新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

社員旅行2019夏 上田電鉄③

2019/07/09(Tue)

播磨下里お絵描き教室で、開催日などを書いて掲示する小さな黒板
必要になり、大海駅長「黒板ペイント」なるモノを買ってきました。

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…そう言えば私が小学生の頃、何年かに一度、黒板の塗り替えって
ありましたわ。上のような真っ黒の塗料ではなく、よくある濃い緑色
でしたが、何だか凄い技術のように感じたもんです。

学校以外黒板って言うと今でも、ほっこり系のカフェなどでは需要が
あるのかな?…21世紀になってもあの辺のセンスに関しては進化して
ナイ
ように思いますクラ駅長です。

さて社員旅行ですが、引き続き上田電鉄下之郷駅で、車庫周辺
色々と見学しております。

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検修庫反対側に、不自然にカーブした引込線があり、短かいホーム
駅舎のような建物が残っていました。

…コレは昭和38年まで存在した西丸子線ホーム跡だそうです。
建物内(元は待合室だった?)が鉄道資料館として改装されています
が、普段は非公開な所を今回は特別に見せて頂く事になりました。

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…一言で言うと「よく残してあるな」と言う感想になる室内ですね。
上田電鉄(過去の社名だと上田交通)は、最盛期には5本の路線
存在し、当地に一大ネットワークを築いてた事が分かります。

何れも昭和中期までに廃止されてしまい、私も実際に知ってるのは
別所線だけなのですが。

展示物の中には貨物用駅名スタンプがあったんですが、首都圏
関西の駅名も結構あるんです。…かつては生糸農産物などを運ぶ
貨物輸送盛んだった事が偲ばれました。

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続いては検修庫の裏にある謎のステンレス車です。

私は以前、乗り潰しで来た時から、ソノ存在が気になってましたので
「アレを見せて頂く事は出来ますか?」とお願いしてみたら、意外と
快諾して頂けました。

東急5200系と言う、日本で最古ステンレス車両のようです。
その見た目から「湯たんぽ」とか「銀ガエル」と呼ばれてたそうな。

2両が別所線に譲渡されて走ってましたが、廃車後に1両は東急に
戻され記念物として静態保存されています。そしてもぅ1両倉庫
としてココに残ったそうな。

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倉庫だから床下機器は殆どなく雨ざらしの状態ですが、キレイに残って
ますね。流石に東急車両のステンレス技術大したモノです。

…そして倉庫ではあるものの、イベント時には限定的公開されてる
ようで、運転席部分シートで保護されておりました。

思いがけず珍しいものを見せて頂き、社長楽しそうだし古参連中
盛り上がってましたね。

…今回も「私が提案した」と言う事に誰も気付いてないワケですが、
コレを言うとまた「見返りを期待してる」とか言うんでしょ。ふん

→次回に続く



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No.100 木村鉄道業務日誌