新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

富山への旅2020 ⑤

2021/01/16(Sat)

…と言う事で富山地鉄立山線千垣駅描き終えました。
続いては次の電車で2つ手前の岩峅寺と言う駅まで戻る予定になって
おりますクラ駅長です。

20210116a.JPG 20210116b.JPG

同社オリジナル車両14760型が来ました。昭和54年の製造なので、
当時の鉄道の本に最新鋭の私鉄特急として近鉄ビスタカー(3代目)
小田急のLSE車と並んで紹介されてたのを覚えています。

…勿論現在の富山地鉄にも特急列車は存在しますが、車両の運用
特に限定的ではないケースが多いようです。てか冬場特急も含めて
運転本数間引かれているので、フリー切符安いのでしょう。

そんな感じで岩峅寺下車しました。…こちらも5年振りの訪問です。

20210116c.JPG 000000000.JPG

次はココで不二越・上滝線乗り換えるんですが、30分ほど時間が
あるのと、フリー切符なので改札から出てみましょう。

同駅立山線不二越・上滝線合流する駅なんですが、大正10年
開業で、当時からの物と思われる特徴的な2階建ての木造駅舎
残っています。…古い旅館などを連想させる佇まいですね。

20210116e.JPG 20210116f.JPG

平成19年映画「劒岳 点の記」では明治時代の富山駅としてロケに
使われたそうで、待合室には当時の写真が多数展示されていました。
…敢えて地元の駅を使う事に、PRの意味もあったのでしょう。

先程の寺田駅と同様、ホームの番号不規則に並んでいます。
過去には不二越・上滝線から立山方面直通する列車もあったらしい
ですが、現在は全てココで折り返すようですね。

000000000.JPG 20210116h.JPG

各ホームを繋ぐ乗り換え用の通路木造の古めかしい物でした。
15mぐらい吊掛電車が似合いそうな雰囲気ですが、乗り換える
のは元京阪10030型です。

尾灯と並んだ白色のランプ京阪では標識灯なのですが、ココでは
使う事もナイのでしょう。半透明のカバー一体化されてる車両も
ありました。…最終的に先頭車の約半数が同社に譲渡されました。

20210116i.JPG
次の目的地不二越・上滝線
1つ目の大川寺と言う駅です。

地図で見る限り、距離は1km程度
でしょうか?…時間空いてたり
歩くのに適した季節なら歩いても
良さそうな距離ではあります。

今回は歩くと寒い時間にも余裕
があるので電車で行きます。

…こちらもカナリ特徴のある駅だと言う事ですが、当然の事に降りる
のは初めてなのですよ。ちょっと楽しみですね。

→次回に続く



※コメント・感想は→こちらまでお願い致します。

No.657 乗り鉄日誌>地方私鉄

駅ノート 千垣

2021/01/15(Fri)

さて富山地鉄駅ノートです。宿泊地の魚津から電車を乗り継いで、
立山線終点に近い千垣と言う駅までやって来ましたクラ駅長です。

20210115a.JPG 20210115b.JPG

山間部にある小さな無人駅でした。…富山地鉄と言うのはソコソコの
営業キロがあり特急列車も走らせてると言う事で、大会社のイメージ
があるんですが、意外と古い施設がそのまま残ってる所が多いです。

やはり駅の補修にまで手が回らないのかも知れません。…イメージと
しては大井川本線のソレに近いような木造駅舎が多く見られました。
古めかしい広告が付いた琺瑯の駅名票もイイ感じですね。

20210115c.JPG 20210115d.JPG

…正直な所、廃墟にしか見えない佇まいのです。右書き古風
駅名建物の正面(入口側)でなく道路に面した方に付いてるので、
余計に分かりにくい感じです。

待合室は「扉が閉まるだけでも有り難い」と言う感じかな。

道路に面した方のにはアクリル製のトタンが打ち付けてありますが、
横の道路を車が通る風圧で音が鳴るので、最初は「誰か来た?」
驚かされたものでした。

使われていない駅務室には、裏ぶれたようなクマさんが居ました。
駅に熊が居ると、最近はもぅ例のYouTuberを思い出す始末です。

駅ノート3冊進みは遅いけど有名所の絵師さん一通り来てる
感じですね。時間があるのでノンビリ見ていきましょう。

20210115e.JPG 20210115f.JPG

右画像の左側「バッ!!」とある作品は、数は少ないものの時々
見かけるか~み~さんと言う方の物です。

駅ごとに「○○さん」と言う感じでオリジナルゆるキャラ(と称する
キャラクター)を創作されてるんですが、コレがドコの駅の絵を見ても
一貫して全くユルくないのが特徴です。

何か「珍遊記」とかそっち方面を連想してしまいますが、放っておくと
萌え絵ばかりになる所を上手くバランスを取って下さってるようで、
私は決して嫌いではありません

20210115g.JPG 20210115h.JPG

所で同駅から立山方向500mほど行くと、撮り鉄スポットにもなる
景色のいいアーチ鉄橋があります。折角だから見に行きましょう

…意外な事にこの鉄橋は誰も絵のモチーフしてナイんですよ。
歩いて行ける距離であり、途中のガソリンスタンドには飲物の自販機
もありました(ココしかナイのですが)。

また次の有峰口駅までも同程度の距離なので、駅巡りが主体の方は
ココまで歩いて乗るのもアリでしょう(駅ノートの有無は不明です)。

…季節的に色合い少し寂しいですが、構図としてはイイ感じでしょ。
こんな鉄橋だから電車も最徐行で渡るし、写真を撮るのも楽です。

20210115i.JPG 20210115j.JPG

振り返った反対側イイ景色でした。次回は春に来たい所ですね。

…と言うワケで、この千垣橋梁そのまま描いてみましょう。
実際はネットに出回ってる画像を参考にして描き、後から実際に見に
行ったので、季節的な感じ電車の種類違ってますが。

高い所激辛の食べ物を見ると例のクマを思い出す…
変な物を知ってしまいましたが、最近はコレが最もウケるので。

一応今回は「考えただけ」実行してませんけどね。…また今後の
展開として、ゆっくまーシールを貼る部分を空けておき誰かに貼って
完成させて貰う。というのもアリかも知れません。

約3時間の滞在でココから戻ります。次は不二越・上滝線大川寺
と言う駅なのですが、乗り換え駅がまた味のある所なので、ソレも
紹介してからノートを描きに行きましょう。

→次回に続く



※コメント・感想は→こちらまでお願い致します。

No.656 駅ノートの記録

富山への旅2020 ④

2021/01/14(Thu)

…そんな感じで魚津駅近くのアパホテル1泊した翌日ですが、ココ
からは富山地鉄ノート設置駅4箇所日に2箇所ずつのペース
で回る事にしておりますクラ駅長です。

20210114a.JPG 20210114b.JPG

ホテルの部屋が5階だったので、立山連峰がよく見えました。
とは言え私は詳しくナイので、ドレが何岳か?…と言われたら
よく分からないのですが。

この付近はあいの風とやま鉄道富山地鉄の本線が完全に隣り合う
感じ平行して走っています。町の中心街あいの風鉄道…要するに
旧北陸本線魚津駅側にあり、ホテル同方向にありました。

…なので富山地鉄の駅は地下道を通った反対側になるようです。

20210114c.JPG 20210114d.JPG

旧北陸本線魚津駅に隣接する地鉄の駅は新魚津と言う駅です。
ココは早朝と深夜を除く時間帯駅員さんが常駐しており、窓口で
フリー切符(冬場は2,100円)も買う事が出来ます。

…有り難い事に地域共通クーポン券が使えるようです。今回は2枚
出てますから、100円足せばほぼ丁度の額で上手く使えました。

今回は宿泊地として魚津と滑川迷ったんですが、滑川の方が
ノート設置駅近いものの、地鉄の規模が小さく無人駅なので、
窓口ありません(隣の中滑川まで行く必要がある)。

20210114e.JPG 20210114f.JPG

旧北陸本線魚津駅は、地方都市の中間駅として標準的な大きさ
だと思われます。昔は貨物ヤードがあったと思われる敷地が無駄に
広く残ってるのに対し、地鉄の駅は島式ホーム1本の規模ですが。

駅の窓口が開くのが0700からだ言う事で、ソレに合わせて乗れる
電車で行動を始める事にしておりました。

元京阪3000系10030型が来ましたね。関西人にとっては微妙に
懐かしい電車です。一応通勤通学の時間帯だろうから、嫌々ながら
マスク着用で行動する事にしましょう。

20210114g.JPG 20210114h.JPG

走り出すと、やはり車窓立山連峰が近付いてきます。…ノートの
設置駅としては途中に越中中村中加積2駅があるんですが、
コレは明日に回す事にして今日は遠い方から片付けて参ります。

電車は途中の上市駅スイッチバックします。…元は別々の路線
だった物を統合した事による線形で、北海道の遠軽とか島根の
一畑口みたいに「何もナイけど方向が変わる」パターンですよ。

…駅に大きなアニメのポスターがありました。例によって私には
その方向の知識全くナイのですが「おおかみこどもの雨と雪」

監督さん御当地の出身のようで、ココをモデルにした田舎の村
舞台の1つになってるようです。

20210114i.JPG 20210114j.JPG

寺田駅で乗り換えます。…ココは本線立山線分岐する駅なので、
分かりやすいYの字の形をしており、真ん中今時珍しい三角形の
ホームになっています。

前回(5年前)に来た時はカメラに広角レンズなくて駒撮り
無理矢理繋げたパノラマもどき写真を作ったもんですが、やはり広角
で撮っても全て入れる事は不可能でした。

恐らくは昭和初期の建築なのでしょうが、駅の中央にある待合室
使われておらず施錠されていました。…広告のコルトン裏返ってる
のは、契約期限切れたからでしょうかね?

ココで立山行きの電車に乗り換え、まずは千垣と言う駅を目指します。

→次回に続く



※コメント・感想は→こちらまでお願い致します。

No.655 乗り鉄日誌>地方私鉄