新・駅長日誌Ⅱ

さて四国巡礼の旅ですが続いては第33番札所、高知市の雪蹊寺
（せっけいじ）にやって来ましたクラ駅長です。

私は特にこだわりなく、思い付いた順と言うか駅ノートの進捗に
合わせて回ってるワケですが、今回は36～33と「逆打ち」の状態
になっています。

…弘法大師は今でも各札所を順に回ってるとされていますから、
逆に回ってるとドコかで出会える筈である。…と言う事で、順に
回るより人気があるとも聞いた事がありますね。



鳥居を置いたら神社にしか見えないようなお寺でした。実際の所、
明治の廃仏毀釈運動で一時は衰退した事があるそうな。

…メジャーな札所の寺院まで潰しかけると言う、マイナス方向の
エネルギーに空恐ろしい物を感じました。

そんな事もあってか境内の建物は概ね新しい感じのが多いです。

札所の寺院にしては珍しく、境内に地場産の野菜やハチミツを売る
露店が出ていました。…カメラを向けると店番のおじさんに絡まれ
そうだったので、写真はありません。



隣に長宗我部元親を祀る秦神社と言う神社がありました。
コレが廃仏毀釈で寺が潰れた時に代わりに建てられた神社だそうな。

長宗我部元親は戦国時代に初めて四国を平定した比較的メジャー
な武将でしょう。同寺は彼によっても再興されたので、以来ココ
が長曾我部家の菩提寺にもなっています。

雪も渓谷も全く無さそうな高知の海沿いで「雪蹊寺」と言う寺号
なのは何に由来するんだろう？と思ったら長宗我部元親の法号
（戒名）である「雪蹊恕三大禅定門」から来てるのだそうです。



ココで御朱印を貰ったら、取り敢えず今回の予定は終了です。

…改めて地図で現在地を見たら、有名な桂浜に近い所だと分かり
ました。流石にもぅ観光する気力はないんですが、元来た方向
へ戻るのが面倒なので、浦戸大橋を渡って空港方面へ抜けます。

確かこの辺りは漫画家の西原理恵子氏の出身地だったわな。
丁度ソノ頃、娘さんのブログやTwitterアカウントが公開され理恵子氏
の「毒親っぷり」が話題になってました。

…確かに相当に変な人であろう事は分かります。
私も「恨みシュラン」や初期の「鳥頭紀行」辺りまでは好きだったん
ですが、途中で付いて行けなくなりました。

毒親研究家の社長（木村）は例の騒動をドノように見てたんでしょう？



ともあれ海岸沿いの道路に出ました。桂浜は学生時代の合宿で
行っただけですが、市街地の中心部から10kｍほど離れています。

…坂本龍馬がココに立って「日本の夜明けは近いぜよ！」とか、
わざわざソレだけ言いに来るには些か面倒な距離ですね。

当日は時々晴れ間が出るものの、風が強くて曇り気味なお天気で
波も少し高いように見えました。

そんな感じで浦戸大橋を渡って湾の東岸へ出ましたが、西原氏が
言うような「野良ペンギン」は見当たりませんでしたよ。



朝から色々と走り回って昼食がまだだったので、高速道路に入って
最初の南国サービスエリアに停まり、何か折角だから高知の名物を
と言う事でカツオのたたき丼を頂きました。

…御飯は冷めてる方がカツオの切り身には合うと思うんですが。

駅ノートは２箇所だけでしたが、札所巡りも進める事が出来たので
ネタが多く拾えるカンフル剤として丁度いい四国の旅でした。

続いては実家移住計画のネタを挟み、数合わせの単発ものとして
訪れた鳥取県の若桜鉄道若桜駅の報告に移ります。

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