新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

駅ノート 中加積

2021/01/19(Tue)

…さて富山地鉄の駅ノートですが、続いては同じ地鉄本線中加積
と言う駅です。次の上りの普通電車で移動しましたクラ駅長です。

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同社にも東急のステンレス車両が進出してきましたね。ココで4扉の
ロングシート車不似合いな気もするんですが、時代の流れかな。
ちなみに中程の2扉閉め切ったまま使われています。

本線滑川から内陸部へ曲がっており、中加積越中中村から20分
程度スイッチバックのある上市との途中にある駅です。…ユルく
カーブした、2面2線交換可能な駅でした。

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無人駅ですが比較的新しいコンクリート造りの駅舎があります。
床に水を撒いた跡があるから、掃除された直後だったのでしょう。

…いつも通りベンチ作業場にして絵を描く準備をするんですが、
ココは矢鱈と豪華な座布団が敷かれてるので、除けて積み上げる
塹壕(ざんごう)みたいな環境になりました。

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駅舎の外観左上の感じです。市街地ではナイものの周辺は郊外の
住宅地の感じで、人家は割と多めな所でした。その割に商店飲物
の自販機少ないのが難点かも知れません。

所で昨日から気になってたのですが、富山地鉄各駅で右のような
緑色お揃いの構造物を見掛けるんですよ。中にスコップが吊って
あります。…乗客自主的に使える雪かき用の物みたいですね。

まだ12月中ではソレほど需要はナイようでしたが。そしてへ回って
みると、コレはバス停の標識再利用した物だと分かりました。

滑川市営バス?現在は名前の違うコミュニティバスに変わってる
ようで、使わなくなったから再利用された物かも知れません。

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駅ノート№8と書かれた物から6冊ありました。…同駅駅ノート
地元の新聞でも「珍しい交流手段」として紹介された事があるらしく、
歴史は古いようです。

主だった絵師さんたち一通り訪れてる感じです。そして管理者の方
でしょうか、それぞれの作品簡単なコメントが添えられています。

…しかしな年配者の筆跡と思しき字で「よく描けています very good」
とか、ソコハカとなく上から目線を感じるのは私だけ?

私ら以下の世代だと、SNSネットの掲示板でコメントが素っ気ない物
にならないように絵文字顔文字を多用するが付いており、ソレに
慣れてしまったからかもしれませんが。

「じゃあ何だったらイイんだ?」と言われたら難しいのですが、些か
違和感を感じたのは事実、思った通りの感想です。

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さて私は…このカーブしたホーム映画で見た覚えがありますね。

富山地鉄で撮影された「RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ」
のラスト近く、定年退職する主人公(三浦友和さん)最後の列車
運転して通過するシーンですよ。

駅舎にもロケ地巡りマップとして紹介されてました。…映画ではココに
立ってるのは、先に退職した先輩の老人(米倉斉加年さん)ですが。
劇中では背後の桜満開だったので、季節外れですが再現しました。

…コレにはどんなコメントが付くんでしょう?違う意味で楽しみなので、
少し間を置いて再訪問する事にしましょう。勿論他の設置駅もです。

と言う事で2泊3日で回ったえちごトキめき鉄道富山地方鉄道の旅
の報告はココまでです。

段々と年末に近付きつつありますが、他にやる事もナイのでこのまま
駅ノート描き続けます。次は少し気楽近場を回る事にしましょう。




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No.660 駅ノートの記録

駅ノート 越中中村

2021/01/18(Mon)

さて富山地鉄駅ノートですが、3日目最終日です。
2日目同じ時刻魚津を出て、まずは約10分で着く越中中村と言う
駅で降りましたクラ駅長です。

アパホテル連泊なので、「掃除要らないよ」を選択するとミネラル
ウォーターが貰えました。しかし同社のオリジナル商品なので、例の
女社長の顔写真が載ってます。…一日持ち歩く羽目になりましたが。

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…当日は地鉄本線2箇所描いて、そのまま電鉄富山まで抜ける
行路なのですが、それぞれの駅間の運賃を足してもフリー切符より
安いので、個別に切符を買う(又は車内清算する)事にしました。

新魚津には券売機がありましたが、事前に得ている情報ではココも
小さな無人駅のようです。…まぁ整理券乗車だろうな。

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かなり古びた単線のホームに、待合室1つだけ小さな駅でした。

富山地鉄単線ですが、隣にあいの風とやま鉄道旧北陸本線
通っており、滑川の先まで並走区間になっています。

各地で時々見られる光景ですね。地方私鉄の方が設備は古いまま
なものの、駅間近く運転本数多かったりするアレですよ。

田んぼの真ん中にあるのでココからも立山連峰がよく見えました。
…と、今回撮れてなかった元西武のレッドアローが来ましたので
押さえておきましょう。

ぁ、今年からコレの後継車種である10000系が入るんですよね?
去年の秋ぐらいに富山まで甲種回送されたのが話題になってました。

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待合室小さいながらキレイに整頓されています。
…隅っこに本棚があって絵が飾ってあるから分かるのですが、ココも
アニメの1シーンに出て来る「聖地」の1つのようでした。

作品名は「未来のミライ」。…例によって私は全く知りません

現地にある資料Wikipediaなどで適当に調べると、主人公は絵にも
あるくんちゃんと言う5歳の男の子で、くんちゃんの妹(乳幼児)の
ミライちゃんが、何故か中学生として登場するお話だそうです。

また突拍子もナイ設定ですが、何とかして美少女キャラ(とセーラー
の裾から覗く素肌)を入れないと成立しないのかも知れません。

くんちゃん鉄道が大好きな男の子であり、夢?に出て来た京浜
東北線磯子駅が何故か田舎の無人駅で、ソレがココをモデルに
してあるようです。

監督細田守と言う人。先述の「おおかみこどもの雨と雪」上市町
を舞台にしていたように、富山県出身の人だから出た発想でしょう。

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なので駅ノートアニメ作品「交流ノート」であり、ノート資料など
ファンの方が寄贈した物、また自主的に待合室内のお掃除なども
されてるのだと思われます。…机と椅子があるのが有り難いですね。

ノートの内容もファンの方の書き込みが多いようです。
「サマーウォーズ」「バケモノの子」なども同じ監督さんの作品ですな。

そしていつも感動系で攻めてくるひさの先生が、珍しく同作品ギャグ
を絡めた
パロディー(と思われる物)を描いてました。

くんちゃんはココで電車を待ってた高校生のお兄さんと出会い、会話
を交わすんですが、内容が鉄道関係だったかどうかまでは不明です。

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そんな感じで私は、知らないなりに同作品のキャラを模してみました。
しかしのろ高校生のお兄さんでは面白くナイので、同監督別作品
「バケモノの子」に出て来たキャラ(詳細不明)にしておきます。

…コレらも資料が置いてあるので模写に使わせて頂きましたよ。

描いてる途中電車の音がすると外へでて見てたんですが、あいの風
とやま鉄道の方が多いんですよ。貨物列車も矢鱈と通ります。

ソレとて無視出来ない収入源なのでしょうが、ホテル駅に近かった
から、やはり夜中はウルサいものですね。

ともあれ中加積駅に移動しましょう。ココで今回最後になります。

→次回に続く



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No.659 駅ノートの記録

駅ノート 大川寺

2021/01/17(Sun)

さて富山地鉄駅ノートですが、続いては不二越・上滝線大川寺
と言う駅にやって来ましたクラ駅長です。

…実は私も気になってた「不二越・上滝線」なる不自然線名ですが
正式には南富山駅を境に不二越線上滝線に分かれるらしいです。

しかし運転系統が一貫してるので同社では概ね「不二越・上滝線」
と言う呼び方をしており、ウチのブログでもソレに倣う事にしました。

要は近鉄伊勢中川から先何だかよく分からないのと似たような
感じでしょうか?…特急の評定速度落ちるから「鳥羽・志摩線」
「飛ばしません」みたいな駄洒落もあったりしますが。

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ともあれ大川寺駅です。単線の線路1本だけの駅ですが、ホーム
が全体的にコンクリートの構造物の中にあり、電車で初めて降りると
「地下駅?」と思ってしまいそうな造りの駅でした。

岩峅寺方向は鉄橋隣接しており、岩峅寺から来た電車は鉄橋
渡り終えてすぐ地下へ潜るような感じになりますね。

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「出口」の標識に従って進むと駅舎に入りますが、コレがまた見事に
何もナイ空間で、矢鱈と広く感じました。当然に無人駅です。

…外へ出ると、右の画像のような環境にある事が分かります。

何でも昭和50年に先述の鉄橋を架け替えた時、付近の線路全体
背後に見える山の方向へ移動させる必要が生じたので、このように
線路ロックシェードの中に通したようなになったそうな。

…そして駅舎には有人駅時代の駅務室があったものの、不審火
焼けてしまい、このようなだだっ広い空間になったとの事です。
奥手の床の色が違う部分駅務室だった所でしょう。

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長らく私のブログを見て下さってる方はお気付きかも知れませんが、
駅舎の脇に黒いセドリックが停まってますね。…しかし今回は全行程
を鉄道で回ってますので、コレは私の車ではありません

…よく見れば差が分かると思いますが、3ナンバー「ブロアム」と言う
最上級グレードですね。駅前の広場はソノ用途判然とせず勝手に
パーク&ライド的な使い方をしてる人が居のるかも知れません。

駅の隣常願寺川で、千垣駅の先にあったアーチ鉄橋と同じ川です。
アレの下流に当たる事になりますか。鉄橋の長さは約350mですね。

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駅ノートおかんアート押し絵と言う物か)な鯉のタペストリー
一緒に、丸めた状態で置かれていました。
…時々ある事なんですが描きにくいから丸めないで頂きたい所です。

実の所を私は色々な資料から富山地鉄ノート設置駅も、ある程度は
把握した積りで来たんですが、千垣大川寺逆に認識してたんです。
立山に近い方が何となくロックシェードをイメージしませんか?

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主だった絵師さんたち一通り来てる感じでしょうか?
作品巡りをされる方は、ココ千垣多くてお得かも知れません。
か~み~さん「ダイセンくん」がまた異彩を放っております。

さて私は…ココにロックシェードがあると知った時から考えてたネタで、
久し振りに「商品企画開発会議」です。

最近は猫グッズの中に「猫トンネル」と言う物もあるようでして、猫は
狭い所が好きだから、中で寝たり複数居る時はかくれんぼをして
遊べたりもするそうな。

駅舎部分狭いT字の所がアクセントなのと、同駅をモデルにした
猫トンネルなら、富山名物の夢が見れるかも知れません。

約2時間半で仕上がりました。ローカル線ではありますが夕方本数
が多く1本(30分)早い電車に乗れました。…2日目ココまでにして、
また魚津のアパホテルまで帰ります。

最終日残りの2駅を描いて、当日中奈良まで帰る予定ですよ。

→次回に続く



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No.658 駅ノートの記録