新・駅長日誌Ⅱ

ではココで「自宅模型部屋計画」の記事を挟む事にしますクラ駅長
です。…概ね水曜日がこれ関係の記事に固定されつつありますね。

改めて概要を説明しますと、実家の１階にある来客用の洋間（８畳）を
全て使って、Nゲージの大き目のジオラマを作るんです。鉄道模型
を始めた頃からの念願でした。

凝った配線やリアルすぎるジオラマではなく、大人数で遊べるエンド
レスのレイアウトを６車線…模型店などにある貸しレイアウトに近い
イメージの物にしますので、適当にお楽しみに。



前回まででジオラマベースの本体と、１層目になる内陸線の線路が
完成しましたので、いよいよ２層目の基礎工事に入ります。

テーブル本体を作った時に余材として残してあった集成材をカットし、
6.5㎝の高さで地面を嵩上げします。

150倍すると9.75ｍか。トンネルのポータルや高架線の橋脚が概ね
この高さに相当する事に由来する数値です。…実家移住計画の時
に家具を解体するのに使った電気ノコギリが役に立ちました。



しかし集成材の合板なので、板そのものに反りがあり、一気に長い
部品を作るとヒズミが大きくなるんですよ。だから20㎝程度にカット
して、方向を修正しながら繋ぐ事にしました。

直角定規で正しい角度を測りつつ壁を配置して、まずは内陸線の
内側に中規模の台地を作る所から始めました。

…この直角定規は初めてジオラマを作ろうと思い立った頃、ドコかで
拾った物なのですよ。私は勝手に神様からの贈り物だと思ってます。



台地の外側はそのまま線路脇の壁になるんですが、単に灰色で
塗装するだけでは味気ないので、切石を積んだデザインにします。

…この手のストラクチャーも売られてない事はナイんですが、数が
大量に必要になります。買うと予算が掛かるのは勿論の事、必要な
量を揃えるのが面倒なのですよ。

ココは手持ちのトンネルポータルから画像を起こし、シールプリント
の用紙に印刷して大量生産する事にしましょう。



色合いを調整しつつ、決まったら量産して壁と同じ6.5㎝幅に切った
ベニヤ板に貼っていきます。

駅の反対側は掘割になるので、先にこっち側から作業をして、木工
ボンドで貼り付けます。…やはり架線柱は一旦外す事になりました。

ベニヤ板そのものにも反りがあるので、父親がパクってきた文房具
の中にあった巨大クリップで固定しました。…こんな所で役に立つ
とは思いませんでしたが。



駅の後方も同様の壁になります。…昔の駅と言うのは駅舎が片方
にしか無く、反対側へ抜ける事さえ困難な構造のが多かった気が
するので、これはコレでリアルかも知れません。

そして隙間が出来た部分は雑草を生やして隠す。…コレはもう鉄道
ジオラマの定番処理でしょう。雑草に使うフォーリッジクラスターは
前回からの余りが大量にあります。

ココが完成すれば、２層目となる海岸線を敷設する事が出来ますね。
…もう暫く掛かりますが、駅ノートの報告の隙間を見付けて記事を
挿れる事にしましょう。

※→次回に続く

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そんな感じで和歌山周辺の駅ノートですが、昼食に雑賀崎の高台
にあるカフェバー「スハネフ14-1」に来ておりますクラ駅長です。

…店名からして分かるように鉄道コンセプトのお店であり、店内
には珍しい物が沢山あるんですよ。



現場猫が座ってる椅子は、形式は不明ですが鉄道車両の運転席の
ようです。その隣にある灯具類はEF66だと見ました。

「サロンカーなにわ」と言いつつブルートレインの「瀬戸」にそっくり
なヘッドマークは、高松まで運転された時の物のようです。

そしてメニューの裏表紙などで、矢鱈と黒猫さんが推されてます。
…ココの飼い猫さんなんでしょうか？現物には会えませんでした
が、後姿が可愛いぬいぐるみがカウンター席に座ってました。



そしてメインのカウンターに面して、小規模な鉄道ジオラマがあり
ました。飯田線みたいな山岳路線で、奥手に保津峡みたいな駅が
作られています。

…川の上流と思われる地形の作り方の参考になりそうですね。
そして何故かC56が単機で走っており、手前ではゴルゴ13が警戒
に当たっています。



そして店内のホールを１周する、長めのレイアウトもありました。

目線より高い位置にあるのと窓からの光で見難かったんですが、
車両はキハ85系ワイドビューでした。

…和歌山絡みだとすれば「南紀」なのか？しかし10両近い長編成
で両端がパノラマ車両だから「ひだ」の雰囲気でもあります。



と言う事で昼食ですが、日替わりランチとして案内されてた「豚肉
とキャベツの梅ソース炒め」の定食を頂きました。

小鉢料理が何品かと、ココにソフトドリンクが１杯付きます。
これで税込1,000円と言うのは結構なお買い得じゃナイですかね？

他にもメニューを見てたら、列車に因んだ名前の付いたドリンク
類や、各種のカクテルなどもあるようです。

…景色のイイ所なので、アルコール目当てで夜に来ても雰囲気が
良さそうではありますが、交通の便が悪い（バスが１時間に１本で
最終が20時頃）と言うのがネックかなと思います。



ともあれ普段の駅ノート廻りとは違って充実した昼食を終え、次の
目的地であるわかやま電鉄の伊太祁曽に向かいます。

ココは同社の本社と車庫が併設された路線の要衝であり、公式設置
の駅ノートがある筈なのですが、ココ何年間かは感染症対策と言う
事で中止されてるんですよ。

…先日来、新型コロナも「５類感染症」と言うインフルエンザ程度の
ランクに移行したと言う事で、もしかしたら復活してるかも？と思い
確認に来たのです。しかし復活してませんでした。

その代わり、土曜日だったので猫駅長の勤務日に当たっており、
よんたま駅長に合う事が出来ました。

…小柄な女の子のイメージだったんですが、無駄に貫禄が付いた
と言うか、太ってませんかね？いいもん食いすぎなのでしょう。

ともあれ午後は、当日の２駅目となる和歌山線の船戸に向かいます。

※→次回に続く

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さて和歌山ですが、南海加太線で加太（かだ）の駅ノートの５巡目
を描き終え、今回の昼食場所へ移動してきましたクラ駅長です。

…４月の半ばに和歌山市の漁港で総理大臣が襲撃されると言う
事件があったワケですが、私もソノ時に現場へ行かされる羽目に
なったんですよ。

現地で待ち時間が長いから、周辺の地図を見てヒマを潰してるうち、
近くに鉄道コンセプトの飲食店があるのを発見たしんです。



…その時点で加太や船戸の駅ノートは予定を立ててたので、当日
の昼食に良かろうと予定に追加したと言う次第です。

現地の雑賀崎は漁港のすぐ背後に切り立った山が迫ってる地形で、
で、目的地のお店はソノ高台にありました。

右がお店の前から見た風景なんですが、生憎と午後から雨の予報
が出ており、段々と雲が厚くなってきましたね。

…晴天ならキレイな景色だと思われますが、やはり「ココが例の
現場か」と言う目線で見てしまう事になります。防波堤に囲まれた
真ん中の岸壁の、倉庫風な屋根が並んでる所がソレですよ。



お店の名前が「スハネフ14-1」と言います。

…ブルートレイン用の客車の形式番号の１つであり、鉄道知識の
ある人ならすぐ分かるネーミングですね。現に私も文字列で見た
だけで「何だコレ？」と画面を押したワケですから。

営業が正午から深夜と言う事で、喫茶店と言うより夜には酒類も
楽しめる「カフェバー」と言う事になるのかも知れません。

Twitterのフォロワーさんの中に「行った事あるよ」と言う方が何人
かあったので、その筋では有名なお店だとも思われます。




それほど広くない店内ですが、背後にリキュール類が並ぶ大きな
カウンター席があり、眺望が開けた側にも窓向きのカウンター席が
作られています。

恐らくは御夫婦でやってる感じのお店だと思われ、開店時刻と同時
に入ったら、店内を回ってる鉄道模型の掃除をされてました。
…コレに関しては後で詳しく紹介する事にしましょう。



しかしまぁ、種々雑多な鉄道グッズが色々と置かれてますね。

旧国鉄のサボや、部品などは南海の物も交じってると思われます
が、圧力計にタブレットキャリアが引っ掛けてあると言うセンスは
どぅなのよ？

入ってすぐのボックス席には、ブルートレインなどで使われてた
照明や注意書きがあります。コレまた懐かしい物でした。

そして改めて入口付近を見ると、レトロな発車標が飾られてます。


この手の「鉄道カフェ」は他にも
何店か行った事があるんですが、
やはり地域性が出るもんでして、
新宮・難波・王寺と和歌山周辺の
駅名の物が並んでいます。

この種の物は私もリアルタイム
には流石に見た事ありません。
…昭和40年代で最後ぐらいか？

てか「２等で難波行き」って何なんでしょう？カナリ昔に南海から
の客車を紀勢本線に乗り入れさせ白浜方面まで走る運用があった
らしいので、ソレだとしたら相当古い物だと思われます。

また「和歌山で新宮行きに連絡する王寺行き」と言うのも、比較的
近い所に住んでる私でもイマイチ想像出来なかったりします。

そして下段の本棚は鉄道雑誌のバックナンバーで埋まってますね。
一朝一夕に集めた感じではなく、新刊発行時の物を延々と溜めて
あると見ました。

…始まりから濃い内容に圧倒されそうですが、お料理を注文して、
引き続き店内を見せて頂く事にしましょう。

※→次回に続く

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