新・駅長日誌Ⅱ

観光列車、駅ノート、鉄道保存施設、
廃線跡と猫ヨシヨシ。…稀に木村。
毎日更新します。

高安山③ おまけネタ

2022/09/05(Mon)

では1日空きましたがココで、高安山駅(ごじゅうからガーデン)関係の
「おまけネタ」を紹介して参りますクラ駅長です。

20220905a.JPG 20220905b.JPG

先述のように信貴山朝護孫子寺方向から同駅へ向かう場合、信貴
生駒スカイラインと言う有料道路を通る事になります。

本来コレは信貴山から生駒山上を経て阪奈道路府県境付近まで、
生駒山脈の尾根の上を南北に走る道路です。…夜は夜景がキレイ
なので、関西に住んでれば若い頃に一度は来る所でしょう。

上記の区間を本線とした場合、支線に相当する物が何本かあって、
高安山その1本と言う感じです。

20220905c.JPG 20220905d.JPG

信貴山から高安山までの料金設定ナイらしく、生駒山上まで
往復する格好になるようで、料金は990円でした。てか高安山
生駒山上には出口がなく戻ってくるしかありません。

ココは途中に大規模な公園墓地2箇所あるので「高安山を往復」
と言う買い方をするのは墓参り需要の客だけでしょうね。

2つ目の「信貴山公園墓地」高安山駅の真横ぐらいにあるので、
ココの駐車場に入れて約100m歩く感じになります。

20220905e.JPG 20220905f.JPG

…そして過去に「廃線跡を探る」のシリーズで紹介したように、高安山
から信貴山までは鉄道の廃線跡でもあります。

昭和5年信貴生駒電鉄が開通させた路線で、やはり朝護孫子寺
への参詣客を目当てにした物だったと思われます。

戦時中不要不急路線として休止され、戦後になってケーブルカー
復活したものの、山上の路線はそのまま廃止されてしまいました。

普通鉄道の乗換駅からケーブルカーが接続してる所は珍しくあり
ませんが、登った先更に普通鉄道があると言うケースは世界的
にも例が少なく、当然に日本で唯一の存在だったようです。

20220905g.JPG 20220905h.JPG

その廃線跡道路となり、現在は近鉄の路線バス朝護孫子寺
まで行けるワケですが、寺の拝観時間ケーブルカーのダイヤに
合わせた物らしく、日中のみで概ね40分に1本の運転です。

調べてみると片道の所要時間約10分であり、通常は1台のバス
往復してるようです。見てると運転手さんの休憩室がココにある
ので、「行ってすぐ帰り20分待機」と言う感じだと思われました。

要は運行時間中の約半分はココにバスが停まってる事になるし、
ケーブルカーに合わせたスジなら大抵はバスが居るのろ一家
のように「来ないから歩こう」と言うケースは殆ど起こりません

20220905i.JPG
「ごじゅうからガーデン」の展望台
絵を描こうとしたら、常連らしい
老夫婦の先客が居ました。

まず私が2冊あるうちの古い方の
ノートから見ようとしたら、親切心
なのか「それ古い方や」タメ口
教えて下さりやがりました。

…ああ、苦手なパターンですよ。

例えばスポーツジムでも何でもいいんですが、自分のペースで
やりたいのに「教えたがりの老人」に辟易として行かなくなった
と言う話が意外とあるらしいと言うのを知りました。

こう言うのが鬱陶しいから出来るだけ平日に行くんですが、老人
毎日が日曜日みたいなもんなのでしょう。

他にも途中で、矢鱈と独り言が多くペットボトルの飲み物を矢鱈と
音を出して飲むオッサンとかが来ました。…何かのアピールだった
のかも知れませんが、頑として振り向いてやりませんでした。

「公園への来訪者」と言う同じ立場でお互いに初対面なんですから、
用事があるなら丁重に話し掛けて下さい。

世間が夏休みに入り、列車観光地宿泊施設などが無駄に混む
時期になってきましたが、運よく取れた所があるので少し遠出
してみましょう。

いよいよと言うか何と言うか、のと鉄道廃線区間の乱立エリア
踏み込む事に致します。…正直に言えば娯楽より「苦行」なイメージ
なんですが、果たして無事にコンプリート出来ますものやら?




※コメント・感想は→こちらまでお願い致します。

No.1254 駅長が見た風景