読み書き聞き の勘違いについて…
2022/12/11(Sun)
日々暮らしてると色んな勘違いが存在するものです。今回はソレに
ついて、私しか覚えてナイ(又は経験しない)と思われるような些細
なネタを幾つか取り扱ってみたいと思いますクラ駅長です。
まず「読み間違い」として覚えてる話を2題ほど行きましょうか。
小学校の高学年の時だったと思うんですが、国語の教科書に以下
のようなネタが載ってました。…メインの単元に挟まったコラム記事
的な所だったと思うんですが。
ある男の子が歯医者さんに行ったら、入口に「都合により本日休診」
と言う貼り紙が出てる。で彼は「都合」を「とごう」と読んでしまい、
「ああ、東京都内の歯医者さんが会合を開くんだろう(だから休み)。」
だと思ったそうなんです。
…コレは実際にあった話なのか単に編集者の思い付きなのかは
不明ですが、東京以外の人間にとっては出てこない発想でしょう。
だから日本の子供の大多数はこんな捻くれた間違い方もしないと
思われます。恐らくは出版社が東京にあったからに過ぎません。
こんな物を全国区の教科書に載せてる方が変だと思いました。
話は変わりますが「ドラえもん」の秘密道具の中に「地平線テープ」
と言う物が存在します。
紙テープ状の物を柱と柱の間などに張ると、そこに全く何もナイ
異次元空間が出現して地平線が見えると言う物なんですが、この話
は冒頭でのび太が「地平線」を「ちだいらせん」と読んでしまった事
から始まっていました。
「ちだいら線ってのはドコを走ってる電車だろう?」みたいな事な。
それに対してのび太のママが「地平線も知らないなんて嘆かわしい」
と言い「だって見た事ないもん」と言う流れから、ドラえもんが件の
テープを出す展開になってました。
話は逸れますがのび太のママと言う人は、のび太の成績の悪さに
対して嘆いたりガミガミ言うだけで、勉強を見てやるとか学習塾に
通わせるとか、具体的な対策を何もしないんですよね。アレでは
改善しないのも当たり前でしょう。
…ともあれ当時のび太と同世代だった私は、「ちだいらせん」と読む
方が難しくナイか?と思った記憶があります。
恐らく作者の藤子F氏が思い付いたか聞き込んだネタが発端なの
でしょうが、少なくとも私には出てこない発想です。同世代の読者に
すると「僕はのび太より頭が悪いのか?」ってショック大きいですよ。
続いて「書き間違い」ですが、私の本名には「毅」と言う古くて説明
しにくい漢字が含まれています。
コレを口頭で説明するのが面倒だから、何事かを電話で申し込む
のも嫌いなのですが、昔から書き間違いも多いですね。
何かの名簿に載せられた場合、手書きが主流だった頃は偏部分の
「ちょんちょん」が抜けてるとか頻繁にあったし、全体的な間違い
だと貝殻の「殻」とか穀物の「穀」とか。
…一般的な字ではナイ事は自覚してるから失礼だとか思わないん
ですが、人名としてアリ?と考えないんでしょうか。またワープロ
ソフトで打ち出した物なら、どうやって変換したんでしょう?
一応、口頭で説明する場合は「毅然とした態度」の「毅」、1文字の
名前だと「つよし」「たけし」などの「き」。…と言うんですが、正しく
伝わる率は8割程度でしょうか?
「同じ字を使ってる有名人とか居たら便利なのに」と思ってた所へ
出てきたのがボクシングの亀田兄弟ですね。…「なに毅」だったか
忘れましたが、アレはガラが悪いので使いたくありません。
昨今のDQNネームほどではナイけど、私も昔から苦労してます。
最後が「聞き間違い」ですか。最も苦労したのが「対母親」です。
…どう言うワケか音声(殊に歌声)を正しく認識出来ない人で、
テレビのCMソングとかスーパーマーケットの店内で流れてる
オリジナルソングを難解な言葉に捉えてしまう癖がありました
(まだ生きてますが)。
いわゆる「空耳アワー」みたいな事ですね。具体例はココで説明
しても伝わらないと思うので割愛しますが、似たような話なら何か
で読んだ事があります。
「リゲイン」と言う栄養ドリンクがありますが、昔コレに関して
「黄色と黒は勇気のしるし」と言うCMソングがありましたわな。
やはりソレを「ヒーラータークーラは勇気のしるし」と聞き取って
しまった人(多分おばさん)が居て、「意味が分かりません」と
メーカーに投書があったらしいのです。
担当の人は「これは『黄色と黒は』と言う歌詞で、商品のデザイン
をイメージした物です。」と丁寧に回答していました。
基本的に言葉として存在しない音の羅列に聞き間違えるので
意味なんかある筈もなく、理解出来ないのが当たり前でしょう。
…私の母親の場合、困ったのがソレを私に聞かせて正しい歌詞を
知ろうとする事。こっちが別の用事をしててもテレビの前に呼び付け
られるとか、買い物に同行させられるとか。
私は耳がいい方なので、老人の「耳が遠い」と言う状況が分からず
訊いた事があるんですが、母の場合は音量が届いてナイのではなく
「わちゃわちゃした感じで細部が聞き取れない」と言ってました。
…以前にも書いたようにコレは「聴覚情報処理障害」と言うらしい
ですが、戦前生まれでは気の利いた診断もなかったようです。
何にせよ「変だな」と感じたら「じゃあ正解は何なんだ?」と言う事
まで考えて、場合によっては自分で調べ、人に訊くのはソレでも
分からない場合だけにして欲しいもんです。
…今後は自分も老人になっていくワケですから、その辺のプロセス
を省略せず生きて行く事を心掛けようと思いますよ。
※→次回に続く
※コメント・感想は→こちらまでお願い致します。
ついて、私しか覚えてナイ(又は経験しない)と思われるような些細
なネタを幾つか取り扱ってみたいと思いますクラ駅長です。
まず「読み間違い」として覚えてる話を2題ほど行きましょうか。
小学校の高学年の時だったと思うんですが、国語の教科書に以下
のようなネタが載ってました。…メインの単元に挟まったコラム記事
的な所だったと思うんですが。
ある男の子が歯医者さんに行ったら、入口に「都合により本日休診」
と言う貼り紙が出てる。で彼は「都合」を「とごう」と読んでしまい、
「ああ、東京都内の歯医者さんが会合を開くんだろう(だから休み)。」
だと思ったそうなんです。
…コレは実際にあった話なのか単に編集者の思い付きなのかは
不明ですが、東京以外の人間にとっては出てこない発想でしょう。
だから日本の子供の大多数はこんな捻くれた間違い方もしないと
思われます。恐らくは出版社が東京にあったからに過ぎません。
こんな物を全国区の教科書に載せてる方が変だと思いました。
話は変わりますが「ドラえもん」の秘密道具の中に「地平線テープ」
と言う物が存在します。
紙テープ状の物を柱と柱の間などに張ると、そこに全く何もナイ
異次元空間が出現して地平線が見えると言う物なんですが、この話
は冒頭でのび太が「地平線」を「ちだいらせん」と読んでしまった事
から始まっていました。
「ちだいら線ってのはドコを走ってる電車だろう?」みたいな事な。
それに対してのび太のママが「地平線も知らないなんて嘆かわしい」
と言い「だって見た事ないもん」と言う流れから、ドラえもんが件の
テープを出す展開になってました。
話は逸れますがのび太のママと言う人は、のび太の成績の悪さに
対して嘆いたりガミガミ言うだけで、勉強を見てやるとか学習塾に
通わせるとか、具体的な対策を何もしないんですよね。アレでは
改善しないのも当たり前でしょう。
…ともあれ当時のび太と同世代だった私は、「ちだいらせん」と読む
方が難しくナイか?と思った記憶があります。
恐らく作者の藤子F氏が思い付いたか聞き込んだネタが発端なの
でしょうが、少なくとも私には出てこない発想です。同世代の読者に
すると「僕はのび太より頭が悪いのか?」ってショック大きいですよ。
続いて「書き間違い」ですが、私の本名には「毅」と言う古くて説明
しにくい漢字が含まれています。
コレを口頭で説明するのが面倒だから、何事かを電話で申し込む
のも嫌いなのですが、昔から書き間違いも多いですね。
何かの名簿に載せられた場合、手書きが主流だった頃は偏部分の
「ちょんちょん」が抜けてるとか頻繁にあったし、全体的な間違い
だと貝殻の「殻」とか穀物の「穀」とか。
…一般的な字ではナイ事は自覚してるから失礼だとか思わないん
ですが、人名としてアリ?と考えないんでしょうか。またワープロ
ソフトで打ち出した物なら、どうやって変換したんでしょう?
一応、口頭で説明する場合は「毅然とした態度」の「毅」、1文字の
名前だと「つよし」「たけし」などの「き」。…と言うんですが、正しく
伝わる率は8割程度でしょうか?
「同じ字を使ってる有名人とか居たら便利なのに」と思ってた所へ
出てきたのがボクシングの亀田兄弟ですね。…「なに毅」だったか
忘れましたが、アレはガラが悪いので使いたくありません。
昨今のDQNネームほどではナイけど、私も昔から苦労してます。
最後が「聞き間違い」ですか。最も苦労したのが「対母親」です。
…どう言うワケか音声(殊に歌声)を正しく認識出来ない人で、
テレビのCMソングとかスーパーマーケットの店内で流れてる
オリジナルソングを難解な言葉に捉えてしまう癖がありました
(まだ生きてますが)。
いわゆる「空耳アワー」みたいな事ですね。具体例はココで説明
しても伝わらないと思うので割愛しますが、似たような話なら何か
で読んだ事があります。
「リゲイン」と言う栄養ドリンクがありますが、昔コレに関して
「黄色と黒は勇気のしるし」と言うCMソングがありましたわな。
やはりソレを「ヒーラータークーラは勇気のしるし」と聞き取って
しまった人(多分おばさん)が居て、「意味が分かりません」と
メーカーに投書があったらしいのです。
担当の人は「これは『黄色と黒は』と言う歌詞で、商品のデザイン
をイメージした物です。」と丁寧に回答していました。
基本的に言葉として存在しない音の羅列に聞き間違えるので
意味なんかある筈もなく、理解出来ないのが当たり前でしょう。
…私の母親の場合、困ったのがソレを私に聞かせて正しい歌詞を
知ろうとする事。こっちが別の用事をしててもテレビの前に呼び付け
られるとか、買い物に同行させられるとか。
私は耳がいい方なので、老人の「耳が遠い」と言う状況が分からず
訊いた事があるんですが、母の場合は音量が届いてナイのではなく
「わちゃわちゃした感じで細部が聞き取れない」と言ってました。
…以前にも書いたようにコレは「聴覚情報処理障害」と言うらしい
ですが、戦前生まれでは気の利いた診断もなかったようです。
何にせよ「変だな」と感じたら「じゃあ正解は何なんだ?」と言う事
まで考えて、場合によっては自分で調べ、人に訊くのはソレでも
分からない場合だけにして欲しいもんです。
…今後は自分も老人になっていくワケですから、その辺のプロセス
を省略せず生きて行く事を心掛けようと思いますよ。
※→次回に続く
※コメント・感想は→こちらまでお願い致します。
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