新・駅長日誌Ⅱ

ではココで俄かに活発になりつつある実家移住計画の報告を挟む
事に致しますクラ駅長です。…前回の続きとして、離れのリフォーム
に着手した所からですね。



襖や障子などの建具類に続いて、畳も専門の業者さんに表面を
張り替えて貰うので、同じ日にマトメて搬出されて行きました。

…離れは家の南側にあって最終的に私の両親が１部屋ずつで
住んでたんですが、歳を取ると布団での寝起きがツラくなって
ベッドを入れるし、母は大きな箪笥を持ち込むし…

畳の部屋には相応しくナイ重量物と、父が喫煙者だったので煙草
のコゲなどもあり、カナリ傷んでおりました。

古い畳表は処分するから、畳屋さんは位置の覚書きなどを油性
ペンで色々と直接書きこんでしまうんですね。

コレはお店によって違うのか、業界として統一された何かがある
のかは不明ですが「こう書いてあるのにコレは変だ」とか…刑事
ドラマのネタの１つに使えそうな気がしました。

…細かい所が気になってしまう悪い癖を持った刑事さんが異変に
気付いたりするんでしょう。



建具と畳が無くなったら、大工さんが入って壁を貼り替える作業
になります。元は内装用の土壁なんですが、ソレを塗り替えるより
ベニヤ板＋壁紙を貼る方が安く上がるんだそうです。

離れは基本的に普段は使わない所ですが、今回は母屋に住んだ
状態で日中に作業をお願いしてるので、夜に帰って進捗状況を見る
のも楽しみでした。

ベニヤ板は特殊なステープラーで留めるらしいんですが、やはり
プロが専門の道具を使うとキレイに仕上がるもんですね。



そんな感じで続けて壁紙を貼れば完成なのですが、ココで予期
せぬアクシデントが発生しました。…どうも業者さんが壁紙の
品番を間違えたらしいのです。

出来るだけ元のイメージに近い物をと思って、茶色系の土壁っぽい
デザインの物を発注したんですが、コレは明らかに白いし洋室に
使うようなタイプの物ですよね。

…担当の営業さんが気付いて急遽貼り直しになったので、ココで
工期が延びてしまいました。壁紙が完成しないと外したエアコン
の再設置も出来ないらしいのです。

年末ギリギリの時期だったんですが、何とか年内にと言う事で夕方
暗くなるまで作業が続いたらしいです。お疲れ様でした。



私はリフォーム一式を扱う業者さんに発注してるワケですが、そこ
から内装、電気、建具、畳とそれぞれの分野のお店に仕事を割り
振るようで、１つが遅れると他へも影響が及ぶらしいのです。

…国鉄時代の東北地方のダイヤみたいな事になってるんですね。
ともあれ最後に、貼り替えた建具と畳を入れて貰えば完成です。

…一気にやってくれりゃ助かったんですが、それぞれに業者さん
が違うもんで、建具が朝の11時で畳が夕方16時とか、中途半端な
待ち時間が生じてドコへも行けず退屈でした。



床の間などの拭き掃除がまだなのと、テレビのアンテナ線の処理
が出来てませんがコレで離れの２間は概ね完成でしょう。

…ココは来客を泊める部屋にするんですが、古い民宿より幾らか
キレイに仕上がったと思います。鉄道模型合宿が楽しみですね。

タイムラグの関係でココまでが2022年の流れです。年明けからは
給湯器の修理と、いよいよ庭の改修工事が入る事になります。

庭が広くなったら雨戸の塗装などの作業もしやすくなるだろうから、
暖かくなる春頃までに準備が出来ればと思います。

※→次回に続く

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