新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

駅ノート 知和②

2020/09/21(Mon)

さて因美線駅ノートです。美作河井で思わず時間を食ったものの、
何とか当日中もぅ1駅描いてしまう事にして、知和駅へやって
来ましたクラ駅長です。

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…改めて付近の状況地図で見てみるとのような感じになります。
前回那岐~美作河井の間の物見峠通れずはるか南迂回する
国道53号線を通ったワケですよ。

この2本の道の間には、ソノ名の通りの那岐山と言う山がありまして、
「那岐」鳥取県の地名ですが、県境を挟んだ岡山県にも同じ読み
「奈義」と言う町があります。

地名の由来など研究してる人には面白いテーマかも知れません。

そんな感じで知和駅ですが、何度来ても味のあるレトロな木造駅舎
の駅ですね。やはり戦前開通当初から残る建物のようです。

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無人駅である事が勿体無い感じの内装です。映画のロケにも使え
そうな雰囲気ですが、実績ナイのでしょうか?

たまたま陽射しのキツい夏場の午後に来たからの印象ですが、九州
の山間部のイメージです。時代物にも使えるし「現代に残る古い駅」
としての舞台にもなりそう。

単品で見るとホントに印象深い駅舎ではあるのですが、駅ノート
描きに来た目線で見れば、先程の美作河井駅ソックリなのが難点
言いますか、個別にネタを考えて描き分けるのが大変なんですよ。

美作河井時間を食ったのも、2駅分マトメて「どっちで何するか?」
を考えてたからなのです。

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映画のロケ地としては思い出せませんが、ココは「のんのんびより」
と言う漫画作品の舞台として聖地化されてるようで、同作品の単行本
が置かれています。

ホームは元から単線のみの棒線構造のようです。

病気の浮浪者町場の病院へ連れて行くべく汽車を待つ地元の
巡査と、線路を走ってくる少年との別れのシーン。汽車の汽笛に
負けぬ大声「父ちゃーん!」…コレは「砂の器」そのままですね。

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駅ノート「のんのんびより」のコミックスと一緒に置かれています。

前回の訪問以降の動きとしてはゆっくまーシールじょにーさん
1枚と、絵師さんたちの合作の物が1枚、そして「のんのんびより」
コアなファンの方でしょうか?同作品の痛車の写真がありました。

…まだ年式の浅いクラウンアスリートこんな事に使ってるとは、
余程のお金持ちなのでしょう。

と言う事で、先程の美作河井「Zで来た」と言う普通の発想では
被りようのナイ方向性になりましたので、ココは自由に描けます
特徴的な
出札口リアルタイプのキャラにしておきましょう。

「のんのんびより」同駅が出てくれば真似しやすいんですが、
置いてある本をざっと見渡したものの見つかりませんでした。しかも
時々出て来る列車205系電車に酷似した物であり、「…?」ですね。

絵師さんの合作は、7月の例のお絵描き教室合宿と称して
津山周辺まなびの鉄道館吉ヶ原駅)を複数の参加者で旅行した
事が報告されておりますので、ソノ時の物でしょう。

…幸か不幸か私は在籍中声が掛からなかったんですが、やはり
複数人数で行くと待ったり待たせたりが生じますよね。

しかも私は描いてるより間違えた箇所を修正してる時間の方が長い
から向きませんし、そもそも私の絵では萌え絵から浮くので無理。
1人で気ままにやってる方が性に合ってますわ。

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始めたのが15時を回ってましたが、何とか当日中に描き終えました。

前後しますが今回も泊りは津山駅近くのα-1です。…特に鉄ヲタだと
バレてる事はナイ筈なんですが、また線路側の部屋ですよ。

Go to キャンペーンの期間中だったので、また領収書宿泊証明書
を貰おうとしたら、ココではホテルが一括して申請してくれるとかで
予め35%引きにした金額で泊まる事が出来ました。コレは便利

今回は2泊3日の予定なので明日が最終日です。因美線4駅
中で最も帰りやすそうな位置美作滝尾を残してありますので、
翌日の朝から同駅を描いて奈良へ帰る事になります。

→次回に続く



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No.540 駅ノートの記録

駅ノート 美作河井②

2020/09/20(Sun)

さて因美線駅ノートですが、2日目の朝から那岐駅続きを描き、
鉄道路線のルートに近い物見峠を越えて、岡山県に戻ってきました
クラ駅長です。

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去年もココを通ろうとしたんですが、直前に発生した大雨による
土砂崩れ通行止めになっており、止む無く国道を迂回したんです。

ココなら15kmで行ける所が迂回すると40km以上あるので、カナリの
山道ではありますがソノ差は大きいんです。今回は無事に通れました

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美作河井駅も、この地方でよく見られるタイプの古い木造駅舎がある
無人駅です。出札口角度を45度に切ったデザインは、建築当時…
昭和1桁代流行だったのかも知れません。

無人化されてはいますが駅務室地元の人何かに使ってるらしく、
鍵さえ開ければ入れる感じです。…現場を見た事はありませんが。

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…見るからに暑そうな状況でしょ。当日もから気温30℃を越えて
おります。陽射しがキツいから、画像のコントラスト高くなりすぎる
のが難点ですわ。

ホーム島式の物が1本あり、構内踏切で連絡しています。
元は交換設備があったので平成9年まで有人駅であり、当時としても
少なくなっていたタブレット交換が行われていました。

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駅ノートの設置&管理者は不明です。前回以降絵師さんの作品
3点ありました。…ケンさん居ない萌え絵一辺倒になりますね。

私は前回同駅で特筆される除雪用の転車台を描いたんですが、
今回は何も考えずに来てしまい、カナリ悩んだんですよ。てか同線
4箇所ノート設置駅はドレも駅舎が似通っておりネタに困るの。

私は「駅舎と可愛い女の子」で済ます事が出来ないから、どうしても
「何か笑いを取らないと…」と考えてしまうからかも知れません。
…結局はネタを考えるだけで30分ほど時間を空費してしまいました。

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どうしても困った時は「駅ノートそのものからネタを探す」事にしてます
ので、色々と見てみます。すると自分が描くべきページ直前左の
ような書き込みを発見しました。…「Zで来ました。」

「Z」とは何か?恐らくは自動車かバイクでしょう。私もソレほど詳しく
ナイのですが、そのものズバリ「Z」と言う商品名の乗り物は無くても
略称や愛称ソノように呼ばれる物は幾つかある筈ですよね。

はい、真っ先に浮かんだのが「日産フェアレディZ」です。
年式によって幾つかある種類のうち、最もインパクトが強いのが
西部警察大門団長が乗ってたS130型のガルウィングにしました。

番組終了後石原プロ保管されており、実は私も小樽石原
裕次郎記念館実物を見た事があります。何をどぅ手配したのか、
のろこのボケをやるために石原プロから借りてきたのでしょう。

この少し前に大門圭介を演じた渡哲也さん亡くなっており、些か
その追悼の意味も含んでます。

私の画力がナイので形がイビツですが、言い訳するなら頭のデカい
猫キャラが乗るには、普通より天井を高くしないと無理なのです。
もぅ少し自然な感じに近く描けるように努力する必要がありますな。

考えるのに時間を食ったので4時間近くの滞在になりましたが、
次はコレまた知和駅へと移動します。何とか今日中に描けるか?

→次回に続く



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No.539 駅ノートの記録

駅ノート 那岐②

2020/09/19(Sat)

そんな感じで智頭急行線新規駅ノートを描き終え、そのまま同線
に沿って智頭まで北上してきましたクラ駅長です。

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特急「スーパーはくと」もすっかりお馴染みになりましたが、同列車
HOT7000系車齢25年を越えてますよね?…恐らくは高価な車両だと
思われ、後継車種の話全く聞かない気がします。まだまだ使う?

智頭から津山までは、道路としてのルートが2本あります。
国道53号線を真っ直ぐ走るのが最短ルートですが、因美線の4箇所の
駅ノート設置駅へは物見峠と言う山道を経由する事になります。

那岐までは国道で行けるので、走りやすそうな方でイイでしょう。

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と言う事で現地に着きましたが、この時点で16時半ぐらいです。
傾きかけた陽射しの中に、味のある無人駅が佇んでおりました。

ホテルのチェックインが19時なので(連絡すれば遅くする事は可能
だけど、暗くなってまで描きたくない)、ココから津山駅前まで1時間
掛かるとすれば、使えるのは1時間半程度ですね。

実景撮影を済ませて下描き程度なら可能かな?残ったら続きは
明日の朝からにすればイイでしょう。…中には無断で持ち出し
ホテルで描くと言う不届者も居ますが、私はそんな事はしません

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那岐駅駅ノート地域の自治会の方が設置&管理してるようです。
前回以降の絵師さんの作品2点です。

バックナンバーも置かれてますが、訪問者追加で置いた物も
あるのでしょう。明らかに異質な、広島カープのロゴ入った赤い
表紙のノートだけ、何故か全く使われてません(前回もそうでした)。

ココは鳥取県だから「何が何でも広島カープ」と言う文化じゃナイわな。

そして那岐駅名物と言えば、前回のネタにしたケーブルカーの車体
みたいな平行四辺形の階段通路でしょうね。特に変わらず健在です。

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実景撮影のためにホームへ上がった所に列車が来ました。
山口色キハ120ですね。この区間は津山線姫新線共通運用
なようで、岡山色の方が多い気もするんですが、当たりなのか?

三江線廃止になって割と大規模な配転があったらしく、キハ120
関しては各地で前任地のままの塗装の車両が見られます。

ともあれ描くネタを決めて下描きまで済ませた所で時間切れになり
ましたので、当日は一旦終了として津山駅近くのホテル(またα-1
宿泊、続きの色塗り翌朝に持ち越しとします。

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さて今回のネタは、ローカル線の無人駅にありがちな後方確認用
カーブミラーです。独特な形階段通路が映り込んでますね。
…実際は私1人ですが、のろは一家で訪れた事になってます。

翌日の午前中に描いてたら、駅舎の建物を利用したデイサービス
営業が始まってしまい、職員の方珍しがられたり、お年寄りの合唱
が聞こえてきたり、親子丼と思しき料理の匂いがしたり…。

コミュ障にはキツい環境になってしまいましたが、何とか終了です。
では続いての(とは言え県境を挟む美作河井駅へ移動しますよ。

→次回に続く



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No.538 駅ノートの記録