新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

糸魚川ジオステーション ④

2020/10/03(Sat)

…さて糸魚川ジオステーションですが、キハ52保存車トワイライト
エクスプレス実物大模型を見学した後は、続けて隣の「ジオラマ鉄道
模型ステーション」へ移動してきましたクラ駅長です。

20201003a.JPG 20201003b.JPG

糸魚川は元々が北陸本線大糸線分岐駅であり、かつては機関区
なども置かれた鉄道の要衝だった所なので、鉄道に関する大きめの
資料館あって然るべき所でしょう。

…何故か東海道新幹線0系全面の写真がありますが、鼻先の丸い
半球の部分(通称ひかり前頭)は本物のようです。

そしてコノ施設は、常設展としては日本最大プラレールのレイアウト
がある事が唄われています。 …右の画像の物がソレなんでしょうか?

プラレールってのはNゲージに比べれば安価であり組み換えも自由
だろうから、場所さえあれば幾らでも広げる事は出来そうですよね。

YouTubeなどを見ると「東京の地下鉄全部再現した」とか、そんな類
の動画が多く紹介されています。

20201003c.JPG 20201003d.JPG

ソレにしてもカナリの編成数があります。単体では安くてもコレだけ
集めると結構な額になりそうな気がしますよ。

てか基本的には幼児の玩具な筈が、Nゲージ顔負けのラインナップ
になってるんじゃない?と思う事が多々あります。 売れるか否か
として、商品開発者の趣味になってる部分が少なからずある
かも知れません。

そして「bigで精巧なジオラマと言うのはコレの事でしょうか?
確かに他では見る事のナイ規模です。

カウンター
パワーユニットがあってお客が座ってるのは、料金
払えば走らせる事が出来るからです。…意外と女性が多いですな。

20201003e.JPG 20201003f.JPG

鉄道模型のジオラマってのは、多分にソノ土地の地域性が出るのが
面白い所で、やはり北陸新幹線糸魚川駅をイメージしたであろう駅
があります。

こんな感じの市販されてナイ建物ってのは、当然に関係者の方が
自作するのだと思われますが、カナリの技術を要する所でしょう。

…将来的に大きなジオラマを作りたいと思ってる私にとっては、大いに
参考になる物がありました。

ジオラマ30分500円運転する事が出来ます。 …勝手に使えない
ようにブレーキハンドル抜いてあるのがリアルですが、カメラ付き
車両もあったり(自作で改造してある)、車両の持ち込みもOK。

社員旅行
のように連れが居れば私も何か持ってくる所ですが、一人
でやっても面白くナイので今回はヤメときました

20201003g.JPG20201003j.JPG

その他にも館内には、やはり鉄道関係の展示物…主に国鉄時代の物
が多くあります。ずっと見てても飽きない所ですが今回は駅ノート
を描きに来たので、そろそろ取り掛かりましょう。

20201003h.JPG20201003i.JPG

…と思って探したんですが、ドコにも見当たらないのです。
館内には本を閲覧出来るテーブルと椅子なんかもあって、置かれてる
としたらココら辺な気がするのですが。

仕方ないので職員のおじさんに訊いたら「アレはもぅ出してナイんです」
との事でした。 …どうやら期間限定の物だったようです。

新幹線の停車駅駅ノートって、初めての経験他にもある事はある
なので楽しみにしてたんですが。

ともあれ空振りではあるものの、ソレを充分に補えるだけ見応えのある
施設だったので、番外編として描くまでの事もナイでしょう。

折角なので今朝「米原経由のサンダーバード」に関するネタで、15分
クオリティで描いた物を載せておきます。 米原に停まるとなると駅弁
駅蕎麦期待出来る所ですが、運転停車では無理ですね。

そんな感じで糸魚川駅空振りとなると時間大幅に余ってしまい
ました。 ホテルに入れる時刻にはまだ間がありますから、明日以降
分を前倒しして描く事にします。

荷物コインロッカーへ入れて、在来線の乗り場へ向かう事にしました。

→次回に続く



※コメント・感想は→こちらまでお願い致します。

No.552 鉄道保存施設を探る

糸魚川ジオステーション ③

2020/10/02(Fri)

さて糸魚川ジオステーションですが、いよいよトワイライトエクスプレス
実物大模型車内に入る事にしましょう。

全体の長さは目測で10m弱です。本物の1両半分程度でしょうか?
展望室食堂車の一部が再現されています。

20201002a.JPG 20201002b.JPG

まずは展望室A寝台のスイートと言う最高級の部屋だった所ですね。
当然に編成の1箇所しかナイので、価格より予約の取り難さで私なら
端から諦めてしまう部類の物ですが。

「スロネフ25」実際の形式ですが、1101架空の物でしょう。
北海道へ渡る客車は、耐寒仕様として500番台で区別されてました。

殊に最後尾に来る札幌行きなんか、買えたのはオークションなどの
転売を除けば何らかのコネがある上級国民だけだったと思ってます。

…何故か一番記憶に残ってるのが、松平健と大地真央新婚旅行
に出発する時の絵面なのですが。

同列車何度か乗ってると言うピカチュウ親方に関しては、食堂車
の話はよく聞くのですが、寝台のグレードは何だったのでしょう?

20201002c.JPG 20201002d.JPG

防犯カメラのロゴが何故か「日本海」ヘッドマークでした。
微妙に違う物ですが芸が細かい所です。

続いては食堂車側を見てみましょう。こちらも「スシ24」は実在する
形式です。確か485系電車からの改造車ですよね?

コレだけ大当たりした列車なのに、元は全てが20年以上前の車両
改造した物であり、耐用年数の問題で長続きしなかったのが惜しいわ。

20201002e.JPG 20201002f.JPG

埼玉県東川口に、同形式ブルートレイン「北斗星」食堂車
再利用したレストランがありますが、ソレと比べると遥かに豪華な内装
になっています。

国鉄時代食堂車は、数を捌くため4名掛けが2列だった記憶が
ありますが、流石にソレではコース料理載らないのでしょう。
余裕を持たせた構造になっています。

海側を想定した部分には車外スクリーンがあって、親不知付近
思しき風景がエンドレスで映写されておりました。

トワイライトエクスプレス走り始めた当時は鉄道趣味から遠退いて
まして、気が付いたら廃止直前満席必至の超満員だったでしょ。

…私は混雑が嫌いなので、中だるみ空いてる頃…例えば全てが
6割程度の混み具合いなら、一度乗ってみたかったもんです。

20201002g.JPG 20201002h.JPG

そんな感じで車内を堪能し、出た所に乗務員さんの制服が展示されて
ました。…背後がキハ52ってのが何ともミスマッチですが、トワイライト
エクスプレス車掌さんにも専用の制服があったんですよね。

…実はコレに関しては些か思い出があります。
ある知人の鉄ヲタさん鉄道用品店へ行った時、コレの緑の方上下
セット制帽かあったかどうか忘れた)で売られてたんですよ。

…確か4万円程度したと思うんですが、私より金回りのイイ彼は暫く
考えてカード支払いで買ってしまいました。豪気な話ですね。

そしてキハ52奥側の壁隙間に、謎の機械が挟まってました。

コレを見ても車両のサイズ建物の幅に対して目一杯な事が分かり
ますが、この機械はどうやらイベントキハ52外へ出す時の動力
要するに機関車に相当する物のようです。

恐らく検修庫などで使われてる物でしょう。こんな小さな物気動車
1両
キハ5236t前後)を動かせると言うのが驚きですね。
…ぁ、頑張ったら人力でも動くんだったわ。

20201002i.JPG 20201002j.JPG

そのキハ52車内を通り抜けた先にあるのが、ジオラマ鉄道模型
ステーションと言う区画です(建物の外を回っても行けますが)。

ココには駅ノート(に相当する物)が置かれてると聞いておりますが、
ジオラマってだけでも充分に興味の湧く所ですので、続けて移動する
事にしましょう。

…しかし「bigで精巧」とは、かなり自信に溢れた表現ですな。

→次回に続く



※コメント・感想は→こちらまでお願い致します。

No.551 鉄道保存施設を探る

糸魚川ジオステーション ②

2020/10/01(Thu)

…さて糸魚川ジオステーションですが、まずはキハ52保存車から
見学を始めて行きますクラ駅長です。当然の事に車内へ入れます

20201001a.JPG 20201001b.JPG

いすみ鉄道で乗ったソレ似た仕様ですね。JR西日本へ移管後に
クーラー(網棚占領してしまうアレ)が追加され、座席は当時の
標準だった濃いオレンジ色モケットに張り替えられておりますが…

ソレなりの費用を掛けて塗装を完璧に直すんなら、モケットも国鉄
標準青いやつに張り替えて欲しいと思うのは私だけ?
やはり車内の雰囲気も大事だし、一番目立つのがモケットでしょうに。

ちにみに国鉄車両の車内の大半が青いモケット薄緑の内装だった
のは、冷房が普及してナイ時代に「少しでも涼しい雰囲気を」と言う
発想から出た配色だったようです。

20201001c.JPG 20201001d.JPG

…そしてこのキハ52ですが、イベントなどで屋外へ出す事が出来る
仕組みが作られています。車体の定位置から目測で25m程度前方
まで線路が伸びており、先程見たレンガ造りのアーチをくぐるようです。

コレは大正時代に建設された糸魚川機関区車庫の一部であり、
新幹線の駅を造る時に解体されたものの、前面の壁だけはココに
モニュメントとして移設されたそうな。…面白い発想ですな。

20201001e.JPG 20201001f.JPG

では続いて隣にある、トワイライトエクスプレス実物大模型に移り
ましょう。今年の8月から公開されていると言う事で、いい機会でした。

コレは当然に本物ではなく木製のモックアップだそうで、映画のセット
みたいな感じでソレより精巧に造られた物だと思われます。

調べてみると糸魚川には停まらなかったようです。最寄は直江津か?
この手の「移動手段>乗る楽しみ」な列車だと、私ならココに住んで
ても敢えて大阪まで乗りに行ってたと思いますが。

20201001j.JPG 20201001g.JPG

…説明によるとコレは、昨年東京六本木ヒルズで開催された
「天空ノ鉄道物語」で展示されたのを移設した物で、「糸魚川での
公開に先立って」とありますから、ココが定位置なのでしょう。

ホームの手前靴を脱いで見学します。車両本体や(多分)ホーム
などは糸魚川特産杉の木で作られています。

20201001h.JPG 20201001i.JPG

…実際にはあり得ない「糸魚川」の方向幕が面白いですね。

大阪発トワイライトエクスプレスは、丁度この先から夕方に掛かり
日本海に沈む夕日美しかったと聞いておりますが、ココが終点だと
暴動が起きるかも知れません。

実物をシゲシゲと見た事がナイので不正確なのですが、車体のロゴ
「もう少し大きくなかった?」と言う感じです。

東京で開催されたイベントは噂でしか知らないのですが、こんな物
展示してあったらどうせ長蛇の列だった事でしょう。
少し待ってもカナリ空いてる状況ノンビリ見れる方がイイですね。

では続いて車内に入る事にします。

→次回に続く



※コメント・感想は→こちらまでお願い致します。

No.550 鉄道保存施設を探る