新・駅長日誌Ⅱ

…そんな感じで近鉄西信貴鋼索線の高安山で駅ノートを描き終え、
取り敢えずの目標値（４枚）を達成しましたので、今回も同駅に関する
「おまけネタ」に続ける事に致しますクラ駅長です。



まずは今回のネタにした「開運橋」について紹介しておきましょう。
高安山駅からバスで朝護孫子寺側の終点まで行き、ココからお寺
へ至る参道の途中にあります。

昭和５年にケーブルカーと山上線の電車が開業したワケですが、
途中に大きな池（現在はダム湖）があり、朝護孫子寺へ至るには
大きく迂回する道しかありませんでした。

その短絡ルートとして、昭和６年に完成した橋なのだそうです。

…昔から存在は知ってる橋ですが、いつも塗装がキレイに保たれ
てるし、バンジージャンプと言う現代的な設備があるもんだから、
そんなに古い物だとは思いませんでした。

私はソノ方面に関して不勉強なのでよく知らないんですが、この
種の橋（カンチレバー式…片持ち式のトラス橋）として日本最古
の物だと言う事で、文化財指定を受けています。



そんな開運橋を横に見つつ、少し先にある料金所から信貴生駒
スカイラインに入ります。

駅ノートとは言いつつ実際に駅に置いてある物ではナイし、現地
へ行くのに道路代（往復990円）を払うんだから、文句を言われる
筋合いはナイでしょう。

途中に１つトンネルがありますが、ココは元が鉄道だった廃線跡
なので、道路にしては緩やかなカーブでしょ。

…昭和５年の開通で戦時中に休止になったと言う事は約15年か。
鉄道路線としては短命です。ケーブルカーで登った先に、更に
普通鉄道があると言うのは、世界的にも珍しかったようですが。



そんな信貴生駒スカイラインで、高安山へ寄らずに生駒山脈の
尾根の上を走っていくと生駒山へ至ります。

ココにも別名を「生駒聖天」という宝山寺があり、普段から地元の
人の信仰を集めています。…一般的に「商売繫盛祈願の寺」と言う
イメージが強いから、ガメつい大阪人に喜ばれるんでしょうね。

…尾根の上の道路も最近は殆ど走ってませんな。夜景スポット
だから若い頃はよく遊びに行きましたが、最近は用事がナイので。
と言う事で、ココから高安山の話に戻しましょう。



西信貴鋼索線は昨年の８月から９月にかけて、落雷による電気
設備の故障で不通になっていた時期がありました。…私は前回
は同年の７月に来たので、その前と言う事になります。

駅ノートにも、不通時に訪れた人の感想などが書いてありますね。

…欄外の「雷様の怒りをかって」と言う部分は管理者さんの返信
でしょう。ココは幾つかの公園墓地へのアクセス手段も兼ねてる
ので、お盆の時期に止まると確かに面倒だわな。

訪問が昨年末の事なので、この時点では予定の話なんですが、
今回の大晦日から元旦にかけては例年通りにケーブルカーも
終夜運転が行われたようです。信貴山は初詣客にも人気です。



…そして当日の気温は２℃。寒いからノートを持ち出して車の
中で描く事も考えましたが、一応は針金で建物の柱と繋いで
ある＆結構な距離なのでヤメておきました。

その代わり、冬場に重宝するガスストーブを持ち込んでいます。
コレだけ吹きっ曝しなら空気が悪くなる事もないでしょう。

比較的近い所なので、大和路線の河内堅上とセットで回る事が
多いんですが、他にも用事があったので日を改め、河内堅上は
2022年最後の駅ノートとして、大晦日に行く羽目になりました。

※→次回に続く

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