新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

阿佐海岸鉄道 DMV ②

2022/02/15(Tue)

そんな感じで世界初営業運転DMVですが、阿波海岸駅停留所
を過ぎると、いよいよモードチェンジを行ないます。

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元の線路車止めの横モードチェンジを行なう施設が作られて
います。地上には特殊な設備ないようで、タイヤの幅ギリギリ
があって、内側がステンレス製の板で覆われてる感じですね。

ココに車体を持ってくれば、これから乗るレールにピッタリ合わせる
事が出来るし、多少ブレても縁石で強引に修正出来るのでしょう。
ステンレスなら擦ってもタイヤは傷になりません

運転士さんがギアのPレンジサイドブレーキを確認し、モード
チェンジのスイッチを入れます。

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車内に自動音声で「阿波海南モードインターチェンジに到着しました。
只今から鉄道モードモードチェンジを行ないます。モードチェンジ、
スタート。」とコレ見よがしなアナウンスが流れました。

そして阿波踊りと思われるお囃子が約15秒流れ「フィニッシュ!」
と言う決め台詞モードチェンジが完了します。

…この無駄に凝った演出は誰が考えたのでしょう?棒読み自動
音声なので、殊に最後の「フィニッシュ!」が何とも間抜けだなと
思いましたクラ駅長です。

外観の変化としては、まず前方のボンネットから鉄道用の前輪
出てきてレールに接地。車体が前部を上にして僅かに傾きます
…正確な角度知りませんが車内での違和感は殆どありません

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そして後輪鉄道用の物が出現。4輪全てがレールに設置しました。
本来の後輪ダブルタイヤになってる内側の物が線路に接地した
ままであり、コレが動輪となって進むそうな。

…要するに鉄道用の車輪単なる案内車輪なだけで、前後とも
動力は伝わってナイ事になります。コレは意外でしたね。

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運転士さん車外に出て、車輪が正しく接地してるかを確認します。
その隙に運転席を撮ってみました。…構造としては一般的なAT車
と同じですね。コレなら私にも簡単に運転出来そうだ。

線路側の端っこには、やはり終端標識がありました。…こう言う所は
鉄道の規定正しく踏襲してあるのが面白い所です。

そして本来の線路に繋がるカーブから、阿佐東線に入ります。

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…車内から前方を見るに、やはり「バスが線路を走ってる」と言う
不思議な感覚がありますね。でも道路を走ってる時より遥かに静か
振動も殆どありません(…周辺の道路の状況悪かっただけか?)

速度計までは見えませんでしたが、モードチェンジのない海部~宍喰
の距離と時刻表から計算すると、表定速度約46km/h最高速度
60km/hぐらいでしょうか?

暫く走ると構造物だけが残ってる事で有名町内(まちうち)トンネル
が見え、海部駅に到着します。

→次回に続く



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No.1052 乗り鉄日誌>第三セクター路線