し出来ない状況ですね。

複雑そうな駅舎避けて車掌車の待合室にしました。
さだまさし氏の曲に「吾亦紅…われもこう」と言うのがあり、ソノ歌詞を
一部引用しています。

アレは大山の山間いにある小さな小学校の話なのと、駅のホーム
都合よく咲いてるワケでもナイので「イメージです」としましたが、一応
季節は合ってるのでソレほど不自然でもナイでしょう。

直売所「みくりや市」大山そばの広告があるので注文してみたん
ですが、コレはお昼(概ね11:00~13:30)のみの提供だそうで、代わり
さざえの炊き込み御飯大山鶏のから揚げを買いました。

…コレは今日の夕食に持って行きましょう。

他にもそばを注文して断られてるお客を見かけたんですが、提供時間
が決まってるならソノように書いとけばいいのに。…一々説明する方が
面倒だと思うんですけどね。

宿泊鳥取市になります。大山に掛かってたが広がって夕立になり
ましたが、夕方までには到着しました。

→次回に続く



※参考:さだまさし「吾亦紅」https://www.uta-net.com/song/96134/

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No.566 駅ノートの記録

大山への旅~御来屋駅を探る

2020/10/16(Fri)

さて新たな報告です。
山陰本線鳥取周辺で、新たな駅ノートの存在2箇所ほど確認され
ましたので、9月半ばに1泊2日で回ってきましたクラ駅長です。

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まずは鳥取県御来屋(みくりや)と言う駅です。場所として倉吉と
米子の間になるので、関西から道路で行く場合、米子回りの方が近い
らしいのです(カーナビの指示がそうなる)。

急ぐ旅ではナイので(気持ち的には早く済ませたいけど)、普段より
ゆっくり目奈良を出て、お昼過ぎ現地に着く感じで走りました。

中国自動車道から米子自動車道に入り、中国山脈を越えます。

この区間を走ると、いつも終点近く大山(だいせん)の雄大な姿が
見れるのが楽しみなのですが、目的地である御来屋駅の付近からも
角度は違うけど大山が見えると言う事で、楽しみにしております。

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日本海側へ出て山陰自動車道無料区間に向けて右折し、約15km
走ると、最初の目的地である御来屋駅に到着しました。

各地で見かける中規模木造駅舎が残る駅ですが明治35年に建て
られたと言う駅舎は、山陰地方で最古の物なのだそうです。

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この情報は以前に観光列車「あめつち」に乗った時に車内の案内
教えられた時に知ったんですが、当時の記録を読み返すに「こんな
駅ノートあったら面白いのに」みたいな事を言ってますね。

…私は普段から「自分で積極的に探す」と言う事を殆どせず誰かが
発見した事知ってから描きに行く事が多いのですが、この時はまだ
未発見だった事になりますか。

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この地方で最古の駅舎だと言う事で、路線の開通としても周辺では
最古の区間であり、明治35年境港~米子~御来屋と言うルートで
暫定的な終着駅として造られました。

だから当時としては主要駅であり、天井の高いゆとりのある造り
なっています。

現在は無人駅ですが、駅務室待合室を隔てる部分も板で不格好
に塞ぐような事はせず有人駅時代の窓口の雰囲気を残した構造に
なっていました。古い時代鉄道用品も何点か展示されています。

「寿号車」国鉄時代、よく団体列車などで「4号車」の代わり
使われてたのを覚えています。単純に「4=死」避けた結果かと
思われますが、ソコまで気を遣う必要あるのかね?

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その駅務室部分「みくりや市」と言う、地元の公社が運営する直売所
になっており、地場の野菜加工食品などが売られています。

…そんな感じで御来屋駅基本的な部分一通り押さえたと思います
ので、待合室に戻って駅ノートに取り掛かる事にしましょう。

→次回に続く



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No.565 タクシーもどき運転日報