新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

駅ノート 九里川尻

2022/10/27(Thu)

前置きが長くなりましたが、3回目となるのと鉄道廃線区間
駅ノートを実際に描いて回る事に致しますクラ駅長です。

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最初は九里川尻からになるんですが、左の地点は以前にも通った
覚えがある所でした。

恋路方面へ向かう県道能登線交差してた地点であり、高架橋
撤去されていますが廃線跡巡りに慣れた人なら、橋台跡の形状
ですぐに気が付くと思われる状況です。

…画面が妙にレトロな感じになってるのは、早朝の光線具合のせい
だと思われるんですが、コレを補正する術ありません

廃線後代替手段がどぅなったのかまでは調べてナイんですが、
付近にコミュニティバス停留所がありました。コレとは別に地元
北鉄系のバス会社の路線が穴水~珠洲ぐらいで存在するようです。

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県道を少し戻って離れた位置から駅跡を見てみました。
…やはり廃止から17年と言う事で自然に戻りつつあり、無関心
な人ならソレとは分からない状況になっています。

しかし車を駐めた位置からホーム跡へ登るスロープは何とか通れる
状態であり、ココから入る事が出来るようです。

廃止後に産まれた近所の子供さんとか、どぅ言う感じで見てる
でしょうね?電車ごっことかするのか?まぁ最近は外で遊ぶ事自体
少ないかも知れませんが。

双方の画像で目立って高く写ってるのは、通信用ケーブル用電柱
だったと思われる建造物です。

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ともあれ雑草をかき分けてホームに登ってきました。この地方によく
あるブロック積みの簡素な待合室が残っています。

…しかし状況は悪く窓ガラスが軒並み割れた状態で、足元には注意
して歩く必要がありますな。…そして冬場雪深い所なのでしょう、
除雪用の道具も残されたままになっていました。

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駅ノート一連の駅跡と同様になやはるるさんの設置による物です。

発見しにくい場所にあるのか絵師さんの作品ゆっくまーシール
見当たりませんが、廃線跡巡りで訪れた人の書き込みが何件かあり
ました。…その事実が意外と恐ろしい気がします。

絵のネタとしては前回の記事通り、九里川尻川の河口付近にあった
派手な装飾の橋を描く事にします。「ふる里きりこ橋」と言うそうな。

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橋の袂にあった説明によると「きりこ」「切籠」と表記するらしく、
御当地の祭りに登場する背の高い山車をイメージした物のようです。

…私は現物を見た事はありませんが、青森ねぶたのように電飾
入れた派手な物だと思われます。いいネタになりました。

上の画像車を駐めた位置のまま車内で描き、朝練みたいな感じで
8時半には終える事が出来ました。続いて隣の松波に向かいます。

→次回に続く



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No.1306 駅ノートの記録

駅ノート 阿波大宮③

2022/10/21(Fri)

…そんな感じで牟岐線阿佐海岸鉄道駅ノートですが、無事に
各設の置駅3巡目を達成しました。

四国島内も段々と数が揃いつつあるんですが、一時的に駅ノート
存在が確認されてなかった高徳線阿波大宮で、思いがけず復活
してる事が判明したんですよ。

後の予定も考慮して色々と考えた結果、急遽ココに寄って帰る事に
なりましたクラ駅長です。…構成の都合上、偶数の駅ずつ回るのが
望ましいので余計と言えば余計なのですが、まぁ仕方ありません

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同駅は高松徳島を結ぶ高徳線のうち、徳島県最北端にある駅
です。同路線香川県側引田徳島県側板野までが都市近郊
区間みたいな扱いなので、その間の秘境区間にある駅なのですよ。

は当然に有人駅だったであろう小規模な木造駅舎が残っており、
付近の大坂峠へのハイキングコースの最寄り駅でもあるようですね。

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無人化されたのは国鉄末期の事だそうですが、窓口の跡らしき部分
には比較的新しい感じのアルミサッシが使われています。何もナイ
必要最低限な駅舎ですが、清掃は行き届いてる感じでした。

それはイイとして、窓口跡のカウンターには最近になって運転状況
画像と音声で自動案内する装置が置かれています。

前日からの台風の影響で一部の列車に遅延や運休が出てる事と、
先に予土線で発生した土砂崩れに関する案内がエンドレスで流れて
おり、長時間滞在する身としては些かの鬱陶しさを感じました。

時刻表を見ても分かる通り、日中は普通列車が殆ど設定されてナイ
「四国の田舎あるある」な状態になっています。

その代わり特急「うずしお」は上下とも1時間に1本程度の運転
なので、滞在中にも何本か見かけました。バランスが悪いです。

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駅ノート四国島内では比較的最近になって設置されたので、間隔
を詰めて2枚描いたんですが、その後に「無くなった」との報告が
Twitter上に上がったんですよ。

…それが前日一応の感じで見に来たら「2代目」なる物が置かれて
おり、どうやら前回の物と同じ設置者さん復活させたのではナイか?
と言う推測に至りました。

再設置今年の6月中旬の事だったらしく、以後に絵師さんの作品
ゆっくまーシール確認出来ませんでした。

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急遽の事ではありましたが1日置いてますので、コンビニに寄って
過去絵を2枚、シールプリントで出力してきました。

初めて来た時に描いた絵は、当時のノートにあった若者2名
悲哀に満ちた旅のエピソードをネタにした物なので、いきなりコレ
だけ貼っても面白さ伝わりにくい物ではあります。

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そして今回は、やはり「停まる列車
が少ない秘境駅なのに特急矢鱈
と通過する」と言うのをネタにして
みましょう。

駅の前後カーブになってて
70km/hの制限があるから特急
ゆっくり通過するし、場合によって
交換の運転停車もあるから、
待つ身のイラつき度も増します

一般的に電車ごっこの電車はがあれば単純に停まる物でしょうが、
リアリティーを追求すると同駅ではこんな感じになりますね。

ともあれ同駅のノート復活した事で、ココも3枚となって周辺の
設置駅と数を合わせる事が出来ました。

…今回も「おまけネタ」を紹介して一連の報告を終える事に致します。

→次回に続く



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No.1300 駅ノートの記録

駅ノート 由岐③

2022/10/19(Wed)

では牟岐線駅ノート3巡目の続きです。基本的に遠い方から
行く場合が多いので、今回も奥手の方向にある日和佐先に描き、
数キロ戻った由岐にやってきましたクラ駅長です。

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由岐も元々は独立した「由岐町」と言う自治体だったのが、いわゆる
「平成の大合併」隣の日和佐町と合併して美波町になった所です。

…色々とソノ方が都合がイイからなんでしょうが、今年50歳になる私
にはどうも聞き慣れない地名が増えたのと、「こんな所も〇〇市か」
と言うイメージに合わないケースが増えただけのような気がします。

由岐駅駅舎「ぽっぽマリン」と言う公共施設と一緒になってます。
1階地場の産物を売る直売所2階には御当地の歴史を紹介する
資料館などがあり、殆どそっちの方がメインの建物ですな。

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入口を入るとテーブルと椅子ロッカーなどが置かれたフリースペース
があり、駅ノートココで描く事が出来ます。その奥に鯛や鰤が泳ぐ
円柱形の水槽があり、更に奥手が直売所なのですが…

巨大な伊勢海老のオブジェは健在だったものの、水槽の中は見事に
カラでした。コロナ禍で客が減って維持出来なくなったんでしょうか?

前回ココの方に訊いた所、中の魚は定期的に取り替えて食用に流す
と言うお話しでした。…入場無料の公共施設だから経費的な問題は
ナイのかも知れませんが、店で魚が売れない回転も止まるわな。

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同駅駅ノート日和佐と同じく、美波町の観光協会が設置した
公式の物です。前回以降の絵師さんの作品2点あったのと、ハト
さんの
書き込みを発見しました。

前頁が私でビックリ?まぁ約1ヵ月開いてますが、ソレだけ訪問者
も少ないのでしょう。いつも見付けて頂きありがとうございます

20221019g.JPG 20221019h.JPG

日中の牟岐線は概ね2時間に1本程度の運転間隔ですが、ココで
上下交換が行われる事が多いようです。今回も交換風景を見つつ
駅ノートを描いてました。

3巡目なので少し趣向を変えまして、今回は1つ先(海部方向)
ある田井ノ浜臨時駅をネタにしてみましょう。実際はココに来る前に
寄り道して、写真を撮ってきました。

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現地までは湾曲した道路を通っても約1kmの距離です。
海水浴場に隣接する臨時駅で、当然の事に夏のシーズンのみの
営業です。だから存在を知ってる人少ないかも知れません。

当日は既に9月に入っており「夏も終わった」と言うイメージで、のろ
てん海水浴場で遊んでるうちに、駅の営業終わってしまった
事にしてみました。…実際にそんなおバカさん居ないでしょうが。

現地はタクシー少なそうなので、1kmなら歩いた方が早いでしょう。

と言うか現実にはコロナ禍のため今年と昨年海水浴場そのものが
閉鎖されたままだったと言う事で、駅の営業実績もナイようです。

では続けて、話が前後しますが先に見て来た田井ノ浜駅の報告を
「おまけネタ」として紹介する事に致します。

→次回に続く



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No.1298 駅ノートの記録