新・駅長日誌Ⅱ

では大井川鉄道本線の駅ノートの続きです。

今回は島田のルートインに２泊する予定で、結果的に合計４駅描く
事になりましたクラ駅長です。２日目は田野口から始める事にして
30kmあまりを回送してきました。…ココが面倒なのよ。




駅舎の外観も撮ったんですが、間違えて消してしまいました。
古い木造駅舎が適度にリフォームされており、時代物の映画の撮影
などにも使われるようです（※参考…前回に撮った物）。

元は交換可能な島式ホームの駅だったようですが駅舎に近い側の
線路と、更にソノ奥にあったと思われる貨物用の引込線はレール
が撤去されており、駐車場になっています。

…パーク＆ライドと言う事なのか、矢鱈と駐車車両が多いですね。
これなら軽トラックが１台ぐらい増えても怪しまれないでしょう。



こちらも無人駅ですが、駅舎内も有人駅時代の雰囲気が残って
います。恐らく「わざと」でしょう。何でもカンでも窓口をベニヤ板で
塞いでしまうよりはイイ事だと思います。

そして地域の方が「田野口駅花の会」と言う組織を運営しており、
「まちかど博物館」と言う事で駅務室の中も昔のままの感じで保存
されています。

…恐らくは高齢者がやってるボランティア的な組織であり、ホーム
ページのような物も見当たらないので、具体的な活動内容も開催日
もよく分かりません。まぁ田舎の無人駅にありがちな話です。



大井川鉄道の駅名票と言うのは、雰囲気重視なのか新しい物でも
レトロ調に作ってるフシがあり、同駅の物もソレに相当するようです。

駅舎を出た所に、高いハシゴが何本か立て掛けてありました。

コレは保線工事で架線などの高所用に使う物ですよね。…線路や
建物に沿って横向きに置けばいい物を、わざわざソレ用のステイ
まで作って縦に置いてあると言うのは珍しい気がしました。

てか子供の頃からの疑問なんですが、絶縁の観点から竹製の物
を使うのは分かるとして、何故真ん中付近が狭くなるような形なの
でしょう？…御存知の方があれば教えて下さい。



駅ノートは上記の「田野口花の会」が設置した物のようです。
ソレはいいんですが、前回に私が描いたページも含めた数枚が、
カナリ乱雑に破り取られていました。

日付の具合いから見て最近の事だと思われますが、コレでは以後
に他の絵師さんの訪問があっても分かりませんね。

…だから失くなるのは仕方ナイにしても理由を知りたいのよ。
破った人は「コレコレこう言う理由で破った」と書いておきなさい。



「田野口花の会」はノートの管理は適当なようですが、ソノ名の通り
花の栽培には長けてるようで、駅構内には様々な花が植えられて
います。季節的にツツジが満開で、アジサイも咲き始めてました。

駅舎内がレトロに保存されてるのと、ツツジの植え込みはホーム上
にもあったので、駅員一家が家族で住み込みつつ管理してる様子
を想像してみました。

静岡県立川根高校は、隣の駿河徳山が最寄駅です。
…娘が高校生ともなれば、ずっと駅に住んでると言うのも複雑な
思いがあるかも知れませんが、その辺はフィクションなので。

続く駿河徳山は昨日の下見でノートが失くなった事が分かりました
ので、飛ばして更に先の青部へ移動します。

※→次回に続く

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